(C)2022 Papillon Film / Tangaj Production / Screening Emotions / Avanpost Production
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2025.3.6

夜明けの田舎道で荷台から1羽の鶏が落っこち逃げ出す不穏さ『おんどりの鳴く前に』ほか新作4本紹介

毎週・木曜日の深夜1時30分から北海道・札幌のエフエムノースウェーブで放送されている、矢武企画制作・映画専門ラジオ番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!

キャプテン・ポップコーンこと矢武企画が映画の情報はもちろん、映画に関係するまちの情報をお届けします。

2月27日(木)に放送された「キャプテン・ポップコーン」は、『死に損なった男』、『ブルータリスト』と『世界征服をやめた』、『知らない彼女』、『おんどりの鳴く前に』をご紹介!

キャプテン・ポップコーンは、スマホのアプリやインターネットで聴けるradikoのタイムフリー(無料)と、道外にお住まいの方はradikoのエリアフリー(月額¥385)で放送後1週間以内であれば聴くことができます。
さらに、radikoでこの番組をフォローして頂けると番組放送前に、オンエア通知が届いたり、フォロー欄から、簡単に番組情報やプレゼントキャンペーンの情報、番組ブログへ、アクセスできます!

※この記事では2月27日(木)放送の内容をお届けします。
※公開される映画館名や作品情報は上記日程の放送時点のものになりますのでご留意ください。

【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画

矢武企画ことキャプテン・ポップコーンが最新映画をご紹介っ!

映画『死に損なった男』

お笑いの道に憧れて構成作家になったが、殺伐とした社会と報われることのない日々に疲弊してしまった一平(空気階段・水川かたまり)。
駅のホームから飛び降りる決意をするが、隣の駅で人身事故が起こったことにより、その行為は未遂で終わる。
しかし、死に損なると一平の前に男の幽霊が現れ、娘につきまとっている男を殺してくれないかと殺人依頼を持ちかける。しかも断るなら男を殺すまで幽霊は一平に取り付くと脅すという完全オリジナルストーリーです。

監督は、最新作『Demon City 鬼ゴロシ』が2月27日からネットフリックス配信予定の田中征爾。キングオブコント優勝の経歴を持つ空気階段・水川かたまりが映画初主演です。

田中監督はバイトを始めた銭湯で、深夜に風呂場で人を殺していたという物語の映画『メランコリック』(19)の監督で、個人的に『メランコリック』が好きだったのでとても楽しみに観に行きました。
タイトル名から、わりとバイオレンスなのかなと思っていましたけどそんなことはなく、ヒューマンドラマかつコメディという感じでした。

セリフでは「殺せ!!」「殺せ!!」と暴力的な表現が多いですが、わりと人助けの映画だなと思ったので、タイトルだけで敬遠している方は安心して観てもらいたいなと思います。
一般的には非日常なストーリーが軸ですが、そこにある暮らしも描いていて感情的に受け入れやすい作品でもあります。

映画『死に損なった男』は札幌シネマフロンティア、サツゲキのほか江別、小樽、北見、釧路で2月21日(金)から絶賛公開中です。


 

(C)2024 映画「死に損なった男」製作委員会


(C)DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVES (C)Universal Pictures

映画『ブルータリスト』

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人の建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたが、妻と姪と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるため、アメリカへと単身移住したトートは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン・ヴァン・ビューレン(ガイ・ピアーズ)と出会う。
建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは才能を認め、家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をトートへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。トートが希望を抱いたアメリカンドリームとは裏腹に、彼を待ち受けていたのは、大きな困難と代償だったのだという映画です。

監督はロマン・ポランスキー、主演はエイドリアン・ブロディと『戦場のピアニスト』(03)のコンビです。
この作品は第81回ベネチア国際画祭での銀獅子賞つまり最優秀監督賞を受賞し、第97回アカデミー賞でも作品賞のほか、計10部門にノミネート。

本編はなんと215分!前後100分ずつに分かれ、15分のインターミッションつ(休憩)があります。
数字だけを見ると結構長いのですが、作品上に表記されるモダンなテロップ、そしてテンポの良い音楽が流れ、夢中で観ることができました。
建築物や映像に映るモノのセンスが良くて、すごい眼福な時間でもありました。
ホロコーストを前面に押し出すような映画ではなく、トートという人間にスポット当てた作品に感じました。
215分を家で集中して観るのは大変なので、気になる方はなるべく映画館の環境で観て欲しい1作でした。

