2024.10.3

映画『スオミの話をしよう』主演の長澤まさみさん・三谷幸喜監督にインタビュー!

三谷幸喜監督、5年ぶりの最新作『スオミの話をしよう』。脚本と監督をつとめた三谷幸喜さん、大富豪の妻であり謎の女・スオミを演じた主演の長澤まさみさんにUHBアナウンサーの柴田平美がインタビュー!

三谷幸喜監督・長澤まさみさんインタビュー


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――三谷さん、完成した作品を見た率直な感想から教えてください!
 
三谷:私が観た感想ですか?初めて聞かれたような気がします(笑)。面白い作品だと思いました。なんだか舞台を観ているような感じがしました。
 
―――長澤さんはいかがですか?
 
長澤:初めて観た時は、三谷さん好みの作品だなと。ワンシチュエーションで終わるドタバタ劇だったりもするので、そこがきっと舞台っぽさを出してるのかなという風に思いましたし、実際そこで色々な事件が起こっていくという物語が私自身も好きなタイプの映画だったので、観ていて自分が出ていないシーンもハラハラ、わくわく、たくさん笑わせてもらえるような楽しい映画になっています。観た後はなんだかこんな映画観たことないなっていう…最後はミュージカルシーンで終わるので、きっとたくさんの方に驚いてもらえるような楽しい作品が出来上がったんじゃないかなと思いました。

三谷:僕がもともと舞台の人間だからということあると思いますけれども、これまでだいたい僕の作品は舞台みたいだとか演劇っぽいって言われてきたんです。だからもう今回は思いきって最初から舞台のような映画を作ってしまおうか、と思ったんです。でも、本当のことを言うと、何が舞台っぽくて何が映画っぽいかというのはよくわかっていないのですが、結局は面白い映画かそうじゃない映画かしかないわけで、結果的には面白い映画を作ろうと思ったし、そうなったんじゃないかなと思っています。
―――本当の三谷監督の世界が広がっている作品だなと思ったんですけど、今回の作品のインスピレーションはどういうところから得られたのでしょうか?
 
三谷:毎回、映画1本作るときに色々な側面があるのですが、最初にあったのは自分の体験談として、家族の前で見せる自分と、仕事の時の自分では全然違う側面があって。それで、ある時、映画の撮影現場に家族が来たことがあって、スタッフと家族が両方とも目の前に現れた時に僕はどっちの顔をしたらいいのか分かんなくなっちゃった事があったんです。その時に「あ、これって多分みんなにもあることだな。これは何か映画のテーマとしてできるんじゃないか」と思ったのが最初ですね。結局、巡り巡ってスオミという女性がいて、彼女は5人の夫がいて、5人の夫にそれぞれ違う面を見せていた。そんな彼女が最後5人全員に会った時にどんな風になるんだろうかというところが作ってみたかった。そこがスタートですね。
 
―――今のお話聞いていると、人の変化ならまだしも、自分の変化に気付けることがすごいと思いました。常にアンテナを張っていらっしゃるんですか。
 
三谷:自分の変化ね。そうですね、人のことはわかんないですからね。大体、自分の中に作りたい作品の種があることは多いですよね。
 

相手によって見た目も性格も違う女性・スオミ


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――長澤さん、元夫たちによって印象が変わる女性を演じられていますが、台本を初めて見た時の気持ちを教えてください。
 
長澤:本当にどうなっていくんだろうって。ミステリーコメディなんですけど、そのミステリー要素にすごくワクワクしながら読み終わりましたけど、やっぱり自分が演じる役にどうしても注目して読んでしまってしまうので、なかなか大変そうな役柄だなと思ったのが第一印象でしたね。
 
―――実際に演じられて、あ、これは大変だなと感じることはありましたか?
 
長澤:このシーンのここが、、と言うのはなかなか覚えてないんですけど、対する相手によって、自分の中にある色々なスオミが出てくるっていう役柄だったので、どんな風に演じていけばいいのかなっていうのは大変な作業だったように思います。
―――同じシーンでそれぞれ違う性格の女性を演じることはとても難しそうです。長澤さんが自分の中で一番しっくりきたスオミと、ちょっと理解するのが大変だったというスオミはいますか?
 
