(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.
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2025.7.23

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』はスカーレット・ヨハンソンが挑む、命と倫理の恐竜スペクタクル

本作の舞台は、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』から5年後の世界。
監督は『ローグ・ワン』(16)や『GODZILLA ゴジラ』(14)で知られるギャレス・エドワーズ。人と巨大な存在との“距離感”を描いてきた彼の視点が、本作にも静かに息づいています。
今回は8/8(金)の公開に先駆け、この作品が伝えるテーマや「問い」「キャラクター」「映像」という視点からじっくり追ってみました。この映画を観た後、あなたは“命”という言葉をもう1度考え直すかもしれません。

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のストーリー


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人類の難病治療のため、陸・海・空3大恐竜のDNAを確保する国際プロジェクトが始動。熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)ら信頼する仲間たちと共に、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した禁断の島へ足を踏み入れます。そこは、かつて“最悪の種”と言われる20数種の恐竜が生き残った、地球上で最も危険な場所でした。ゾーラたちは恐竜の脅威に立ち向かいながら、命との向き合い方を問い直し、任務遂行のために歩みを進めていきます。

ジュラシックシリーズのDNAを受け継ぎながら、新たなテーマへ

ジュラシックシリーズが問い続けてきたのは、「人間は生命を創り出し、コントロールできるのか?」という根源的なテーマでした。『復活の大地』もその問いを引き継ぎながら、今の時代ならではの切実な問題を突きつけてきます。

「命を救うためのDNA採取」は、誰のための任務なのか?科学の進歩の裏に潜む思惑を、私たちはどこまで知っているのか?
ゾーラやヘンリーが任務の中で揺れ動きながら選ぶ行動は、それぞれの立場から“答えのヒント”のように浮かび上がります。そのテーマこそが観客に考える余地を与え、この作品をただのパニックアクションに終わらせない要因となっています。

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ゾーラ役スカーレット・ヨハンソンの存在感と変化の軌跡


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ゾーラは、これまでのシリーズにはいなかった“傷を抱えながら変わっていく主人公”。過去の任務で心に深い傷を負った彼女は、感情を封じるようにして生きてきました。DNA採取という任務もまた、感情を介さずに遂行する“仕事”として割り切っていたのです。

しかし、恐竜たちと出会い、命に向き合う状況が重なるうちに、ゾーラの中で静かな変化が始まります。
たとえば、遭難者の存在を知ったとき、彼女は命令を逸脱してでも救助に向かいます。そこにあったのは、規律よりも“人としての選択”。閉ざされていた彼女の感情が、命の前で少しずつ動き始める瞬間です。

とりわけ印象的なのは、ティタノサウルスのDNA採取の場面。任務だからと制圧して済ませるのではなく、巨大な恐竜に敬意を払い、静かに丁寧に採取を行う――その姿には、“生きもの”として相手に向き合おうとする意志がにじみ出ていました。
そこにあったのは、「命令」ではなく「対話」。
「ただの任務」が、「命を見つめ直すきっかけ」へと変わっていくその過程に、観客もまた、静かに心を動かされていきます。

ゾーラとヘンリー|命に触れる覚悟のかたち

ゾーラと共に任務にあたるのが、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士。恐竜という存在に深い関心を持ち、人類の医療に役立つというプロジェクトの理念にも共感して参加しますが、任務の中で彼の中にある疑念が芽生えていきます。

「これは本当に人の命を救うためのものなのか? それとも──」

やがて彼は、ゾーラにとって“ただの仲間”ではなく、行動の意味を見つめ直す“きっかけ”を与える存在になっていきます。
ゾーラが命と静かに向き合っていく一方で、ヘンリーは“使命の真実”に近づいていく。ふたりの異なる視点が交差することで、この物語はより多層的な深みを帯びていきます。

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DNA採取のアクションと映像美の調和


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シリーズならではのアクションももちろん健在。特に船上でのモササウルスとの遭遇は鳥肌ものです。水しぶき、振動、ざわめく甲板……五感が総動員される、これぞ映画館でしか味わえない“臨場型スリル”!崖の上ではケツァルコアトルスが襲いかかり、観客の身体ごと緊張に巻き込んでいきます。

一方で、恐竜と人間が静かに共存するシーンもあり、そのコントラストがまた見事。CGで描かれた恐竜たちは、ただ「画面の中にいる」だけではなく、まるで目の前に“生きて”存在しているかのように迫ってきて、こちらの心拍数までも上げてくる程の臨場感です。

“復活”とは、人間の心が再起動する瞬間!

