(C)2025「(LOVE SONG)」製作委員会
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2025.10.16

すれ違う想いが、やがて音になる。森崎ウィン×向井康二W主演の『(LOVE SONG)』レビュー

タイのやわらかな光のなか、交わらないまなざしと、静かに響くギターの音色──
映画『(LOVE SONG)』は、そんな繊細な空気感のなかで、10年越しの“両片思い”を描いていきます。森崎ウィンと向井康二が演じる2人の関係性は、どこか懐かしく、痛みと温かさが同居するものでした。

今回は、やさしく切ない物語・映画『(LOVE SONG)』の魅力を徹底レビューします。

『(LOVE SONG)』のストーリー|10年越しの恋が、バンコクで再び動き出す


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化学メーカーの研究員ソウタ(森崎ウィン)は、赴任先のバンコクで、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイ(向井康二)と偶然の再会を果たします。
かつての想いを抱えながら「この恋は叶わない」と自分に言い聞かせていたソウタ。しかし再会したカイの姿に、止まっていた片思いが再び動き出し、2人の間には新たな感情の揺らぎが生まれていきます。

そんな中、カイが学生時代から作り続けていた「好きな人に最初に聴かせたい歌」がついに完成し、ライブで披露されることに。音楽に託された想いを前に、ソウタの心にある抑えてきた感情があふれ出す。

互いを想いながらもすれ違う2人──その両片想いの恋が、やがて音となって響き合います。

言葉を超えて響き合い、2人の心を繋ぐひとつのラブソング

タイトルにもなっている“LOVE SONG”は、この物語において、2人の感情そのものであり、言葉の届かない想いを代弁する存在です。

ギターの音色と優しい歌声。街のざわめきに溶け込むように流れるメロディが、ソウタとカイの距離をそっと縮めていきます。

学生時代に屋上で歌うカイ、それを見つめるソウタ。切ない歌声と、その姿を静かに見つめる瞳には、言葉にできなかった気持ちが滲んでいました。
このワンシーンだけでも、両片思いのもどかしさと愛しさが凝縮されています。

(C)2025「(LOVE SONG)」製作委員会


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そして、ライブシーンも見逃せません。長い時間、完成させることができなかった“叶わない恋”のラブソング──。その曲をようやく披露するカイの姿には、積み重ねてきた想いと決意が込められていました。溢れる気持ちが乗った歌声が、まっすぐに観る人の胸を打ちます。

その楽曲を聴いたソウタもまた、忘れられなかった思い出と向き合い、押し込めてきた感情が静かにあふれ出していく。音楽という形で、ふたりの想いはようやく交差し始めます。

沈黙が語り、光が導く2人の想い

本作の魅力は、感情表現が決して声高ではないことにあります。
感情のぶつかり合いではなく、沈黙やまなざし、少しの“間”が多くを語ってくれます。
そこに寄り添っているのが、チャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督ならではの繊細な映像演出。ソウタとカイの再会シーンでは、背後から差し込む太陽の光が特別な再会を印象付けてくれます。

また、室内では、窓から入る淡い光が登場人物の表情をより豊かに映し出していました。夜のシーンでも、ネオンや看板の灯りなど“その場にある光”だけで構成され、余計な演出を排している印象です。

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切なさを優しさに変える人々のまなざし


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登場人物たちは、いずれも魅力的です。中でも印象深いのが、及川光博演じるジンというキャラクター。社内では憧れの存在でありながら、気さくでおちゃめな一面も持ち合わせています。特に、ソウタをそっと見守る姿勢が印象的で、どんな時も彼の味方でいてくれるような包容力を感じました。

ジンの存在があることで、この物語は“切ない”だけで終わりません。人を想うことの痛みとともに、その優しさや温かさも確かに描かれています。

終わっても胸に鳴り続ける、純愛の旋律

監督の代表作『2gether』にも見られる、“じれったさ”や“距離感”の演出は、本作でも健在です。『(LOVE SONG)』ではその描写がより成熟し、やわらかな優しさへと昇華されています。

『2gether』が“青春”のまぶしさだとすれば、『(LOVE SONG)』は“記憶”のように静かで、やさしい温度を持つ作品です。

時間が経ってもふと心に浮かぶような、そんな想いが丁寧に描かれていました。まるで1曲のラブソングのように、終わってもなお、心のどこかで鳴り続けています。

(C)2025「(LOVE SONG)」製作委員会

映画『(LOVE SONG)』基本情報


(C)2025「(LOVE SONG)」製作委員会

公開日:2025年10月31日(金)

出演:森崎ウィン、向井康二(Snow Man)、
ミーン(ピーラウィット・アッタチット・サターポーン)、藤原大祐、齊藤京子、
ファースト(チャローンラット・ノープサムローン)、
ミュージック(プレーワー・スタムポン)、逢見亮太、
夏目透羽、水橋研二、宮本裕子/筒井真理子、
及川光博