北海道では残念ながらIMAX®上映されていませんが、道外の映画館ではIMAX®シアターで観られるようなので、キャプテンの代わりに見てきてほしいなと思います。

映画『ブルータリスト』はR15指定で、TOHOシネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、イオンシネマ旭川駅前で2月21日(金)から絶賛公開中です。
函館シネマアイリスは3月21日(金)、苫小牧シネマ・トーラスは近日公開予定です。


 
映画『世界征服やめた』

内向的な社会人の彼方(萩原利久)は、自分は誰からも必要とされていないのではないかと無力さを感じながら、絶望の中で変化のない日々をやり過ごしていた。
そして、どこか飄々としていて、それでいて白黒をはっきりとさせたがる彼方の同僚、星野(藤堂日向)。星野の選んだ決断に、彼方の人生は大きく揺れ動く。
死の意味を知るとき、明日の選択は自分でできることを知る。
世界征服という途方もない夢を追いかけるよりも、自分にしか描けない道、二人の日常が大きく揺れ動いていく短編映画です。

脚本、監督は『東京リベンジャーズ』などに出演する俳優の北村匠海。
主演は「美しい彼」シリーズの萩原利久。
監督自身が自分の頭の中を好きなように撮っているなというインディーズベースな作品でした。短編なので51分です。

映画『世界征服をやめた』は
サツゲキで2月21日(金)から公開です。
 

[c]『世界征服やめた』製作委員会


(C)2025『知らないカノジョ』製作委員会

映画『知らない彼女』

大学時代に出会い、互いに一目惚れして結婚した神林リク(中島健人)と前園ミナミ(milet)が主人公。
恋に落ちて8年、人気作家になったリクと、歌手の夢を諦めたミナミ。ケンカをした翌朝リクが目を覚ますとミナミの姿はなく…。人気作家ではなく文芸誌の編集部員になったリク、そしてミナミはトップアースティストになっている。自分とは知り合ってすらいない世界が始まっていた。戸惑いながらも人生のすべてを取り戻すべく奔走するリクだったが…。

フランス、ベルギー合作映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(21)を原作に、『陽だまりの彼女』(13)の三木孝浩が監督。
『お前の罪を自白しろ』(23)の中島健人が主演を務め、映画初主演となるシンガーソングライターのmiletと共演するファンタジックラブストーリーです。

三木監督のホワーっとするお日様の温かさのようなヒロインを切り取る画!良いですよね。観てる我々はメインキャラクターの元の幸せを願いがちですが、別世界線にもメインキャラを取り巻く登場人物が、その世界線で生きてるわけです。
本作は恋愛映画と思いがちですが、主人公リクの親友である梶原恵介(桐谷健太)との友情にも注目してほしいです。

映画『知らない彼女』はTOHOシネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、帯広で2月28日(金)から公開です。

 
映画『おんどりの鳴く前に』

ルーマニアの地方にある静かな村の中年警察官イリエ(ユリアン・ポステルニク)、野心を失い淡々と日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながらひっそりと第二の人生を送ること。しかし、平和なはずの村で残殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエは美しい村の闇を次々と目の当たりにすることになる。正義感を手放した警察官がたどり着く衝撃の結末とは…。という映画です。

監督はルーマニアの若手監督パウル・ネゴエスク。
欲望と正義の狭間で揺れる主人公の葛藤、社会風刺を交えて巧みに表現し、ルーマニア・アカデミー賞6冠の快挙を成し遂げています。
冒頭、夜明けの田舎道をトラックが走っていて、その荷台の檻には鶏が積まれています。そこから一羽のおんどりが落っこちて逃げ出す、そんな不穏な始まり方がもう最高です。サスペンス要素やコミカルな要素もあり、映画が好きな人はそのカットで引き込まれると思います。しかも、マニアックな感覚ですが、最初はイラン映画の『オリーブの林をぬけて』(94)のようなのほほんとした雰囲気もあります。田舎なので。
その中での不穏さがいつ出てくるのかというところに注目して観てみてください。

映画『おんどりの鳴く前に』はPG‐12指定でシアターキノで3月1日(土)から公開です。
 

(C)2022 Papillon Film / Tangaj Production / Screening Emotions / Avanpost Production

2月27日(木)に放送された「キャプテン・ポップコーン」は、『死に損なった男』、『ブルータリスト』と『世界征服をやめた』、『知らない彼女』、『おんどりの鳴く前に』をご紹介!

