(C) 2025 MARVEL
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2025.5.1

アベンジャーズは不在?! 時代と組織に翻弄されてきた無法者たちが大集合『サンダーボルツ*』に備えよ!

5月2日(金)、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下「MCU」と記載)の最新作『サンダーボルツ*』が公開されます。本作は、ヒーロー集団「アベンジャーズ」が不在の社会で繰り広げられる物語。登場するキャラクターのほとんどは、ヒーローになれなかった、最強でもなく、過去に傷を持ち、時代や組織に翻弄されてきた無法者たちです。劇場公開に先駆け、SASARU movieと一緒に『サンダーボルツ*』の銀幕登場に備えましょう!

アベンジャーズに代わって世界を救え!


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何度も言いますが、本作は時代や組織に翻弄されてきた無法者たちであるエレーナやウィンター・ソルジャーたちが主人公です。では、キャッチコピーに書いてある「アベンジャーズに代わって世界を救え!」とはどういう意味なのでしょうか?? 確かに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19/映画)以降、初代キャプテン・アメリカやアイアンマンが不在の世界です。しかし、ハルクやスパイダーマン、新キャプテン・アメリカらは活躍している(はずの)世界線。

どうやら、その答えは謎多きキャラクター、CIA長官・ヴァレンティーナ(通称|ヴァル、正式名|ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)の暗躍にあるようです。彼女は長年にわたり、“正規”のアベンジャーズのメンバーを無視し、時間をかけ、『サンダーボルツ*』のメンバーたちをスカウトしてきました。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(21/テレビドラマ)と『ブラック・ウィドウ』(21/映画)の終盤で登場を確認できます。なぜ、秘密裏にチームを構成する必要があったのでしょうか、今回の映画で明らかにされるので、最後まで注目です。

そして『サンダーボルツ*』はタイトル横にアスタリスクマーク(「*」)があるから、おそらく6名で構成されるチームと考えられますが、いち、に…なな、7人…。数が合わない…。ポスタービジュアルにも出ている、バッキーの左側にいる男性は誰?? うーん、どうやら、ボブという謎の新しいキャラクターのようです。見た目は弱々しく、優しそうです、果たして味方なのでしょうか?

シリーズに合流するには、今がチャンス!!

MCUは壮大なレガシーで構成されている物語。大きなシリーズであるからこそ、ひとつひとつのストーリーに深みと興奮を与えています。一方、たくさんある設定の中、途中から観始めていいものなのか、悩む方がいることも人気シリーズの宿命です。
※過去作はDisney+(ディズニープラス)で配信中

しかし、MCUの映画とテレビドラマを全てリアルタイムで追いかけ続けている筆者が思うに、ひとつ前の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(25)から、シリーズを取り巻く環境、作品のテンポが初めての人でもわかりやすい構成になっています。

(C) 2025 MARVEL

まず登場するキャラクター数がシンプルかつシリーズの濃い設定が言及されていません。はたまた、どこか懐かしいハリウッドイズムすら感じます。その為、大事なことなので、もう一度記します。次の『アベンジャーズ』を楽しむのなら、今年公開された映画‥、いや本作から合流するのがオススメです。

それでも、何も観ていないことが不安な方がいるでしょう。強いて言うなら『ブラック・ウィドウ』(21/映画)を履修しておくと『サンダーボルツ*』を取り巻くメインキャラクターの大部分の過去をより深く把握することができます!

[これからのMCU]
①「アイアンハート(原題)」(2025年6月配信予定)
②『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年7月25日公開予定/映画)
③『アイズ・オブ・ワカンダ(原題)』(2025年8月配信予定)
④『Marvel Zombies(原題)』(2025年10月配信予定)
⑤『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』(2026年公開予定/映画)

※4月30日時点:2025年2月のマスコミ資料を参照

個性的なヤツらをご紹介

エレーナ・ベロワ

幼い頃からロシアのスパイ機関で強制的に養成され、暗殺者=ウィドウになった女性。擬似家族として共に育った“姉”ブラック・ウィドウを失い、復讐を誓うも死の真相を知り、計画を断念した。圧倒的な戦闘能力と大胆な行動で周囲にすぐ溶け込むが、愛憎半ばする“姉”をなくした深い悲しみを抱えている。

初登場|『ブラック・ウィドウ』(21/映画)

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ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ

悪の組織ヒドラに洗脳され、すべての記憶を失って暗殺兵器として長年利用されていた男。親友スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカとの戦いの中で、本来の人格と記憶を取り戻していくが、洗脳時に自身が行った暗殺や行動を知り、苦悩する。近年は単独で行動していたが、新チーム“サンダーボルツ*”のまとめ役として共に戦うことに。

初登場|『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(11/映画)
レッド・ガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ

