(C)2024 FURERU PROJECT
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2024.10.3

本音が伝わるもどかしさと、3人の友情物語『ふれる。』試写会レビュー

長井龍雪監督作品『ふれる。』が10月4日(金)に公開!
公開に先駆け、まちのえいが屋さんこと矢武企画・矢武兄輔が試写会に参加し作品をレビューします。
 
今回の作品で特に注目してほしいポイントは...
 
①『あの花』など「秩父3部作」のスタッフ3人が再結集
②人と人がコミュニケーションで繋がる3人の友情物語
③主題歌はYOASOBI「モノトーン」と、主題歌のための小説
 
この3つのポイント踏まえて、ストーリーや作品の魅力をご紹介していきます。

「ふれる。」の気になるストーリー


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同じ島で育った幼馴染、秋と諒と優太。
東京・高田馬場で共同生活を始めた3人は20歳になった現在でも親友同士。それは、島から連れてきた不思議な生き物"ふれる"が持つテレパシーにも似た力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていました。
お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる、それは誰にも知られていない三人だけの秘密。
しかし、ある事件がきっかけとなり"ふれる"に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになるにつれ、三人の友情は大きく揺れ動いていきます。
 

再結集したスタッフ3人と主人公の青年3人

秩父を舞台にした長編アニメーション映画3部作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)、『心が叫びたがってるんだ。』(15)、『空の青さを知る人よ』(19)の長井龍雪(監督)×岡田麿里(脚本)×田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)の3人が5年ぶりに再集結します。
 
今回の物語は、原作のないオリジナル長編アニメーション映画で不思議な生き物"ふれる"と暮らす青年3人の友情物語。
実写、アニメーションを問わず、ティーンエイジャー期にファンタジーな出来事が起こる作品が多い中、本作の面白いところは、大人になってからの青年たちが主人公なところです。
物語の主人公、幼馴染の3人を演じるのは、King & Princeの永瀬廉、若手実力派俳優の坂東龍汰と前田拳太郎。それぞれのキャラクターを3人は、小さい頃からの親友のように自然体で演じ切り、人と人がコミュニケーションで繋がる物語に仕上がっています。
また、秋・諒・優太の恩師である脇田先生を「大人計画」の俳優・皆川猿時、優太の服飾専門学校のクラス副担任・島田を津田健次郎が演じています。なんと、皆川は劇場アニメーション声優初挑戦とのことです。

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主題歌と小説にも注目!


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主題歌を担当するのは、今年デビュー5周年を迎えるYOASOBI。初のアニメーション映画作品の主題歌起用です。新曲「モノトーン」は、"ふれる"の力で互いの心の声が聴こえる青年3人の友情と痛みを優しく包み込むような楽曲が頭から離れません。
本作の脚本を担当した岡田麿里による小説「ふれる。の、前夜」が公式サイトで公開されています。「モノトーン」の原作小説で主題歌のために書き下ろされているので、ぜひチェックしてみてください!!

詳細はこちらをチェック:https://fureru-movie.com/special/novel/
 

ファンタジーとリアリティの狭間

私たちは日常生活を送っていて、相手が「何を考えているのかわからない」という疑心と不安を抱えることがありますよね。
それは大人のときよりも、年少期・・・学生生活を過ごしているときの方が顕著に表れていたのではないでしょうか?

この映画の主人公たちは、小さな島、さらには幼馴染という限られたコミュニティーの中で学生時代を生きていました。
その時点で、筆者を含めた私たちからすると、人付き合いの選択肢が多いわけではないから「隠し事とかないんじゃないの」と思うかもしれません。そんな中、不思議な生き物"ふれる"と出会います。
この生き物と出会ったことで彼らは無条件で信頼を寄せ合うことになります。非常に親しい人間関係の中で、さらに相手にふれるだけでテレパシーのように「本音」が伝わる能力を得たからです。ある意味、意思疎通のショートカットとも言えます。
そんな便利な中でも、3人は、ケンカをしたり、相手のことがわからないときもあるのだから「人間の意思疎通」というのは不思議なものです。それは、インターネットなどの普及で、世界中、どんな方ともコミュニケーションが築けるはずなのに争いや誤解が絶えない、私たちの世界感と似ているかもしれません。
SNSなど便利なツールが増え、どんどん目と目を合わせて気持ちを伝える機会が少なくなっている現代で生きている私たちだからこそ、多くの方に"ふれて"いただきたい作品です。ファンタジーとリアリティの狭間で、大切なものにきっと気づくことができるはず。
 

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「ふれる。」の基本情報


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・作品名:『ふれる。』
・出演:永瀬廉 坂東龍汰 前田拳太郎 白石晴香 石見舞菜香 皆川猿時 津田健次郎
・監督:長井龍雪
・脚本:岡田麿里
・キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
・音楽:横山克 TeddyLoid
・主題歌:YOASOBI「モノトーン」(Echoes / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)
・配給:東宝 アニプレックス
・製作:「ふれる。」製作委員会
・公開日:2024年 10 月 4 日(金) 全国公開
・公式サイト: https://fureru-movie.com/