キャプテン・ポップコーンは、スマホのアプリやインターネットで聴けるradikoのタイムフリー(無料)と、道外にお住まいの方はradikoのエリアフリー(月額¥385)で放送後1週間以内であれば聴くことができます。
さらに、radikoでこの番組をフォローして頂けると番組放送前に、オンエア通知が届いたり、フォロー欄から、簡単に番組情報やプレゼントキャンペーンの情報、番組ブログへ、アクセスできます!

※この記事では2月27日(木)放送の内容をお届けします。
※公開される映画館名や作品情報は上記日程の放送時点のものになりますのでご留意ください。

【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画

矢武企画ことキャプテン・ポップコーンが最新映画をご紹介っ!


(C)2024 映画「死に損なった男」製作委員会

映画『死に損なった男』

お笑いの道に憧れて構成作家になったが、殺伐とした社会と報われることのない日々に疲弊してしまった一平(空気階段・水川かたまり)。
駅のホームから飛び降りる決意をするが、隣の駅で人身事故が起こったことにより、その行為は未遂で終わる。
しかし、死に損なると一平の前に男の幽霊が現れ、娘につきまとっている男を殺してくれないかと殺人依頼を持ちかける。しかも断るなら男を殺すまで幽霊は一平に取り付くと脅すという完全オリジナルストーリーです。

監督は、最新作『Demon City 鬼ゴロシ』が2月27日からネットフリックス配信予定の田中征爾。キングオブコント優勝の経歴を持つ空気階段・水川かたまりが映画初主演です。

田中監督はバイトを始めた銭湯で、深夜に風呂場で人を殺していたという物語の映画『メランコリック』(19)の監督で、個人的に『メランコリック』が好きだったのでとても楽しみに観に行きました。
タイトル名から、わりとバイオレンスなのかなと思っていましたけどそんなことはなく、ヒューマンドラマかつコメディという感じでした。

セリフでは「殺せ!!」「殺せ!!」と暴力的な表現が多いですが、わりと人助けの映画だなと思ったので、タイトルだけで敬遠している方は安心して観てもらいたいなと思います。
一般的には非日常なストーリーが軸ですが、そこにある暮らしも描いていて感情的に受け入れやすい作品でもあります。

映画『死に損なった男』は札幌シネマフロンティア、サツゲキのほか江別、小樽、北見、釧路で2月21日(金)から絶賛公開中です。


 

(C)DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVES (C)Universal Pictures

映画『ブルータリスト』

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人の建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたが、妻と姪と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるため、アメリカへと単身移住したトートは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン・ヴァン・ビューレン(ガイ・ピアーズ)と出会う。
建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは才能を認め、家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をトートへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。トートが希望を抱いたアメリカンドリームとは裏腹に、彼を待ち受けていたのは、大きな困難と代償だったのだという映画です。

監督はロマン・ポランスキー、主演はエイドリアン・ブロディと『戦場のピアニスト』(03)のコンビです。
この作品は第81回ベネチア国際画祭での銀獅子賞つまり最優秀監督賞を受賞し、第97回アカデミー賞でも作品賞のほか、計10部門にノミネート。

本編はなんと215分!前後100分ずつに分かれ、15分のインターミッションつ(休憩)があります。
数字だけを見ると結構長いのですが、作品上に表記されるモダンなテロップ、そしてテンポの良い音楽が流れ、夢中で観ることができました。
建築物や映像に映るモノのセンスが良くて、すごい眼福な時間でもありました。
ホロコーストを前面に押し出すような映画ではなく、トートという人間にスポット当てた作品に感じました。
215分を家で集中して観るのは大変なので、気になる方はなるべく映画館の環境で観て欲しい1作でした。