ソ連がキャプテン・アメリカに対抗するために生み出した超人兵士。かつてはブラック・ウィドウとエレーナの“父”役を務めていた。組織に切り捨てられ、長年にわたって獄中生活を送るも脱獄。誇り高く“キャプテン・アメリカのライバル”を名乗るが、現在は定職に就かず、自堕落な生活を過ごしている。

初登場|『ブラック・ウィドウ』(21/映画)

(C) 2025 MARVEL


(C) 2025 MARVEL

U.S.エージェント/ジョン・ウォーカー

政府から二代目“キャプテン・アメリカ”に任命された元陸軍兵士。しかし、プレッシャーに弱く、重責に耐えきれずに過ちを犯し、キャプテン・アメリカの資格剥奪と不名誉除隊を言い渡されてしまう。現在は自作の盾を手に“U.S.エージェント”の名で活動する。

初登場|『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(21/テレビドラマ)
ゴースト/エイヴァ・スター

6歳の時に父親の実験中の事故に巻き込まれ、あらゆる物質をすり抜けてしまう量子フェージング状態になってしまった女性。その後、特殊なスーツを身につけ、スパイとして働くが、身体は常に苦痛が襲い、誰ともふれ合えない孤独を抱えている。

初登場|『アントマン&ワスプ』(18/映画)

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タスクマスター/アントニア・ドレイコフ

ソ連のスパイ養成機関“レッドルーム”で洗脳と改造を施された最強の人間兵器。髑髏のようなデザインのヘルメットで素顔を隠して行動。戦う相手の動きや武器の使い方を見るだけで完全にコピーできる能力をもつ。エレーナらとの戦いの中で洗脳が解け、自身の素性を知った。 

初登場|『ブラック・ウィドウ』(21/映画)

映画『サンダーボルツ*』基本情報

■監督:ジェイク・シュライアー(『ペーパータウン』)

■キャスト:フローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、デヴィッド・ハーバー、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ワイアット・ラッセル、ハナ・ジョン=カーメン、オルガ・キュリレンコ

■日本版声優:田村睦心、白石充、大塚明夫、藤貴子、鈴木達央、田中理恵、中村千絵

公式HP:https://marvel.disney.co.jp/movie/thunderbolts

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アベンジャーズに代わって世界を救え!


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何度も言いますが、本作は時代や組織に翻弄されてきた無法者たちであるエレーナやウィンター・ソルジャーたちが主人公です。では、キャッチコピーに書いてある「アベンジャーズに代わって世界を救え!」とはどういう意味なのでしょうか?? 確かに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19/映画)以降、初代キャプテン・アメリカやアイアンマンが不在の世界です。しかし、ハルクやスパイダーマン、新キャプテン・アメリカらは活躍している(はずの)世界線。

どうやら、その答えは謎多きキャラクター、CIA長官・ヴァレンティーナ(通称|ヴァル、正式名|ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)の暗躍にあるようです。彼女は長年にわたり、“正規”のアベンジャーズのメンバーを無視し、時間をかけ、『サンダーボルツ*』のメンバーたちをスカウトしてきました。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(21/テレビドラマ)と『ブラック・ウィドウ』(21/映画)の終盤で登場を確認できます。なぜ、秘密裏にチームを構成する必要があったのでしょうか、今回の映画で明らかにされるので、最後まで注目です。

そして『サンダーボルツ*』はタイトル横にアスタリスクマーク(「*」)があるから、おそらく6名で構成されるチームと考えられますが、いち、に…なな、7人…。数が合わない…。ポスタービジュアルにも出ている、バッキーの左側にいる男性は誰?? うーん、どうやら、ボブという謎の新しいキャラクターのようです。見た目は弱々しく、優しそうです、果たして味方なのでしょうか?

シリーズに合流するには、今がチャンス!!


(C) 2025 MARVEL

MCUは壮大なレガシーで構成されている物語。大きなシリーズであるからこそ、ひとつひとつのストーリーに深みと興奮を与えています。一方、たくさんある設定の中、途中から観始めていいものなのか、悩む方がいることも人気シリーズの宿命です。
※過去作はDisney+(ディズニープラス)で配信中

しかし、MCUの映画とテレビドラマを全てリアルタイムで追いかけ続けている筆者が思うに、ひとつ前の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(25)から、シリーズを取り巻く環境、作品のテンポが初めての人でもわかりやすい構成になっています。
まず登場するキャラクター数がシンプルかつシリーズの濃い設定が言及されていません。はたまた、どこか懐かしいハリウッドイズムすら感じます。その為、大事なことなので、もう一度記します。次の『アベンジャーズ』を楽しむのなら、今年公開された映画‥、いや本作から合流するのがオススメです。

それでも、何も観ていないことが不安な方がいるでしょう。強いて言うなら『ブラック・ウィドウ』(21/映画)を履修しておくと『サンダーボルツ*』を取り巻くメインキャラクターの大部分の過去をより深く把握することができます!

