(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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2025.4.10

オスカー俳優ラミ・マレック主演!スパイ映画史上最も地味なエージェントによる復讐劇『アマチュア』

最愛の妻をテロにより失ったCIA分析官が、自らの手で犯人に復讐しようと“殺しのアマチュア”ながら奮闘する様を描くスパイアクション・サスペンス映画『アマチュア』が4月11日(金)に公開されます。
主演は『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)、『オッペンハイマー』(24)など話題作に出演するラミ・マレック。『ボヘミアン・ラプソディ』以来、7年ぶりの主演映画で、制作総指揮も兼任しています。
公開に先駆けて試写会に参加したSASARU movie編集部が映画の見どころをレビューします。“アマチュア”がたった1人で挑む、誰も予測できない復讐のミッションに注目!
 

『アマチュア』の気になるストーリー


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CIA分析官のチャーリー・ヘラー(ラミ・マレック)は、愛する妻・サラをロンドン出張中のテロ事件で失ってしまいます。悲しみに暮れる彼をよそに、CIAはなぜか本格的な捜査を始めようとしません。納得がいかないチャーリーは、自ら情報をかき集め、犯人の手がかりをつかむと、自分の手で復讐することを決意します。

しかし、彼は戦闘経験ゼロの完全な“デスク専門”アナリスト。上司からは相手にされなかったが、教官のヘンダーソン(ローレンス・フィッシュバーン)のもとで訓練を開始します。しかしながら銃も殴り合いもまったくの素人。思うように動けず苦戦する中、それでも諦めずに、CIAが用意した偽のパスポートを手にロンドンへと向かいます。

ターゲットは、監視カメラに映っていたひとりのテロリスト。CIAの支援もなく、逆に監視されながら、彼は孤独に復讐を進めていく…。“アマチュア”であるチャーリーは、本当に復讐を遂げることができるのか?

戦闘経験ゼロ、超オフィス型頭脳派スパイによる大胆な復讐劇

スパイ映画に共通している主人公像といえば、類まれなる身体能力を駆使し、豊富な戦闘経験を武器に戦う圧倒的な強さ。
しかし、本作の主人公、チャーリー・ヘラーは今までのスパイとはひと味違います。なにしろ彼は、タイトルの通りスパイ経験もなく戦闘能力もゼロの“アマチュア”。彼は本来、分析官として細かな情報や記録映像・音声、サーバーのログをつなぎ合わせ、真相への手がかりを見つけ出すプロフェッショナル。従来のスパイ映画でいえば主人公をバックアップする立場です。
拳銃の腕は最低レベル、格闘もできない、そんなチャーリーの武器は「明晰な頭脳」と「妻への強い想い」。分析官の彼にしかできない方法で、冷静にデータを分析しITを駆使して、潜伏しているテロリストたちを追い詰めます。

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テロリストを追ってアメリカを飛び出したチャーリーは、テロの事件現場であるロンドンをはじめヨーロッパの各都市を渡り歩きます。パリ、マルセイユ、イスタンブール、マドリードなど、情緒あふれる街並みの中で繰り広げられる迫力のアクションも見どころのひとつ。特に天空に浮く巨大な透明プールの爆発シーンは圧巻!ロンドンに実際にある高層ビルの間に作られた世界初の〈スカイ・プール〉で撮影されているため、リアリティたっぷりなシーンとなっています。他にも海からの銃撃やテロリストとの格闘シーンなど、スパイ映画らしいアクションシーンを存分に楽しめますよ。

この復讐は冷静な頭脳によるものか、狂気の暴走か? チャーリーの心情に注目

物静かで心優しいチャーリーが「妻を殺した奴らを見つけ、自らの手で裁きを下す」と復讐を誓うまでに至ったのは、ひとえに妻・サラへの大きな愛ゆえです。
映画冒頭では、出張に向かうサラを笑顔で見送る日常のひとコマが描かれ、2人の穏やかな関係性やチャーリーの深い愛情が印象的に映し出されています。

そんな彼がサラの死を知り、突然の喪失に打ちひしがれてしまいます。特に印象的だったのは、サラを失ってからの日々の描写。過剰な音楽演出を避け、環境音だけが響く静寂の中で、チャーリーの深い喪失感や悲しみをじっくりと描いていました。妻のいない部屋の静けさ、思い出の品を見つめる表情など、音による強調がない分、ラミ・マレックの繊細な演技を通して、よりダイレクトにチャーリーの心情が伝わってきます。そして、最愛の妻を理不尽に奪われたことで、チャーリーの内面に大きな変化が生まれます。

