2024.8.22

映画『インサイド・ヘッド2』主人公ライリー役・横溝菜帆さんインタビュー

『インサイド・ヘッド2』で主人公・ライリー役を務めるのは、数々のドラマやアニメなどで大活躍中の俳優、横溝菜帆さん。家族と行く“釣り”が趣味だという16歳の横溝さんは、ライリーと同世代。同世代だからこそ共感できる役柄のことや、魅力的な『インサイド・ヘッド2』のキャラクターたちについてもお話を伺いました!
 
 

横溝菜帆さんインタビュー

―――大人も泣ける、すごく温かくて自分のことを本当に好きになれる映画だと感じました。まずは、『インサイド・ヘッド2』で主人公のライリー役を演じることが決まった時の気持ちから教えてください。

横溝
:母と二人でいた時にマネージャーさんから電話がかかってきて、本当にとにかく嬉しくてめちゃくちゃ綺麗なキャーが出ました。すごく高いキャー!(笑)。叫んでぴょんぴょん跳ねながら喜びました。オーディションに向けてこれでもか!というくらい頑張って練習して受かったので、本当に嬉しかったです。
 
―――前作は観ていましたか?

横溝
:小学校1年生くらいの時に、友達とその家族と映画館で観ました。その時からすごくカラフルでかわいいキャラクターが描かれていて、映像も綺麗だしすごく感動しました。
 
―――前作から成長したライリーが大人になっていく姿が描かれています。ご自身が、ライリーを演じる『インサイド・ヘッド2』を観てどのように感じましたか?

横溝
:本当にライリーをやったんだってすごく実感できて、でも、そんなに自分の声なんだというのがあまりなくて。すごく作品に惹きこまれて観ることができましたし、改めて本当に素敵な作品に携わらせてもらえて有難いと思いました。
 
―――自分の声じゃないと思ったのですか?

横溝
:もちろん、素の私の声が少し出ちゃった部分もあったりしたんですけど、基本的には「あ、これ私の声なんだな」って客観的に観られて、すごく作品を楽しむことができました。本当にやりきった感、達成感がありましたね。
―――今作で、ライリーはちょうど横溝さんと同年代くらい。ライリーを演じる上で大切にしたことはどんなところですか?

横溝
:今回もライリーが色々な感情に悩まされていたりするので、観ている人がライリーを応援したくなるような、「ライリーわかるよ!」って思ってもらえるように工夫しました。例えば、感情の起伏を激しくしたりとか、悲しいところは本当に涙が出るそうになるくらい自分の中でも悲しんで収録したりしました。
 
―――今回の作品を演じるにあたって参考にしたことは何かありましたか?

横溝
:前作の『インサイド・ヘッド』は何度も観て、ライリーは無邪気でかわいい子だなとかすごく研究したりして。収録の時も、それぞれの感情のキャラクターの表情を自分で作りながら演じていました。ムカムカとかだったら本当にめちゃくちゃ嫌な顔をしながら収録したり。(笑)
―――横溝さんは、声優としても俳優としても色々な作品に出演されていらっしゃいますが、声優として演じる時と俳優として演じる時の違いはありますか?

横溝
:声優さんの方がはっきり言わなければいけない気がします。声の中の雑音というか、無駄なものを無くして、スッと声を出すというか…。本当に声優さんたちは声が綺麗なので、それに負けないように声も意識していたんですけど、役に寄り添ってこの役の一番の味方になってあげてなりきるっていうところでは俳優も声優も同じだなって思います。
 
―――本当に色々なアニメーション作品の声優を務めていると思いますが、この“ライリー”という役に難しさ感じた部分はありましたか?
横溝
:アイスホッケーの試合の時のセリフじゃないんですけど、シュートする瞬間の強い力みなどの“息遣い”ですね。アイスホッケーをやったこともないし、スケートも苦手なんですね。でも、そこは本当に洋服のすれた音とかがマイクに乗らないように頑張りながら、右手に力入れて録っていました。

―――今まで出したことない声だったりしたのですか?

横溝:そうですね。アメリカのライリーの声を流しながら収録していたんです。アメリカは日本よりも感情表現が豊かだったので、合わせるのがちょっと大変だったんですけど、監督さんとたくさん相談しながら頑張りました。
―――相談しながら作品をつくっていく中で、監督に言われたアドバイスなど印象に残っていることはありますか?

横溝
:全部のシーンを何度も練習して、監督さんと話し合ってやる中で「等身大でやってね」と言われたことを覚えています。自分の中でもライリーに共感できる部分がすごくあったので、「私はライリーなんだ」と思いながら収録していました。
 
―――ライリーに共感できる部分があったということですが、『インサイド・ヘッド2』ではライリーが大人になるための感情がたくさん出てきて頭の中が複雑になっていきます。
ライリーのように複雑な感情を感じる瞬間はありますか?

横溝
:新しい4つの感情は、私も高校に入ってからたくさん頭の中に来ることが多いなっていう感情なのでそこがすごく共感できますね。
―――横溝さんの頭の中に最近1番出てくるキャラクターは何ですか?

