「東京タラレバ娘」や「海月姫」でおなじみ、漫画家・東村アキコさんの自伝的マンガといわれる『かくかくしかじか』が実写映画化。5月16日(金)から全国で公開されます。公開に先駆け、永野芽郁さんが演じる主人公・明子のクラスメイト役の見上愛さん、明子の後輩で後のアシスタント役の畑芽育さんにUHBアナウンサーの柴田平美がインタビュー!役作りから、主な舞台となる宮崎の方言に奮闘した話まで、歳も近く仲の良さが伺えるお2人にお話を聞いてきました。
見上愛さん・畑芽育さんインタビュー

(C)東村アキコ/集英社 (C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
見上:特に何もしていなくて。というのも、ビジュアルを本当に漫画そっくりの北見に寄せていただいたので、そこに自信を持っていましたね。先生も「似ているね」と言ってくださったので、それを手がかりにして、あとはもう素直に台本に書いてあることをやろうと思いながら演じていました。
―――特に苦労した点は?
見上:そうですね、絵を描くシーンがありましたが、そんなに手元をすごく撮ることはなかったので、所作だけ習って、皆で出来るようにしたので、そこまで大変ではなかったかもしれないです。
畑:明子先生をサポートするような立ち回りをする、高校時代から大人になった佐藤という役でした。ちょっと大人びた姿を表現したりするのも、素の自分でいるとどうしても等身大すぎて20代前半の活発さが出てしまうので、生き生きとした雰囲気は残しつつ、酸いも甘いも経験してきた漫画家さんの落ち着きや冷静に分析するところなど、明子先生をサポートする頼りがいのあるような女性を演じるために、色々と考えながら演じていました。
―――普段は活発なのですね?すごく勢いを感じました。
畑:普段は活発ですね。とても元気です、元気!
―――大人っぽさを演じる上で具体的に工夫したことはありますか?
畑:声色や、明子先生が日高先生のことを描くきっかけになる言葉を投げかけるセリフがあったのですが、そこは落としすぎず、でも背中を押してあげるような。うまく言葉では表現できないのですが、現場で永野さんから得られるパワー、芝居を受けながらやっていました。


見上:確かに、宮崎弁は苦労しました。忘れていました(笑)。絶妙じゃないですか、自分の知らない音程というか、関西弁や、東北、福岡とも異なるので。かといって、標準語でもない。すごく絶妙な方言で、知れば知るほどすごく面白いですけれど、なかなか正解の音を出すのが難しくて何テイクも重ねました。
畑:故郷の方言はありますか?
見上:ないです。東京なので全くないです。
畑:私も全く(訛りが)なくて、何色にも染まっていないからいけるかなと思っていたのですが、自分が聞いたことのないイントネーションで、やはり聞く人が聞いたら少し違う部分があって。何度も言われるので、あ、まずいと思っていただいた音源をずっと聞いていました。
見上:絵画教室で、皆で集まるシーンが多かったので、オフの時の皆の楽しげな感じから一変して、スタートがかかると大泉さんが竹刀を振り下ろすっていう、その切り替えがすごいです。皆さんさすがだなと思って見ていましたし、背中を押してもらいながら撮影していた記憶があります。
―――やはり現場は和気あいあいとしていましたか?
見上:地元のものをごちそうになったり、先生にマンゴーを差し入れていただいたりしながら、みんなですごく楽しく撮っていました。
畑:実は、私が演じる佐藤は、日髙先生の厳しい姿にあまり遭遇していないんです。だから映画を観て、あんなに声を荒らげている厳しい日高先生の姿が原作とそのまま、本当に同じだと感動しました。永野さん演じる明子も、本当に東村先生にしか見えなくて。東村先生がいらっしゃって、永野さん演じる明子がいる時は、2人を見比べてしまうような時間がありました。