長澤:しっくりきたっていうのは特にないんですけど、ちょっと理解するのが大変だったというスオミは、たくさんありました。(笑)

三谷:今頃言われてもね。(笑)

長澤:演じるという上では、スオミの気持ちに自分が寄り添っているから、もうスオミの気持ちでそこにいるので、共感っていうのはないですよね。だからこんな人もいるんだなっていうような解釈でそれぞれのスオミを演じていたように思います。人には喜怒哀楽があるように、スオミの中にいろんな感情が眠っているんだなと思いながら、それぞれのスオミを演じていました。

三谷:役者さんというのは、自分の演じる役に共感しなければ演じられないかといったら全然そんなことはなくて、むしろ共感しない方がその役を客観的に見られてすごくいい感じで演じていただけるケースが多いような気はしますね。

(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

主演・長澤まさみさんの魅力とは


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――三谷さんは、長澤さんと10年のお付き合いがあるということですが、長澤まさみさんの1番の魅力はどういうところですか?

三谷:出会ってから10年経ってますけど、会った時間を合わせると1ヶ月もないくらいですもんね?

長澤:それはないんじゃないですか!?(笑)3年くらいは。

三谷:あれ、で、なんでしたっけ?
 
――長澤さんの魅力です。人としても俳優としても感じることを教えて頂ければ。
 
三谷:人として見ると、本当にこの方はこう見えて…ま、こう見えてという言い方はあれですけど、真面目な方で、ひたむきに一生懸命、夢を求めて頑張っている感じがするので、お会いして話をすると本当に、僕も頑張らなきゃいけないと思うことが多いんですね。すごく色々考えて一生懸命生きていらっしゃるから、この方が間違ったことを言う感じがしないんですよ。だから僕が個人的なことや作品の内容に関して悩んでいる時、意見を伺ったりすると的確に答えてくださるので、すごくそういう意味で助かっていますね。
 
 
―――頼もしい存在ということですね。そして、1ヶ月前から舞台さながらの稽古をされていたということですがどんな1ヶ月だったのでしょうか?また、現場の雰囲気や印象に残っている出来事があれば長澤さん、教えてください。
 
長澤:俳優陣は、三谷さんからいろんな演出を受けるのを心待ちにしてる感じっていうのがあった気がしますね。何を言い出すんだろうっていう楽しみをみんな抱えながら、それぞれの役割を演じていたように思います。和気あいあいと現場はしていたので、5人の夫達が輝く時がそれぞれ映画の中にあるので、皆さんそこを大事に演じられていた印象もありました。
―――元夫と現夫の5人の掛け合いが凄まじくて、とても印象的だったんですが、撮影の際に意識されていたことやアドバイスはありますか?アドリブも多かったのでしょうか?
 
三谷:アドリブってないですよね。本番で突然なんか変なこと言ったりするイメージのものは全然なくて、今回は1ヶ月間稽古ができたのでこれまでの映画の場合では、そのシーンを撮影するその日の朝に集まって、初めてそこで読み合わせをして、動き決めて、さあ撮りましょう!みたいな。もちろん、その良さもあるんですよ、こう勢いというか集中力でやっちゃうとかもあるんだけど。僕はずっと舞台をやってきた人間だから1ヶ月間かけてじっくり作ってゆく映画もあっていいんじゃないかなと思って。

その1ヶ月間で、俳優さんと一緒にディスカッションしながら試行錯誤して作っていく楽しさもあるし、そうしなければ到達できないところまで行ったような気がするし、例えば、エンケンさん(遠藤憲一さん)は、本当に役で悩まれて、あっち行ったりこっち行ったりされてました。いい意味でね。(笑)声をガーって枯らした時もあれば、この役は枯らす役じゃないですよ、みたいな話しをして。今度割と抑え気味にやってみると、少し抑えすぎたりとかね。そういうことを稽古期間が長ければ色々試してみることができて、そんな中で出来上がった映画なのですごく意味があったなと思いますね。
 