横溝
:うーん、“シンパイ”…。あ、でも基本は前向きで、頭の中結構ハッピーなことが多いので“ヨロコビ”なんですけど。こういうお仕事しているとプレッシャーがかかる場面があるので“シンパイ”ですかね。そういえば、さっきバスでふと思ったんですけど、私、手がちっちゃくて指が短いんですよ。それを友達に言われたことがあって、“ハズカシ”でした。だいぶ恥ずかしいです、これは。(笑)

 ―――たくさんのキャラクターが出てくると思いますが、一番お気に入りのキャラクターを教えてもらえますか?

横溝
: “イイナー”がすごく好きで、ずっと羨ましがっているあのキラキラした目がすごく可愛いなって思います。

―――日本のキャラクターに近い感じもしますよね。

横溝:うん、本当に可愛い!

―――私はダリィが好きです(笑)

横溝:あ、ダリィもありますよね。勉強だるいとかあります、あります。(笑)
 
 

誰もが共感できる、大人になるための物語

『義母と娘のブルース』などのドラマや、『ソウルフル・ワールド』、『グリンチ』などで声優も務める横溝さん。子役の頃のかわいらしさはそのままに、丁寧にお話してくださったのが印象的でした。小学生の時に観たという『インサイド・ヘッド』に参加できることが決まった時のヨロコビがひしひしと伝わってきました。主人公・ライリーと同世代の横溝さんが等身大で演じた『インサイド・ヘッド2』をぜひ劇場で。“どんな感情も無駄ではない”と、横溝さん演じるライリーと感情たちが気付かせてくれるはず。

作品情報

監督
ケルシー・マン (『モンスターズ・ユニバーシティ』、『2分の1の魔法』)
脚本
メグ・レフォヴ
製作
マーク・ニールセン (『トイ・ストーリー4』)
日本版声優
大竹しのぶ (カナシミ)、多部未華子 (シンパイ)、 横溝菜帆 (ライリー)、村上 (マヂカルラブリー/ハズカシ)、小清水亜美 (ヨロコビ)、小松由佳 (ムカムカ)、落合弘治 (ビビリ)、浦山迅 (イカリ)、花澤香菜 (イイナー)、坂本真綾 (ダリィ)、武内駿輔 (ブルーフィー)、花江夏樹 (ポーチー)、中村悠一 (ランス・スラッシュブレード)

横溝菜帆さんインタビュー

―――大人も泣ける、すごく温かくて自分のことを本当に好きになれる映画だと感じました。まずは、『インサイド・ヘッド2』で主人公のライリー役を演じることが決まった時の気持ちから教えてください。

横溝
:母と二人でいた時にマネージャーさんから電話がかかってきて、本当にとにかく嬉しくてめちゃくちゃ綺麗なキャーが出ました。すごく高いキャー!(笑)。叫んでぴょんぴょん跳ねながら喜びました。オーディションに向けてこれでもか!というくらい頑張って練習して受かったので、本当に嬉しかったです。
 
―――前作は観ていましたか?

横溝
:小学校1年生くらいの時に、友達とその家族と映画館で観ました。その時からすごくカラフルでかわいいキャラクターが描かれていて、映像も綺麗だしすごく感動しました。
 
―――前作から成長したライリーが大人になっていく姿が描かれています。ご自身が、ライリーを演じる『インサイド・ヘッド2』を観てどのように感じましたか?

横溝
:本当にライリーをやったんだってすごく実感できて、でも、そんなに自分の声なんだというのがあまりなくて。すごく作品に惹きこまれて観ることができましたし、改めて本当に素敵な作品に携わらせてもらえて有難いと思いました。
 
―――自分の声じゃないと思ったのですか?

横溝
:もちろん、素の私の声が少し出ちゃった部分もあったりしたんですけど、基本的には「あ、これ私の声なんだな」って客観的に観られて、すごく作品を楽しむことができました。本当にやりきった感、達成感がありましたね。
―――今作で、ライリーはちょうど横溝さんと同年代くらい。ライリーを演じる上で大切にしたことはどんなところですか?

横溝
:今回もライリーが色々な感情に悩まされていたりするので、観ている人がライリーを応援したくなるような、「ライリーわかるよ!」って思ってもらえるように工夫しました。例えば、感情の起伏を激しくしたりとか、悲しいところは本当に涙が出るそうになるくらい自分の中でも悲しんで収録したりしました。
 
―――今回の作品を演じるにあたって参考にしたことは何かありましたか?

横溝
:前作の『インサイド・ヘッド』は何度も観て、ライリーは無邪気でかわいい子だなとかすごく研究したりして。収録の時も、それぞれの感情のキャラクターの表情を自分で作りながら演じていました。ムカムカとかだったら本当にめちゃくちゃ嫌な顔をしながら収録したり。(笑)
―――横溝さんは、声優としても俳優としても色々な作品に出演されていらっしゃいますが、声優として演じる時と俳優として演じる時の違いはありますか?