 

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事件に対し消極的なCIA上層部の態度に業を煮やしたチャーリーは、単身での復讐を誓い目標に向かって邁進。冒頭の穏やかなチャーリーからは想像もできない無謀さです。しかし、計画を淡々と進める様子は冷静そのもの。拳銃についても「いざというときは撃てる」と豪語するほどの強い決意を見せます。ですが、実際にテロリストを相対した際にはうろたえ、手の震えが止まらなくなるシーンも。それでも次々とテロリストを追い詰めていくうちに、以前の彼なら考えられないような大胆な行動や狂気すら感じる手段に出るようになります。妻の面影を感じ、怒りと悲しみに塗れながら「自分は何のために復讐を続けるのか?」と問い続けるチャーリー。自問自答の末にたどり着いた答えを、劇場で確かめてみてください。

静謐なドラマと躍動感のある映像。これまでにないスパイアクション映画を体感

『ボヘミアン・ラプソディ』(18)で伝説のロックスター、フレディ・マーキュリーを熱演した実力派人気俳優、ラミ・マレックが新境地を見せる本作。スパイ映画の主人公を演じるのが念願だったというラミは「ずっと夢にみていたジャンルの映画」だと語ります。そして本作では、典型的なスパイ映画ではなく、殺しの能力がゼロで、誰もが共感できる新しい主人公を作り出しました。設定が新しいというだけではなく、名優たちの繊細な感情表現や重厚な演技が物語に説得力と奥行きを出しています。

また、映像自体は没入型のリアリティにこだわり、ヨーロッパの各都市を渡り歩く全編ロケ撮影を敢行。監督であるジェームズ・ホーズは「リアルな空間や手触りを味わえる。大きなスクリーンで観てほしい」と述べています。静謐なドラマを軸にした、迫力のスパイアクション映画をぜひスクリーンで楽しんでくださいね。

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『アマチュア』の基本情報


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■公開日:4月11日(金)

■監督: ジェームズ・ホーズ

■製作: ハッチ・パーカー、ダン・ウィルソン、ラミ・マレック、ジョエル・B・マイケルズ

■脚本: ゲイリー・スピネリ、ケン・ノーラン

■原作: ロバート・リテル

■出演
ラミ・マレック
ローレンス・フィッシュバーン
レイチェル・ブロズナハン
カトリーナ・バルフ
ジョン・バーンサル

■公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/amateur

『アマチュア』の気になるストーリー


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CIA分析官のチャーリー・ヘラー(ラミ・マレック)は、愛する妻・サラをロンドン出張中のテロ事件で失ってしまいます。悲しみに暮れる彼をよそに、CIAはなぜか本格的な捜査を始めようとしません。納得がいかないチャーリーは、自ら情報をかき集め、犯人の手がかりをつかむと、自分の手で復讐することを決意します。

しかし、彼は戦闘経験ゼロの完全な“デスク専門”アナリスト。上司からは相手にされなかったが、教官のヘンダーソン(ローレンス・フィッシュバーン)のもとで訓練を開始します。しかしながら銃も殴り合いもまったくの素人。思うように動けず苦戦する中、それでも諦めずに、CIAが用意した偽のパスポートを手にロンドンへと向かいます。

ターゲットは、監視カメラに映っていたひとりのテロリスト。CIAの支援もなく、逆に監視されながら、彼は孤独に復讐を進めていく…。“アマチュア”であるチャーリーは、本当に復讐を遂げることができるのか?