―――毎回お稽古で色々な挑戦をしながら出来上がったのが今回の作品

三谷:そう。稽古で色々セリフにないことを僕からお願いしたりとか、俳優さんから湧き出てきたりとかそういうこともありましたけど。撮影が始まったらみんなでやってきたリハーサル通りにやりましたね。
 

(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

ナルミのススメ。~『スオミの話をしよう』~


本当の自分とは何なのか。人は、自分が見えている一面だけで構成されていないことがわかる映画。スオミを演じる長澤まさみさんの魅力を思う存分味わえる作品で、テンポの良い夫たち5人のかけ合いにクスッとなってしまう…。おそらく、感じ方は人それぞれ、笑うところも人それぞれ。三谷さんや長澤さんのお話にもあったように、長い期間稽古をして臨んだ撮影ということもあり、舞台を観ているかのようなリアルな間合い。三谷作品のファンを裏切らない、あの三谷ワールドがあなたを待っているはず。とにかくキャストが豪華で、演技力に魅せられながら楽しめます。個人的には、瀬戸康史さんの役どころが肝だと感じていて、相当稽古を重ねられたのであろうテンポ感に巻き込まれていきました。最後のミュージカルシーンも圧巻。改めて、長澤さんの歌唱シーンに惚れ惚れしてしまいました。性別など本当に関係がない、“美しさ”。あのシーンだけでも満足できます。(笑)あの歌がずっと頭から離れないんだよなあ。ヘルシンキ、ヘルシンキ〜♪

『スオミの話をしよう』作品情報

タイトル: 『スオミの話をしよう』

公開日:大ヒット上映中

脚本と監督:三谷幸喜

キャスト:長澤まさみ 西島秀俊 松坂桃李 瀬戸康史 遠藤憲一 小林隆 坂東彌十郎 戸塚純貴 阿南健治 梶原善 宮澤エマ

配給:東宝

公式サイト|https://suomi-movie.jp

(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

三谷幸喜監督・長澤まさみさんインタビュー


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――三谷さん、完成した作品を見た率直な感想から教えてください!
 
三谷:私が観た感想ですか?初めて聞かれたような気がします(笑)。面白い作品だと思いました。なんだか舞台を観ているような感じがしました。
 
―――長澤さんはいかがですか?
 
長澤:初めて観た時は、三谷さん好みの作品だなと。ワンシチュエーションで終わるドタバタ劇だったりもするので、そこがきっと舞台っぽさを出してるのかなという風に思いましたし、実際そこで色々な事件が起こっていくという物語が私自身も好きなタイプの映画だったので、観ていて自分が出ていないシーンもハラハラ、わくわく、たくさん笑わせてもらえるような楽しい映画になっています。観た後はなんだかこんな映画観たことないなっていう…最後はミュージカルシーンで終わるので、きっとたくさんの方に驚いてもらえるような楽しい作品が出来上がったんじゃないかなと思いました。

三谷:僕がもともと舞台の人間だからということあると思いますけれども、これまでだいたい僕の作品は舞台みたいだとか演劇っぽいって言われてきたんです。だからもう今回は思いきって最初から舞台のような映画を作ってしまおうか、と思ったんです。でも、本当のことを言うと、何が舞台っぽくて何が映画っぽいかというのはよくわかっていないのですが、結局は面白い映画かそうじゃない映画かしかないわけで、結果的には面白い映画を作ろうと思ったし、そうなったんじゃないかなと思っています。
―――本当の三谷監督の世界が広がっている作品だなと思ったんですけど、今回の作品のインスピレーションはどういうところから得られたのでしょうか?
 