北海道では残念ながらIMAX®上映されていませんが、道外の映画館ではIMAX®シアターで観られるようなので、キャプテンの代わりに見てきてほしいなと思います。

映画『ブルータリスト』はR15指定で、TOHOシネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、イオンシネマ旭川駅前で2月21日(金)から絶賛公開中です。
函館シネマアイリスは3月21日(金)、苫小牧シネマ・トーラスは近日公開予定です。


 

[c]『世界征服やめた』製作委員会

映画『世界征服やめた』

内向的な社会人の彼方(萩原利久)は、自分は誰からも必要とされていないのではないかと無力さを感じながら、絶望の中で変化のない日々をやり過ごしていた。
そして、どこか飄々としていて、それでいて白黒をはっきりとさせたがる彼方の同僚、星野(藤堂日向)。星野の選んだ決断に、彼方の人生は大きく揺れ動く。
死の意味を知るとき、明日の選択は自分でできることを知る。
世界征服という途方もない夢を追いかけるよりも、自分にしか描けない道、二人の日常が大きく揺れ動いていく短編映画です。

脚本、監督は『東京リベンジャーズ』などに出演する俳優の北村匠海。
主演は「美しい彼」シリーズの萩原利久。
監督自身が自分の頭の中を好きなように撮っているなというインディーズベースな作品でした。短編なので51分です。

映画『世界征服をやめた』は
サツゲキで2月21日(金)から公開です。
 

(C)2025『知らないカノジョ』製作委員会

映画『知らない彼女』

大学時代に出会い、互いに一目惚れして結婚した神林リク(中島健人)と前園ミナミ(milet)が主人公。
恋に落ちて8年、人気作家になったリクと、歌手の夢を諦めたミナミ。ケンカをした翌朝リクが目を覚ますとミナミの姿はなく…。人気作家ではなく文芸誌の編集部員になったリク、そしてミナミはトップアースティストになっている。自分とは知り合ってすらいない世界が始まっていた。戸惑いながらも人生のすべてを取り戻すべく奔走するリクだったが…。

フランス、ベルギー合作映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(21)を原作に、『陽だまりの彼女』(13)の三木孝浩が監督。
『お前の罪を自白しろ』(23)の中島健人が主演を務め、映画初主演となるシンガーソングライターのmiletと共演するファンタジックラブストーリーです。

三木監督のホワーっとするお日様の温かさのようなヒロインを切り取る画!良いですよね。観てる我々はメインキャラクターの元の幸せを願いがちですが、別世界線にもメインキャラを取り巻く登場人物が、その世界線で生きてるわけです。
本作は恋愛映画と思いがちですが、主人公リクの親友である梶原恵介(桐谷健太)との友情にも注目してほしいです。

映画『知らない彼女』はTOHOシネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、帯広で2月28日(金)から公開です。

 

(C)2022 Papillon Film / Tangaj Production / Screening Emotions / Avanpost Production

映画『おんどりの鳴く前に』

ルーマニアの地方にある静かな村の中年警察官イリエ(ユリアン・ポステルニク)、野心を失い淡々と日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながらひっそりと第二の人生を送ること。しかし、平和なはずの村で残殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエは美しい村の闇を次々と目の当たりにすることになる。正義感を手放した警察官がたどり着く衝撃の結末とは…。という映画です。

監督はルーマニアの若手監督パウル・ネゴエスク。
欲望と正義の狭間で揺れる主人公の葛藤、社会風刺を交えて巧みに表現し、ルーマニア・アカデミー賞6冠の快挙を成し遂げています。
冒頭、夜明けの田舎道をトラックが走っていて、その荷台の檻には鶏が積まれています。そこから一羽のおんどりが落っこちて逃げ出す、そんな不穏な始まり方がもう最高です。サスペンス要素やコミカルな要素もあり、映画が好きな人はそのカットで引き込まれると思います。しかも、マニアックな感覚ですが、最初はイラン映画の『オリーブの林をぬけて』(94)のようなのほほんとした雰囲気もあります。田舎なので。
その中での不穏さがいつ出てくるのかというところに注目して観てみてください。