[これからのMCU]
①「アイアンハート(原題)」(2025年6月配信予定)
②『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年7月25日公開予定/映画)
③『アイズ・オブ・ワカンダ(原題)』(2025年8月配信予定)
④『Marvel Zombies(原題)』(2025年10月配信予定)
⑤『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』(2026年公開予定/映画)

※4月30日時点:2025年2月のマスコミ資料を参照

個性的なヤツらをご紹介


(C) 2025 MARVEL

エレーナ・ベロワ

幼い頃からロシアのスパイ機関で強制的に養成され、暗殺者=ウィドウになった女性。擬似家族として共に育った“姉”ブラック・ウィドウを失い、復讐を誓うも死の真相を知り、計画を断念した。圧倒的な戦闘能力と大胆な行動で周囲にすぐ溶け込むが、愛憎半ばする“姉”をなくした深い悲しみを抱えている。

初登場|『ブラック・ウィドウ』(21/映画)

(C) 2025 MARVEL

ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ

悪の組織ヒドラに洗脳され、すべての記憶を失って暗殺兵器として長年利用されていた男。親友スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカとの戦いの中で、本来の人格と記憶を取り戻していくが、洗脳時に自身が行った暗殺や行動を知り、苦悩する。近年は単独で行動していたが、新チーム“サンダーボルツ*”のまとめ役として共に戦うことに。

初登場|『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(11/映画)

(C) 2025 MARVEL

レッド・ガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ

ソ連がキャプテン・アメリカに対抗するために生み出した超人兵士。かつてはブラック・ウィドウとエレーナの“父”役を務めていた。組織に切り捨てられ、長年にわたって獄中生活を送るも脱獄。誇り高く“キャプテン・アメリカのライバル”を名乗るが、現在は定職に就かず、自堕落な生活を過ごしている。

初登場|『ブラック・ウィドウ』(21/映画)

(C) 2025 MARVEL

U.S.エージェント/ジョン・ウォーカー

政府から二代目“キャプテン・アメリカ”に任命された元陸軍兵士。しかし、プレッシャーに弱く、重責に耐えきれずに過ちを犯し、キャプテン・アメリカの資格剥奪と不名誉除隊を言い渡されてしまう。現在は自作の盾を手に“U.S.エージェント”の名で活動する。

初登場|『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(21/テレビドラマ)

(C) 2025 MARVEL

ゴースト/エイヴァ・スター

6歳の時に父親の実験中の事故に巻き込まれ、あらゆる物質をすり抜けてしまう量子フェージング状態になってしまった女性。その後、特殊なスーツを身につけ、スパイとして働くが、身体は常に苦痛が襲い、誰ともふれ合えない孤独を抱えている。

初登場|『アントマン&ワスプ』(18/映画)

(C) 2025 MARVEL

タスクマスター/アントニア・ドレイコフ

ソ連のスパイ養成機関“レッドルーム”で洗脳と改造を施された最強の人間兵器。髑髏のようなデザインのヘルメットで素顔を隠して行動。戦う相手の動きや武器の使い方を見るだけで完全にコピーできる能力をもつ。エレーナらとの戦いの中で洗脳が解け、自身の素性を知った。 

初登場|『ブラック・ウィドウ』(21/映画)

映画『サンダーボルツ*』基本情報


(C) 2025 MARVEL

■監督:ジェイク・シュライアー(『ペーパータウン』)

■キャスト:フローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、デヴィッド・ハーバー、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ワイアット・ラッセル、ハナ・ジョン=カーメン、オルガ・キュリレンコ

■日本版声優:田村睦心、白石充、大塚明夫、藤貴子、鈴木達央、田中理恵、中村千絵

公式HP:https://marvel.disney.co.jp/movie/thunderbolts

矢武兄輔

まちのえいが屋さん/キャプテン・ポップコーン

20歳の1月。札幌映画サークルに入会直後、さぬき映画祭への参加で『踊る大捜査線』の製作陣や深田晃司監督と出逢い、映画界の現実や地方から発信するエンタメの可能性を知る。そこから「映画館へ行く人を増やす」という目標を持ち、カネゴンを呼んでみたり、学生向け媒体をつくったり、休学して東京国際映画祭で勤務、映画館へ就職→退職→「矢武企画」を起業からの今は某局でラジオDJ。 すべては『踊る』の完結が始まりだった。そして、踊るプロジェクト再始動と共に…! ということで、皆さんにとって映画がもっと近くなれますように。

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