“復活”とは、恐竜の再登場だけでなく、人間の視点や価値観の再起動をも意味しているのかもしれません。
ゾーラとヘンリーが命や科学との向き合い方を模索する姿は、観客自身が「生きるとは何か」を見つめ直す鏡になります。

本作は、ただのパニック映画ではありません。圧巻の映像体験の裏に、命へのまなざしや共存への問いかけが込められており、それが観たあとにも“余韻”として残ります。

スクリーン越しではなく、目の前で生きているかのような恐竜たちと出会った時、あなたの中でも何かが“目を覚ます”かもしれません。

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“命”や“共存”といったテーマは、いまや現実の私たちにも身近な問いとなっています。人間と野生動物、テクノロジー、異文化との共存など、今の時代だからこそ本作は今観るべき1本。
派手な映像にワクワクすると同時にそれだけでは終わらない何かが、ちゃんと残るはずです。“スクリーンの向こう”でなく、“あなたの目の前”で息づく恐竜たちの物語を、劇場で体感してください。

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の基本情報

■公開日
2025年8月8日(金)

■監督
ギャレス・エドワーズ

■製作
フランク・マーシャル パトリック・クローリー

■製作総指揮
スティーブン・スピルバーグ デニス・L・スチュワート ジム・スペンサー

■キャラクター創造
マイケル・クライトン

■脚本
デビッド・コープ

■撮影
ジョン・マシソン

■キャスト
スカーレット・ヨハンソン、ジョナサン・ベイリー、マハーシャラ・アリ
ルパート・フレンド、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ルナ・ブレイズ
デビッド・ヤーコノ、オードリナ・ミランダ、フィリッピーヌ・ベルジュ
ベシル・シルバン

■配給
東宝東和

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『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のストーリー


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人類の難病治療のため、陸・海・空3大恐竜のDNAを確保する国際プロジェクトが始動。熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)ら信頼する仲間たちと共に、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した禁断の島へ足を踏み入れます。そこは、かつて“最悪の種”と言われる20数種の恐竜が生き残った、地球上で最も危険な場所でした。ゾーラたちは恐竜の脅威に立ち向かいながら、命との向き合い方を問い直し、任務遂行のために歩みを進めていきます。

ジュラシックシリーズのDNAを受け継ぎながら、新たなテーマへ


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ジュラシックシリーズが問い続けてきたのは、「人間は生命を創り出し、コントロールできるのか?」という根源的なテーマでした。『復活の大地』もその問いを引き継ぎながら、今の時代ならではの切実な問題を突きつけてきます。

「命を救うためのDNA採取」は、誰のための任務なのか?科学の進歩の裏に潜む思惑を、私たちはどこまで知っているのか?
ゾーラやヘンリーが任務の中で揺れ動きながら選ぶ行動は、それぞれの立場から“答えのヒント”のように浮かび上がります。そのテーマこそが観客に考える余地を与え、この作品をただのパニックアクションに終わらせない要因となっています。

ゾーラ役スカーレット・ヨハンソンの存在感と変化の軌跡


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ゾーラは、これまでのシリーズにはいなかった“傷を抱えながら変わっていく主人公”。過去の任務で心に深い傷を負った彼女は、感情を封じるようにして生きてきました。DNA採取という任務もまた、感情を介さずに遂行する“仕事”として割り切っていたのです。

しかし、恐竜たちと出会い、命に向き合う状況が重なるうちに、ゾーラの中で静かな変化が始まります。
たとえば、遭難者の存在を知ったとき、彼女は命令を逸脱してでも救助に向かいます。そこにあったのは、規律よりも“人としての選択”。閉ざされていた彼女の感情が、命の前で少しずつ動き始める瞬間です。