「ふれる。」の気になるストーリー


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同じ島で育った幼馴染、秋と諒と優太。
東京・高田馬場で共同生活を始めた3人は20歳になった現在でも親友同士。それは、島から連れてきた不思議な生き物"ふれる"が持つテレパシーにも似た力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていました。
お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる、それは誰にも知られていない三人だけの秘密。
しかし、ある事件がきっかけとなり"ふれる"に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになるにつれ、三人の友情は大きく揺れ動いていきます。
 

再結集したスタッフ3人と主人公の青年3人


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秩父を舞台にした長編アニメーション映画3部作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)、『心が叫びたがってるんだ。』(15)、『空の青さを知る人よ』(19)の長井龍雪(監督)×岡田麿里(脚本)×田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)の3人が5年ぶりに再集結します。
 
今回の物語は、原作のないオリジナル長編アニメーション映画で不思議な生き物"ふれる"と暮らす青年3人の友情物語。
実写、アニメーションを問わず、ティーンエイジャー期にファンタジーな出来事が起こる作品が多い中、本作の面白いところは、大人になってからの青年たちが主人公なところです。
物語の主人公、幼馴染の3人を演じるのは、King & Princeの永瀬廉、若手実力派俳優の坂東龍汰と前田拳太郎。それぞれのキャラクターを3人は、小さい頃からの親友のように自然体で演じ切り、人と人がコミュニケーションで繋がる物語に仕上がっています。
また、秋・諒・優太の恩師である脇田先生を「大人計画」の俳優・皆川猿時、優太の服飾専門学校のクラス副担任・島田を津田健次郎が演じています。なんと、皆川は劇場アニメーション声優初挑戦とのことです。

主題歌と小説にも注目!


(C)2024 FURERU PROJECT

主題歌を担当するのは、今年デビュー5周年を迎えるYOASOBI。初のアニメーション映画作品の主題歌起用です。新曲「モノトーン」は、"ふれる"の力で互いの心の声が聴こえる青年3人の友情と痛みを優しく包み込むような楽曲が頭から離れません。
本作の脚本を担当した岡田麿里による小説「ふれる。の、前夜」が公式サイトで公開されています。「モノトーン」の原作小説で主題歌のために書き下ろされているので、ぜひチェックしてみてください!!

詳細はこちらをチェック:https://fureru-movie.com/special/novel/
 

ファンタジーとリアリティの狭間


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私たちは日常生活を送っていて、相手が「何を考えているのかわからない」という疑心と不安を抱えることがありますよね。
それは大人のときよりも、年少期・・・学生生活を過ごしているときの方が顕著に表れていたのではないでしょうか?

この映画の主人公たちは、小さな島、さらには幼馴染という限られたコミュニティーの中で学生時代を生きていました。
その時点で、筆者を含めた私たちからすると、人付き合いの選択肢が多いわけではないから「隠し事とかないんじゃないの」と思うかもしれません。そんな中、不思議な生き物"ふれる"と出会います。
この生き物と出会ったことで彼らは無条件で信頼を寄せ合うことになります。非常に親しい人間関係の中で、さらに相手にふれるだけでテレパシーのように「本音」が伝わる能力を得たからです。ある意味、意思疎通のショートカットとも言えます。
そんな便利な中でも、3人は、ケンカをしたり、相手のことがわからないときもあるのだから「人間の意思疎通」というのは不思議なものです。それは、インターネットなどの普及で、世界中、どんな方ともコミュニケーションが築けるはずなのに争いや誤解が絶えない、私たちの世界感と似ているかもしれません。
SNSなど便利なツールが増え、どんどん目と目を合わせて気持ちを伝える機会が少なくなっている現代で生きている私たちだからこそ、多くの方に"ふれて"いただきたい作品です。ファンタジーとリアリティの狭間で、大切なものにきっと気づくことができるはず。
 

「ふれる。」の基本情報


(C)2024 FURERU PROJECT

・作品名:『ふれる。』
・出演:永瀬廉 坂東龍汰 前田拳太郎 白石晴香 石見舞菜香 皆川猿時 津田健次郎
・監督:長井龍雪
・脚本:岡田麿里
・キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
・音楽:横山克 TeddyLoid
・主題歌:YOASOBI「モノトーン」(Echoes / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)
・配給:東宝 アニプレックス
・製作:「ふれる。」製作委員会
・公開日:2024年 10 月 4 日(金) 全国公開
・公式サイト: https://fureru-movie.com/

矢武兄輔

まちのえいが屋さん/キャプテン・ポップコーン

20歳の1月。札幌映画サークルに入会直後、さぬき映画祭への参加で『踊る大捜査線』の製作陣や深田晃司監督と出逢い、映画界の現実や地方から発信するエンタメの可能性を知る。そこから「映画館へ行く人を増やす」という目標を持ち、カネゴンを呼んでみたり、学生向け媒体をつくったり、休学して東京国際映画祭で勤務、映画館へ就職→退職→「矢武企画」を起業からの今は某局でラジオDJ。 すべては『踊る』の完結が始まりだった。そして、踊るプロジェクト再始動と共に…! ということで、皆さんにとって映画がもっと近くなれますように。

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