毎週・木曜日の25:30から北海道・札幌のFM NORTH WAVE(JFL系)で放送されている、矢武企画制作・映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!
キャプテン・ポップコーンこと矢武企画・矢武兄輔が、映画の情報はもちろん、映画に関係するまちの情報、映画がもっと近くなる内容をお届けします。
この記事では10月23日(木)に放送した番組内容をお届けしています。 進行台本と放送内容を基に記事を作成しています。そのため、実際の放送内容とは違う表現・補足(話し言葉と書き言葉等)並びに、放送ではカットされた内容を含む場合がございます。 また、公開される映画館名や作品情報、イベントは上記日程の放送または収録時点のものになりますのでご留意ください。
【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画
カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ #78
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』
この映画は、余命半年と宣告された少女が、高校1年生の春に体験する一生分の恋を描いた、芥川なおの純愛小説「ストロベリームーン」を映画化。
監督は『美しい彼 eternal』(23)などの酒井麻衣。出演は、『おいしくて泣くとき』(25)などの當真あみと『室井慎次 敗れざる者』(24)などの齋藤潤。
ゆーへい:この作品は「残された時間をどう生き抜くか」というテーマが軸にあります。重くなりがちな題材ですが、主人公・萌は“暗く生きる”のではなく、時間を大切にしながら、“悲しい顔をしたらポイントマイナス”というように、明るく前を向いて生きていこうとします。
矢武:萌の家では、お父さんやお母さんが悲しい顔をした時に、シールを壁に貼っていくという(悲しみを可視化する)ルールがありましたね。
ゆーへい:萌にとっての夢は、親友と恋人を持つこと。その願いが叶っていく過程が丁寧に描かれていました。日向と萌がバスで小旅行をしたり、恋人らしい時間を過ごす場面が、とても印象に残っています。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
それに、劇中ではあえてセリフを用意せず、アドリブで演じてもらったシーンもあったそうです。監督は「10代の俳優たちがどんなお芝居をしてくれるのか、1度委ねてみたかった」と話していて、その自然な表情や間がとても印象的でした。
作中にストロベリームーンを見に行くシーンがありますが、実は昼間に撮影されたとのことです。主演の2人が未成年だったため、健全な時間帯での撮影を心がけたそうです。
また、そのシーンでは「夜に好きな人と冒険に出かけて、ドキドキしながら月を待つシーンです」とだけ伝え、あとは役者に自由にお芝居を任せたといいます。その自由な演技が、2人の若さや純粋さをより際立たせていました。
矢武:萌の両親を演じたのは“踊るファミリー”でもあるユースケ・サンタマリアさんと田中麗奈さんですね。2人の演技からは、家族の温かさがしっかり伝わってきました。
ゆーへい:子を持つ親として、気持ちが重なる部分が多く、映画館では30分ぐらい大号泣してしまいました。
萌を支える友人や周囲の人たちもとても魅力的でした。命、友情、親子の愛――どの場面をとっても胸が締めつけられるような切なさがあり、喜びや悲しみなど、さまざまな感情が詰まった作品だと思います。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
ゆーへい:田中麗奈さん演じる母親が、萌の診断を受けたあと、ひとり車の中で涙を流すシーンが特に印象に残りました。静かな場面なのに感情が溢れてきて、思わず涙が止まりませんでした。
矢武:この映画は、いわゆる“難病モノ”や“青春モノ”という枠で見てしまうのはもったいない作品だと思います。どんな立場の人が観ても心に響く、素晴らしい映画でした。ちなみに、この物語には原作では続編があるそうですよ。タイトルは『コールドムーン』。続編もまた気になりますね。
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』(G)はTOHO シネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、室蘭で10月17 日(金)から絶賛公開中です!
この記事では10月23日(木)に放送した番組内容をお届けしています。 進行台本と放送内容を基に記事を作成しています。そのため、実際の放送内容とは違う表現・補足(話し言葉と書き言葉等)並びに、放送ではカットされた内容を含む場合がございます。 また、公開される映画館名や作品情報、イベントは上記日程の放送または収録時点のものになりますのでご留意ください。
【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画
カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ #78
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』
この映画は、余命半年と宣告された少女が、高校1年生の春に体験する一生分の恋を描いた、芥川なおの純愛小説「ストロベリームーン」を映画化。
監督は『美しい彼 eternal』(23)などの酒井麻衣。出演は、『おいしくて泣くとき』(25)などの當真あみと『室井慎次 敗れざる者』(24)などの齋藤潤。
ゆーへい:この作品は「残された時間をどう生き抜くか」というテーマが軸にあります。重くなりがちな題材ですが、主人公・萌は“暗く生きる”のではなく、時間を大切にしながら、“悲しい顔をしたらポイントマイナス”というように、明るく前を向いて生きていこうとします。
矢武:萌の家では、お父さんやお母さんが悲しい顔をした時に、シールを壁に貼っていくという(悲しみを可視化する)ルールがありましたね。
ゆーへい:萌にとっての夢は、親友と恋人を持つこと。その願いが叶っていく過程が丁寧に描かれていました。日向と萌がバスで小旅行をしたり、恋人らしい時間を過ごす場面が、とても印象に残っています。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
それに、劇中ではあえてセリフを用意せず、アドリブで演じてもらったシーンもあったそうです。監督は「10代の俳優たちがどんなお芝居をしてくれるのか、1度委ねてみたかった」と話していて、その自然な表情や間がとても印象的でした。
作中にストロベリームーンを見に行くシーンがありますが、実は昼間に撮影されたとのことです。主演の2人が未成年だったため、健全な時間帯での撮影を心がけたそうです。
また、そのシーンでは「夜に好きな人と冒険に出かけて、ドキドキしながら月を待つシーンです」とだけ伝え、あとは役者に自由にお芝居を任せたといいます。その自由な演技が、2人の若さや純粋さをより際立たせていました。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
矢武:萌の両親を演じたのは“踊るファミリー”でもあるユースケ・サンタマリアさんと田中麗奈さんですね。2人の演技からは、家族の温かさがしっかり伝わってきました。
ゆーへい:子を持つ親として、気持ちが重なる部分が多く、映画館では30分ぐらい大号泣してしまいました。
萌を支える友人や周囲の人たちもとても魅力的でした。命、友情、親子の愛――どの場面をとっても胸が締めつけられるような切なさがあり、喜びや悲しみなど、さまざまな感情が詰まった作品だと思います。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
ゆーへい:田中麗奈さん演じる母親が、萌の診断を受けたあと、ひとり車の中で涙を流すシーンが特に印象に残りました。静かな場面なのに感情が溢れてきて、思わず涙が止まりませんでした。
矢武:この映画は、いわゆる“難病モノ”や“青春モノ”という枠で見てしまうのはもったいない作品だと思います。どんな立場の人が観ても心に響く、素晴らしい映画でした。ちなみに、この物語には原作では続編があるそうですよ。タイトルは『コールドムーン』。続編もまた気になりますね。
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』(G)はTOHO シネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、室蘭で10月17 日(金)から絶賛公開中です!
キャプテン・ポップコーン
映画専門ラジオ番組
キャプテン・ポップコーンは、エフエムノースウェーブで毎週木曜日深夜1時半から放送するラジオ番組です。北海道・札幌で映画のお仕事に従事する「まちのえいが屋さん・矢武企画」が気になった映画の情報、映画に関係したまちの情報、そして、映画がもっと近くなるようなお話をお届けします。映画がはじける、映画で踊る夜、きょうも映画と、コミュニケーションしていきましょう!