三谷:毎回、映画1本作るときに色々な側面があるのですが、最初にあったのは自分の体験談として、家族の前で見せる自分と、仕事の時の自分では全然違う側面があって。それで、ある時、映画の撮影現場に家族が来たことがあって、スタッフと家族が両方とも目の前に現れた時に僕はどっちの顔をしたらいいのか分かんなくなっちゃった事があったんです。その時に「あ、これって多分みんなにもあることだな。これは何か映画のテーマとしてできるんじゃないか」と思ったのが最初ですね。結局、巡り巡ってスオミという女性がいて、彼女は5人の夫がいて、5人の夫にそれぞれ違う面を見せていた。そんな彼女が最後5人全員に会った時にどんな風になるんだろうかというところが作ってみたかった。そこがスタートですね。
 
―――今のお話聞いていると、人の変化ならまだしも、自分の変化に気付けることがすごいと思いました。常にアンテナを張っていらっしゃるんですか。
 
三谷:自分の変化ね。そうですね、人のことはわかんないですからね。大体、自分の中に作りたい作品の種があることは多いですよね。
 

相手によって見た目も性格も違う女性・スオミ


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――長澤さん、元夫たちによって印象が変わる女性を演じられていますが、台本を初めて見た時の気持ちを教えてください。
 
長澤:本当にどうなっていくんだろうって。ミステリーコメディなんですけど、そのミステリー要素にすごくワクワクしながら読み終わりましたけど、やっぱり自分が演じる役にどうしても注目して読んでしまってしまうので、なかなか大変そうな役柄だなと思ったのが第一印象でしたね。
 
―――実際に演じられて、あ、これは大変だなと感じることはありましたか?
 
長澤:このシーンのここが、、と言うのはなかなか覚えてないんですけど、対する相手によって、自分の中にある色々なスオミが出てくるっていう役柄だったので、どんな風に演じていけばいいのかなっていうのは大変な作業だったように思います。

(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――同じシーンでそれぞれ違う性格の女性を演じることはとても難しそうです。長澤さんが自分の中で一番しっくりきたスオミと、ちょっと理解するのが大変だったというスオミはいますか?
 
長澤:しっくりきたっていうのは特にないんですけど、ちょっと理解するのが大変だったというスオミは、たくさんありました。(笑)

三谷:今頃言われてもね。(笑)

長澤:演じるという上では、スオミの気持ちに自分が寄り添っているから、もうスオミの気持ちでそこにいるので、共感っていうのはないですよね。だからこんな人もいるんだなっていうような解釈でそれぞれのスオミを演じていたように思います。人には喜怒哀楽があるように、スオミの中にいろんな感情が眠っているんだなと思いながら、それぞれのスオミを演じていました。

三谷:役者さんというのは、自分の演じる役に共感しなければ演じられないかといったら全然そんなことはなくて、むしろ共感しない方がその役を客観的に見られてすごくいい感じで演じていただけるケースが多いような気はしますね。

主演・長澤まさみさんの魅力とは


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――三谷さんは、長澤さんと10年のお付き合いがあるということですが、長澤まさみさんの1番の魅力はどういうところですか?

三谷:出会ってから10年経ってますけど、会った時間を合わせると1ヶ月もないくらいですもんね?

長澤:それはないんじゃないですか!?(笑)3年くらいは。

三谷:あれ、で、なんでしたっけ?
 
――長澤さんの魅力です。人としても俳優としても感じることを教えて頂ければ。
 
三谷:人として見ると、本当にこの方はこう見えて…ま、こう見えてという言い方はあれですけど、真面目な方で、ひたむきに一生懸命、夢を求めて頑張っている感じがするので、お会いして話をすると本当に、僕も頑張らなきゃいけないと思うことが多いんですね。すごく色々考えて一生懸命生きていらっしゃるから、この方が間違ったことを言う感じがしないんですよ。だから僕が個人的なことや作品の内容に関して悩んでいる時、意見を伺ったりすると的確に答えてくださるので、すごくそういう意味で助かっていますね。
 
 
―――頼もしい存在ということですね。そして、1ヶ月前から舞台さながらの稽古をされていたということですがどんな1ヶ月だったのでしょうか?また、現場の雰囲気や印象に残っている出来事があれば長澤さん、教えてください。
 
長澤:俳優陣は、三谷さんからいろんな演出を受けるのを心待ちにしてる感じっていうのがあった気がしますね。何を言い出すんだろうっていう楽しみをみんな抱えながら、それぞれの役割を演じていたように思います。和気あいあいと現場はしていたので、5人の夫達が輝く時がそれぞれ映画の中にあるので、皆さんそこを大事に演じられていた印象もありました。

(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

―――元夫と現夫の5人の掛け合いが凄まじくて、とても印象的だったんですが、撮影の際に意識されていたことやアドバイスはありますか?アドリブも多かったのでしょうか?
 