とりわけ印象的なのは、ティタノサウルスのDNA採取の場面。任務だからと制圧して済ませるのではなく、巨大な恐竜に敬意を払い、静かに丁寧に採取を行う――その姿には、“生きもの”として相手に向き合おうとする意志がにじみ出ていました。
そこにあったのは、「命令」ではなく「対話」。
「ただの任務」が、「命を見つめ直すきっかけ」へと変わっていくその過程に、観客もまた、静かに心を動かされていきます。

ゾーラとヘンリー|命に触れる覚悟のかたち


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ゾーラと共に任務にあたるのが、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士。恐竜という存在に深い関心を持ち、人類の医療に役立つというプロジェクトの理念にも共感して参加しますが、任務の中で彼の中にある疑念が芽生えていきます。

「これは本当に人の命を救うためのものなのか? それとも──」

やがて彼は、ゾーラにとって“ただの仲間”ではなく、行動の意味を見つめ直す“きっかけ”を与える存在になっていきます。
ゾーラが命と静かに向き合っていく一方で、ヘンリーは“使命の真実”に近づいていく。ふたりの異なる視点が交差することで、この物語はより多層的な深みを帯びていきます。

DNA採取のアクションと映像美の調和


(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

シリーズならではのアクションももちろん健在。特に船上でのモササウルスとの遭遇は鳥肌ものです。水しぶき、振動、ざわめく甲板……五感が総動員される、これぞ映画館でしか味わえない“臨場型スリル”!崖の上ではケツァルコアトルスが襲いかかり、観客の身体ごと緊張に巻き込んでいきます。

一方で、恐竜と人間が静かに共存するシーンもあり、そのコントラストがまた見事。CGで描かれた恐竜たちは、ただ「画面の中にいる」だけではなく、まるで目の前に“生きて”存在しているかのように迫ってきて、こちらの心拍数までも上げてくる程の臨場感です。

“復活”とは、人間の心が再起動する瞬間!


(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

“復活”とは、恐竜の再登場だけでなく、人間の視点や価値観の再起動をも意味しているのかもしれません。
ゾーラとヘンリーが命や科学との向き合い方を模索する姿は、観客自身が「生きるとは何か」を見つめ直す鏡になります。

本作は、ただのパニック映画ではありません。圧巻の映像体験の裏に、命へのまなざしや共存への問いかけが込められており、それが観たあとにも“余韻”として残ります。

スクリーン越しではなく、目の前で生きているかのような恐竜たちと出会った時、あなたの中でも何かが“目を覚ます”かもしれません。

(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

“命”や“共存”といったテーマは、いまや現実の私たちにも身近な問いとなっています。人間と野生動物、テクノロジー、異文化との共存など、今の時代だからこそ本作は今観るべき1本。
派手な映像にワクワクすると同時にそれだけでは終わらない何かが、ちゃんと残るはずです。“スクリーンの向こう”でなく、“あなたの目の前”で息づく恐竜たちの物語を、劇場で体感してください。

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の基本情報


(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

■公開日
2025年8月8日(金)

■監督
ギャレス・エドワーズ

■製作
フランク・マーシャル パトリック・クローリー

■製作総指揮
スティーブン・スピルバーグ デニス・L・スチュワート ジム・スペンサー

■キャラクター創造
マイケル・クライトン

■脚本
デビッド・コープ

■撮影
ジョン・マシソン

■キャスト
スカーレット・ヨハンソン、ジョナサン・ベイリー、マハーシャラ・アリ
ルパート・フレンド、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ルナ・ブレイズ
デビッド・ヤーコノ、オードリナ・ミランダ、フィリッピーヌ・ベルジュ
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■配給
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早川真澄

ライター・編集者

北海道の情報誌の編集者として勤務し映画や観光、人材など地域密着の幅広いジャンルの制作を手掛ける。現在は編集プロダクションを運営し雑誌、webなど媒体を問わず企画制作を行っています。

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