横溝
:声優さんの方がはっきり言わなければいけない気がします。声の中の雑音というか、無駄なものを無くして、スッと声を出すというか…。本当に声優さんたちは声が綺麗なので、それに負けないように声も意識していたんですけど、役に寄り添ってこの役の一番の味方になってあげてなりきるっていうところでは俳優も声優も同じだなって思います。
 
―――本当に色々なアニメーション作品の声優を務めていると思いますが、この“ライリー”という役に難しさ感じた部分はありましたか?
横溝
:アイスホッケーの試合の時のセリフじゃないんですけど、シュートする瞬間の強い力みなどの“息遣い”ですね。アイスホッケーをやったこともないし、スケートも苦手なんですね。でも、そこは本当に洋服のすれた音とかがマイクに乗らないように頑張りながら、右手に力入れて録っていました。

―――今まで出したことない声だったりしたのですか?

横溝:そうですね。アメリカのライリーの声を流しながら収録していたんです。アメリカは日本よりも感情表現が豊かだったので、合わせるのがちょっと大変だったんですけど、監督さんとたくさん相談しながら頑張りました。
―――相談しながら作品をつくっていく中で、監督に言われたアドバイスなど印象に残っていることはありますか?

横溝
:全部のシーンを何度も練習して、監督さんと話し合ってやる中で「等身大でやってね」と言われたことを覚えています。自分の中でもライリーに共感できる部分がすごくあったので、「私はライリーなんだ」と思いながら収録していました。
 
―――ライリーに共感できる部分があったということですが、『インサイド・ヘッド2』ではライリーが大人になるための感情がたくさん出てきて頭の中が複雑になっていきます。
ライリーのように複雑な感情を感じる瞬間はありますか?

横溝
:新しい4つの感情は、私も高校に入ってからたくさん頭の中に来ることが多いなっていう感情なのでそこがすごく共感できますね。
―――横溝さんの頭の中に最近1番出てくるキャラクターは何ですか?

横溝
:うーん、“シンパイ”…。あ、でも基本は前向きで、頭の中結構ハッピーなことが多いので“ヨロコビ”なんですけど。こういうお仕事しているとプレッシャーがかかる場面があるので“シンパイ”ですかね。そういえば、さっきバスでふと思ったんですけど、私、手がちっちゃくて指が短いんですよ。それを友達に言われたことがあって、“ハズカシ”でした。だいぶ恥ずかしいです、これは。(笑)

 ―――たくさんのキャラクターが出てくると思いますが、一番お気に入りのキャラクターを教えてもらえますか?

横溝
: “イイナー”がすごく好きで、ずっと羨ましがっているあのキラキラした目がすごく可愛いなって思います。

―――日本のキャラクターに近い感じもしますよね。

横溝:うん、本当に可愛い!

―――私はダリィが好きです(笑)

横溝:あ、ダリィもありますよね。勉強だるいとかあります、あります。(笑)
 
 

誰もが共感できる、大人になるための物語

『義母と娘のブルース』などのドラマや、『ソウルフル・ワールド』、『グリンチ』などで声優も務める横溝さん。子役の頃のかわいらしさはそのままに、丁寧にお話してくださったのが印象的でした。小学生の時に観たという『インサイド・ヘッド』に参加できることが決まった時のヨロコビがひしひしと伝わってきました。主人公・ライリーと同世代の横溝さんが等身大で演じた『インサイド・ヘッド2』をぜひ劇場で。“どんな感情も無駄ではない”と、横溝さん演じるライリーと感情たちが気付かせてくれるはず。

作品情報

監督
ケルシー・マン (『モンスターズ・ユニバーシティ』、『2分の1の魔法』)
脚本
メグ・レフォヴ
製作
マーク・ニールセン (『トイ・ストーリー4』)
日本版声優
大竹しのぶ (カナシミ)、多部未華子 (シンパイ)、 横溝菜帆 (ライリー)、村上 (マヂカルラブリー/ハズカシ)、小清水亜美 (ヨロコビ)、小松由佳 (ムカムカ)、落合弘治 (ビビリ)、浦山迅 (イカリ)、花澤香菜 (イイナー)、坂本真綾 (ダリィ)、武内駿輔 (ブルーフィー)、花江夏樹 (ポーチー)、中村悠一 (ランス・スラッシュブレード)

柴田平美

映画ライター

映画ライター。ねむろ観光大使。UHBの情報番組「いっとこ!」の映画コーナーで俳優や監督のインタビューを6年間担当し、およそ100作品近く携わってきました。私が初めて観た映画は『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(2001)。故郷・根室に映画館がなかったため、観たい映画があると隣町の釧路まで行って観ていました。映画館では、一番後ろの真ん中で、ひとりで観るのが好き。ジャンルは、ラブ・ファンタジー・アクションを中心に、話題作をチェックしています。皆さんの心に残る映画を見つけるきっかけとなれますように。

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