映画『おんどりの鳴く前に』はPG‐12指定でシアターキノで3月1日(土)から公開です。
 

キャプテン・ポップコーン

映画専門ラジオ番組

キャプテン・ポップコーンは、エフエムノースウェーブで毎週木曜日深夜1時半から放送するラジオ番組です。北海道・札幌で映画のお仕事に従事する「まちのえいが屋さん・矢武企画」が気になった映画の情報、映画に関係したまちの情報、そして、映画がもっと近くなるようなお話をお届けします。映画がはじける、映画で踊る夜、きょうも映画と、コミュニケーションしていきましょう!

eventイベント・キャンペーン

point注目映画一覧(外部サイト)

Anora

ANORA アノーラ

2025-02-28

第77回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いたショーン・ベイカーのロマンティックコメディ。ニューヨークを舞台に、ロシア系アメリカ人のストリップダンサー、アノーラのジェットコースターのようなロマンスと騒動を、ユーモラスに、そして真摯に描く。

Captain America: Brave New World

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

2025-02-14

“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、盾を託されたファルコンことサム・ウィルソンは、その後、重圧と葛藤しながら“二代目”を受け入れる心を決めた。これまでアベンジャーズの中心人物としてリーダーシップを発揮してきた“キャプテン・アメリカ”は、単なるひとりのヒーローに留まらず、アメリカの象徴でもあり、さらにはヒーローの象徴とさえ言える存在だった。“ヒーローの象徴”キャプテン・アメリカを受け継いだ男の物語がここから始まる。

The Brutalist

ブルータリスト

2025-02-21

第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの30年にわたる数奇な運命を描いたヒューマン・ドラマ。新天地に到着したひとりの男を待ち受ける出会い、離れ離れの妻への愛、そして大きな困難と代償を壮大なスケールで活写する。

Wicked

ウィキッド ふたりの魔女

2025-03-07

魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。緑色の肌をもち周囲から誤解されてしまうエルファバと、野心的で美しく人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格もまったく異なる2人は、最初こそ激しく衝突するが、次第に友情を深め、かけがえのない存在になっていく。しかしこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる。

The Wild Robot

野生の島のロズ

2025-02-07

嵐の夜、人間をサポートするプログラムがインストールされた〈最新型アシストロボット〉が入った箱が、無人島に流れ着いた。偶然にも起動ボタンが押されて、“彼女”は目覚める。誰もいない大自然の中で、ロズは命令を求め、歩き出す。島の動物たちからは“怪物”呼ばわりされ、大自然を孤独にあてもなくさまようロズ。誰からも命令されない、過酷な野生の島では、ロズに組み込まれたプログラムは通用しない。しかしある日、ひとつの“小さな出会い”をきっかけに、ロズに思いもよらない変化の兆しが現れ始める――

A Complete Unknown

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN

2025-02-28

1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こしつつ、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

Presence

プレゼンス 存在

2025-03-07

崩壊寸前の4人家族が、ある大きな屋敷に引っ越してくる。一家の10代の少女クロエは、家の中に自分たち以外の何かが存在しているように感じてならなかった。“それ”は一家が引っ越してくる前からそこにいて、“それ”は人に見られたくない家族の秘密を目撃する。クロエは母親にも兄も好かれておらず、そんな彼女に“それ”は親近感を抱く。一家とともに過ごしていくうちに、“それ”は目的を果たすために行動に出る。

A Real Pain

リアル・ペイン〜心の旅〜

2025-01-31

ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドとベンジーは、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドのアウシュビッツまでのツアー旅行に参加する。従兄弟同士でありながら正反対の性格な二人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく。

Se7en

セブン

1996-01-27

定年退職間近の刑事サマセットと新人のミルズは、ある殺人現場に向かう。そこには肥満の大男の凄惨な死体があった。またほどなくして、今度はビジネスマンの死体が発見される。サマセットはそれぞれの現場に残されていた文字から、犯人がキリスト教における七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)に因んだ殺人に及んでいると分析、残るは5件となった。事件を未然に防ごうと犯人の特定を急ぐ2人。やがて一人の男が容疑者に浮上、しかし接近するも取り逃がし、さらなる犠牲者を出してしまう。そんな中、大罪に沿った犯行が残り2件となったところで、犯人を名乗る男が自首して来るのだが…。