見上:絵はあの、苦手ですよね。
畑:あ、はい、苦手です。
見上:やや苦手です(笑)。
畑:でも楽しいですよね、絵を描けたらきっと。
見上:可能性は感じますよね。
畑:伸びしろしかない(笑)。でも、絵が描ける人は本当にすごいなと作品に携わってからなおさら思いました。実写化の作品に携わる度に思うのですが、漫画家の先生が実際にキャラクター構成を考えて、セリフも考えて、ロケーションなど、その状況を全てひとりで考えていらっしゃるじゃないですか。自分ではできない、やはりすごいお仕事だなと感じました。
見上:もちろん!
畑:ないです。私、行ったことないんですよ。でも、もうずっと行きたくて。いつかお邪魔したいと思っています。
―――何かやってみたいことありますか?
畑:北海道の雪まつりに行ってみたいですね。ベタに雪が見たいです。
―――見上さんはいらしたことがあるのですね。
見上:はい、去年も行きました。お仕事が北海道であったので自費で前乗りして、北海道に中学・高校の同級生が住んでいたので、お泊まりに行って。
畑:その友人は何をしている方ですか?
見上:保健室の先生。
畑:素敵。漫画家のお友達もいらっしゃって、見上さんは人脈が素敵ですよね。
―――漫画家の友人に絵のアドバイスをもらったりは…?
見上:全然していないです(笑)。
―――何かおいしいものは召し上がりましたか?
見上:ソフトクリームとかメロンとか色々。でも私、夏に行ったから雪を見ていないんですよ。雪まつりに行きたいので、一緒に行きましょう!
畑:行きましょう。やった、誘われた!
―――今年の冬はぜひお2人で。

映画『かくかくしかじか』高校プレミアイベントでサウンドバイツに参加!

ナルミのススメ。~『かくかくしかじか』~

映画『かくかくしかじか』作品情報

配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト:永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋
原作:東村アキコ
監督:関和亮
脚本:東村アキコ 伊達さん
主題歌:MISAMO「Message」(ワーナーミュージック・ジャパン)
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/kakushika/
見上愛さん・畑芽育さんインタビュー

(C)東村アキコ/集英社 (C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
見上:特に何もしていなくて。というのも、ビジュアルを本当に漫画そっくりの北見に寄せていただいたので、そこに自信を持っていましたね。先生も「似ているね」と言ってくださったので、それを手がかりにして、あとはもう素直に台本に書いてあることをやろうと思いながら演じていました。
―――特に苦労した点は?
見上:そうですね、絵を描くシーンがありましたが、そんなに手元をすごく撮ることはなかったので、所作だけ習って、皆で出来るようにしたので、そこまで大変ではなかったかもしれないです。

畑:明子先生をサポートするような立ち回りをする、高校時代から大人になった佐藤という役でした。ちょっと大人びた姿を表現したりするのも、素の自分でいるとどうしても等身大すぎて20代前半の活発さが出てしまうので、生き生きとした雰囲気は残しつつ、酸いも甘いも経験してきた漫画家さんの落ち着きや冷静に分析するところなど、明子先生をサポートする頼りがいのあるような女性を演じるために、色々と考えながら演じていました。
―――普段は活発なのですね?すごく勢いを感じました。
畑:普段は活発ですね。とても元気です、元気!
―――大人っぽさを演じる上で具体的に工夫したことはありますか?
畑:声色や、明子先生が日高先生のことを描くきっかけになる言葉を投げかけるセリフがあったのですが、そこは落としすぎず、でも背中を押してあげるような。うまく言葉では表現できないのですが、現場で永野さんから得られるパワー、芝居を受けながらやっていました。