三谷:アドリブってないですよね。本番で突然なんか変なこと言ったりするイメージのものは全然なくて、今回は1ヶ月間稽古ができたのでこれまでの映画の場合では、そのシーンを撮影するその日の朝に集まって、初めてそこで読み合わせをして、動き決めて、さあ撮りましょう!みたいな。もちろん、その良さもあるんですよ、こう勢いというか集中力でやっちゃうとかもあるんだけど。僕はずっと舞台をやってきた人間だから1ヶ月間かけてじっくり作ってゆく映画もあっていいんじゃないかなと思って。

その1ヶ月間で、俳優さんと一緒にディスカッションしながら試行錯誤して作っていく楽しさもあるし、そうしなければ到達できないところまで行ったような気がするし、例えば、エンケンさん(遠藤憲一さん)は、本当に役で悩まれて、あっち行ったりこっち行ったりされてました。いい意味でね。(笑)声をガーって枯らした時もあれば、この役は枯らす役じゃないですよ、みたいな話しをして。今度割と抑え気味にやってみると、少し抑えすぎたりとかね。そういうことを稽古期間が長ければ色々試してみることができて、そんな中で出来上がった映画なのですごく意味があったなと思いますね。
 
―――毎回お稽古で色々な挑戦をしながら出来上がったのが今回の作品

三谷:そう。稽古で色々セリフにないことを僕からお願いしたりとか、俳優さんから湧き出てきたりとかそういうこともありましたけど。撮影が始まったらみんなでやってきたリハーサル通りにやりましたね。
 

ナルミのススメ。~『スオミの話をしよう』~


本当の自分とは何なのか。人は、自分が見えている一面だけで構成されていないことがわかる映画。スオミを演じる長澤まさみさんの魅力を思う存分味わえる作品で、テンポの良い夫たち5人のかけ合いにクスッとなってしまう…。おそらく、感じ方は人それぞれ、笑うところも人それぞれ。三谷さんや長澤さんのお話にもあったように、長い期間稽古をして臨んだ撮影ということもあり、舞台を観ているかのようなリアルな間合い。三谷作品のファンを裏切らない、あの三谷ワールドがあなたを待っているはず。とにかくキャストが豪華で、演技力に魅せられながら楽しめます。個人的には、瀬戸康史さんの役どころが肝だと感じていて、相当稽古を重ねられたのであろうテンポ感に巻き込まれていきました。最後のミュージカルシーンも圧巻。改めて、長澤さんの歌唱シーンに惚れ惚れしてしまいました。性別など本当に関係がない、“美しさ”。あのシーンだけでも満足できます。(笑)あの歌がずっと頭から離れないんだよなあ。ヘルシンキ、ヘルシンキ〜♪

『スオミの話をしよう』作品情報


(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

タイトル: 『スオミの話をしよう』

公開日:大ヒット上映中

脚本と監督:三谷幸喜

キャスト:長澤まさみ 西島秀俊 松坂桃李 瀬戸康史 遠藤憲一 小林隆 坂東彌十郎 戸塚純貴 阿南健治 梶原善 宮澤エマ

配給:東宝

公式サイト|https://suomi-movie.jp

柴田平美

UHBアナウンサー

UHBアナウンサー。ねむろ観光大使。土曜の情報番組「いっとこ!」の映画コーナーを担当。私が初めて観た映画は『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(2001)。故郷・根室に映画館がなかったため、観たい映画があると隣町の釧路まで行って観ていました。映画館では、一番後ろの真ん中で、ひとりで観るのが好き。ジャンルは、ラブ・ファンタジー・アクションを中心に、話題作をチェックしています。皆さんの心に残る映画を見つけるきっかけとなれますように。

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