監督・脚本:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー「2gether」

脚本:吉野 主、阿久根知昭

音楽:近谷直之

劇中曲プロデュース:The TOYS

主題歌:Omoinotake「Gravity」(Sony Music Labels)

公式HP:https://movie-lovesong.jp/

『(LOVE SONG)』のストーリー|10年越しの恋が、バンコクで再び動き出す


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化学メーカーの研究員ソウタ(森崎ウィン)は、赴任先のバンコクで、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイ(向井康二)と偶然の再会を果たします。
かつての想いを抱えながら「この恋は叶わない」と自分に言い聞かせていたソウタ。しかし再会したカイの姿に、止まっていた片思いが再び動き出し、2人の間には新たな感情の揺らぎが生まれていきます。

そんな中、カイが学生時代から作り続けていた「好きな人に最初に聴かせたい歌」がついに完成し、ライブで披露されることに。音楽に託された想いを前に、ソウタの心にある抑えてきた感情があふれ出す。

互いを想いながらもすれ違う2人──その両片想いの恋が、やがて音となって響き合います。

言葉を超えて響き合い、2人の心を繋ぐひとつのラブソング


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タイトルにもなっている“LOVE SONG”は、この物語において、2人の感情そのものであり、言葉の届かない想いを代弁する存在です。

ギターの音色と優しい歌声。街のざわめきに溶け込むように流れるメロディが、ソウタとカイの距離をそっと縮めていきます。

学生時代に屋上で歌うカイ、それを見つめるソウタ。切ない歌声と、その姿を静かに見つめる瞳には、言葉にできなかった気持ちが滲んでいました。
このワンシーンだけでも、両片思いのもどかしさと愛しさが凝縮されています。

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そして、ライブシーンも見逃せません。長い時間、完成させることができなかった“叶わない恋”のラブソング──。その曲をようやく披露するカイの姿には、積み重ねてきた想いと決意が込められていました。溢れる気持ちが乗った歌声が、まっすぐに観る人の胸を打ちます。

その楽曲を聴いたソウタもまた、忘れられなかった思い出と向き合い、押し込めてきた感情が静かにあふれ出していく。音楽という形で、ふたりの想いはようやく交差し始めます。

沈黙が語り、光が導く2人の想い


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本作の魅力は、感情表現が決して声高ではないことにあります。
感情のぶつかり合いではなく、沈黙やまなざし、少しの“間”が多くを語ってくれます。
そこに寄り添っているのが、チャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督ならではの繊細な映像演出。ソウタとカイの再会シーンでは、背後から差し込む太陽の光が特別な再会を印象付けてくれます。

また、室内では、窓から入る淡い光が登場人物の表情をより豊かに映し出していました。夜のシーンでも、ネオンや看板の灯りなど“その場にある光”だけで構成され、余計な演出を排している印象です。

切なさを優しさに変える人々のまなざし


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登場人物たちは、いずれも魅力的です。中でも印象深いのが、及川光博演じるジンというキャラクター。社内では憧れの存在でありながら、気さくでおちゃめな一面も持ち合わせています。特に、ソウタをそっと見守る姿勢が印象的で、どんな時も彼の味方でいてくれるような包容力を感じました。

ジンの存在があることで、この物語は“切ない”だけで終わりません。人を想うことの痛みとともに、その優しさや温かさも確かに描かれています。

終わっても胸に鳴り続ける、純愛の旋律


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監督の代表作『2gether』にも見られる、“じれったさ”や“距離感”の演出は、本作でも健在です。『(LOVE SONG)』ではその描写がより成熟し、やわらかな優しさへと昇華されています。

『2gether』が“青春”のまぶしさだとすれば、『(LOVE SONG)』は“記憶”のように静かで、やさしい温度を持つ作品です。

時間が経ってもふと心に浮かぶような、そんな想いが丁寧に描かれていました。まるで1曲のラブソングのように、終わってもなお、心のどこかで鳴り続けています。

映画『(LOVE SONG)』基本情報


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公開日:2025年10月31日(金)

出演:森崎ウィン、向井康二(Snow Man)、
ミーン(ピーラウィット・アッタチット・サターポーン)、藤原大祐、齊藤京子、
ファースト(チャローンラット・ノープサムローン)、
ミュージック(プレーワー・スタムポン)、逢見亮太、
夏目透羽、水橋研二、宮本裕子/筒井真理子、
及川光博

監督・脚本:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー「2gether」

脚本:吉野 主、阿久根知昭

音楽:近谷直之

劇中曲プロデュース:The TOYS

主題歌:Omoinotake「Gravity」(Sony Music Labels)

公式HP:https://movie-lovesong.jp/

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