見上:確かに、宮崎弁は苦労しました。忘れていました(笑)。絶妙じゃないですか、自分の知らない音程というか、関西弁や、東北、福岡とも異なるので。かといって、標準語でもない。すごく絶妙な方言で、知れば知るほどすごく面白いですけれど、なかなか正解の音を出すのが難しくて何テイクも重ねました。
畑:故郷の方言はありますか?
見上:ないです。東京なので全くないです。
畑:私も全く(訛りが)なくて、何色にも染まっていないからいけるかなと思っていたのですが、自分が聞いたことのないイントネーションで、やはり聞く人が聞いたら少し違う部分があって。何度も言われるので、あ、まずいと思っていただいた音源をずっと聞いていました。

見上:絵画教室で、皆で集まるシーンが多かったので、オフの時の皆の楽しげな感じから一変して、スタートがかかると大泉さんが竹刀を振り下ろすっていう、その切り替えがすごいです。皆さんさすがだなと思って見ていましたし、背中を押してもらいながら撮影していた記憶があります。
―――やはり現場は和気あいあいとしていましたか?
見上:地元のものをごちそうになったり、先生にマンゴーを差し入れていただいたりしながら、みんなですごく楽しく撮っていました。
畑:実は、私が演じる佐藤は、日髙先生の厳しい姿にあまり遭遇していないんです。だから映画を観て、あんなに声を荒らげている厳しい日高先生の姿が原作とそのまま、本当に同じだと感動しました。永野さん演じる明子も、本当に東村先生にしか見えなくて。東村先生がいらっしゃって、永野さん演じる明子がいる時は、2人を見比べてしまうような時間がありました。

見上:絵はあの、苦手ですよね。
畑:あ、はい、苦手です。
見上:やや苦手です(笑)。
畑:でも楽しいですよね、絵を描けたらきっと。
見上:可能性は感じますよね。
畑:伸びしろしかない(笑)。でも、絵が描ける人は本当にすごいなと作品に携わってからなおさら思いました。実写化の作品に携わる度に思うのですが、漫画家の先生が実際にキャラクター構成を考えて、セリフも考えて、ロケーションなど、その状況を全てひとりで考えていらっしゃるじゃないですか。自分ではできない、やはりすごいお仕事だなと感じました。

見上:もちろん!
畑:ないです。私、行ったことないんですよ。でも、もうずっと行きたくて。いつかお邪魔したいと思っています。
―――何かやってみたいことありますか?
畑:北海道の雪まつりに行ってみたいですね。ベタに雪が見たいです。
―――見上さんはいらしたことがあるのですね。
見上:はい、去年も行きました。お仕事が北海道であったので自費で前乗りして、北海道に中学・高校の同級生が住んでいたので、お泊まりに行って。
畑:その友人は何をしている方ですか?
見上:保健室の先生。
畑:素敵。漫画家のお友達もいらっしゃって、見上さんは人脈が素敵ですよね。
―――漫画家の友人に絵のアドバイスをもらったりは…?
見上:全然していないです(笑)。
―――何かおいしいものは召し上がりましたか?
見上:ソフトクリームとかメロンとか色々。でも私、夏に行ったから雪を見ていないんですよ。雪まつりに行きたいので、一緒に行きましょう!
畑:行きましょう。やった、誘われた!
―――今年の冬はぜひお2人で。
映画『かくかくしかじか』高校プレミアイベントでサウンドバイツに参加!

ナルミのススメ。~『かくかくしかじか』~

映画『かくかくしかじか』作品情報

配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト:永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋
原作:東村アキコ
監督:関和亮
脚本:東村アキコ 伊達さん
主題歌:MISAMO「Message」(ワーナーミュージック・ジャパン)
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/kakushika/
柴田平美
UHBアナウンサー
UHBアナウンサー。ねむろ観光大使。土曜の情報番組「いっとこ!」の映画コーナーを担当。私が初めて観た映画は『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(2001)。故郷・根室に映画館がなかったため、観たい映画があると隣町の釧路まで行って観ていました。映画館では、一番後ろの真ん中で、ひとりで観るのが好き。ジャンルは、ラブ・ファンタジー・アクションを中心に、話題作をチェックしています。皆さんの心に残る映画を見つけるきっかけとなれますように。