戦闘経験ゼロ、超オフィス型頭脳派スパイによる大胆な復讐劇


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スパイ映画に共通している主人公像といえば、類まれなる身体能力を駆使し、豊富な戦闘経験を武器に戦う圧倒的な強さ。
しかし、本作の主人公、チャーリー・ヘラーは今までのスパイとはひと味違います。なにしろ彼は、タイトルの通りスパイ経験もなく戦闘能力もゼロの“アマチュア”。彼は本来、分析官として細かな情報や記録映像・音声、サーバーのログをつなぎ合わせ、真相への手がかりを見つけ出すプロフェッショナル。従来のスパイ映画でいえば主人公をバックアップする立場です。
拳銃の腕は最低レベル、格闘もできない、そんなチャーリーの武器は「明晰な頭脳」と「妻への強い想い」。分析官の彼にしかできない方法で、冷静にデータを分析しITを駆使して、潜伏しているテロリストたちを追い詰めます。

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テロリストを追ってアメリカを飛び出したチャーリーは、テロの事件現場であるロンドンをはじめヨーロッパの各都市を渡り歩きます。パリ、マルセイユ、イスタンブール、マドリードなど、情緒あふれる街並みの中で繰り広げられる迫力のアクションも見どころのひとつ。特に天空に浮く巨大な透明プールの爆発シーンは圧巻!ロンドンに実際にある高層ビルの間に作られた世界初の〈スカイ・プール〉で撮影されているため、リアリティたっぷりなシーンとなっています。他にも海からの銃撃やテロリストとの格闘シーンなど、スパイ映画らしいアクションシーンを存分に楽しめますよ。

この復讐は冷静な頭脳によるものか、狂気の暴走か? チャーリーの心情に注目


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物静かで心優しいチャーリーが「妻を殺した奴らを見つけ、自らの手で裁きを下す」と復讐を誓うまでに至ったのは、ひとえに妻・サラへの大きな愛ゆえです。
映画冒頭では、出張に向かうサラを笑顔で見送る日常のひとコマが描かれ、2人の穏やかな関係性やチャーリーの深い愛情が印象的に映し出されています。

そんな彼がサラの死を知り、突然の喪失に打ちひしがれてしまいます。特に印象的だったのは、サラを失ってからの日々の描写。過剰な音楽演出を避け、環境音だけが響く静寂の中で、チャーリーの深い喪失感や悲しみをじっくりと描いていました。妻のいない部屋の静けさ、思い出の品を見つめる表情など、音による強調がない分、ラミ・マレックの繊細な演技を通して、よりダイレクトにチャーリーの心情が伝わってきます。そして、最愛の妻を理不尽に奪われたことで、チャーリーの内面に大きな変化が生まれます。

 

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事件に対し消極的なCIA上層部の態度に業を煮やしたチャーリーは、単身での復讐を誓い目標に向かって邁進。冒頭の穏やかなチャーリーからは想像もできない無謀さです。しかし、計画を淡々と進める様子は冷静そのもの。拳銃についても「いざというときは撃てる」と豪語するほどの強い決意を見せます。ですが、実際にテロリストを相対した際にはうろたえ、手の震えが止まらなくなるシーンも。それでも次々とテロリストを追い詰めていくうちに、以前の彼なら考えられないような大胆な行動や狂気すら感じる手段に出るようになります。妻の面影を感じ、怒りと悲しみに塗れながら「自分は何のために復讐を続けるのか?」と問い続けるチャーリー。自問自答の末にたどり着いた答えを、劇場で確かめてみてください。

静謐なドラマと躍動感のある映像。これまでにないスパイアクション映画を体感


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『ボヘミアン・ラプソディ』(18)で伝説のロックスター、フレディ・マーキュリーを熱演した実力派人気俳優、ラミ・マレックが新境地を見せる本作。スパイ映画の主人公を演じるのが念願だったというラミは「ずっと夢にみていたジャンルの映画」だと語ります。そして本作では、典型的なスパイ映画ではなく、殺しの能力がゼロで、誰もが共感できる新しい主人公を作り出しました。設定が新しいというだけではなく、名優たちの繊細な感情表現や重厚な演技が物語に説得力と奥行きを出しています。

また、映像自体は没入型のリアリティにこだわり、ヨーロッパの各都市を渡り歩く全編ロケ撮影を敢行。監督であるジェームズ・ホーズは「リアルな空間や手触りを味わえる。大きなスクリーンで観てほしい」と述べています。静謐なドラマを軸にした、迫力のスパイアクション映画をぜひスクリーンで楽しんでくださいね。

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■公開日:4月11日(金)

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■原作: ロバート・リテル

■出演
ラミ・マレック
ローレンス・フィッシュバーン
レイチェル・ブロズナハン
カトリーナ・バルフ
ジョン・バーンサル

■公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/amateur

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