(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
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2026.7.3

【2026年7月公開のおすすめ映画・後編】清水崇監督のJホラー2作をはじめ犬視点ホラー、カンヌ出品作まで注目映画を紹介

2026年7月は、話題の超大作だけでなく、映画ファンの好奇心を刺激する個性派作品も続々と公開されます。

前編では『モアナと伝説の海』や『トイ・ストーリー5』など、幅広い世代で楽しめる注目作をご紹介しました。

続く後編では、清水崇監督が手がけるJホラー2作をはじめ、全編犬の視点で描かれる新感覚ホラー、手に汗握るアクション、静かな余韻を残すアイスランド発の家族劇をピックアップ。さらに番外編として、映画館の大スクリーンで舞台芸術を楽しめるMETライブビューイングもご紹介します。

背筋がひんやりする恐怖を味わいたい人も、じっくり作品の世界に浸りたい人も、いつもの映画選びとは少し違う1本に出会えるはずです。

※上映劇場や公開日は2026年7月3日時点の情報です。変更の可能性があるため、鑑賞前に各劇場公式サイトで最新情報をご確認ください。

ひんやり怖い映画を観たい人に 清水崇監督が描く恐怖『口に関するアンケート』『だぁれかさんとアソぼ?』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_口に関するアンケート

(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会

『口に関するアンケート』

背筋による同名ホラー小説を、『呪怨』シリーズの清水崇監督が板垣李光人主演で実写映画化。日常に潜む言葉の恐怖を描く、この夏大注目のJホラーです。

心霊スポットでの肝試しをきっかけに、仲間の失踪という異変に巻き込まれていく大学生たち。怪異の正体を追ううちに、彼らの周囲では説明のつかない出来事が次々と発生します。やがて物語は、人間の何気ない言葉や感情の闇にまで踏み込みながら、思いもよらない真実へと近づいていきます。
本作の本当の恐怖は、わかりやすい怪異のインパクトだけではありません。観客の胸に突き刺さるのは、「口にした言葉」が持つ重さです。 怒りや悪意のままに発したひと言は、本当にその場で消えてしまうのか――。作品が投げかけるその問いが、登場人物だけでなく観ている私たちの日常をもじわじわと侵食し、いつの間にか他人事ではなくなっていきます。さらに、劇中で執拗に映し出される「口元のアップ」や、声になる直前の息遣いまで届くような「距離の近い音響演出」が、Jホラー特有の不穏な湿度を倍増させています。大きな音で驚かせるのではなく、日常の安心が削られていくような静かな恐怖と、劇場を出てからも「自分の言葉」を意識してしまうような独特の後味をぜひ体感してください。

■北海道の上映劇場
札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、TOHOシネマズ すすきの、江別、小樽、旭川、苫小牧、北見 、釧路

■公開日
2026年7月3日(金)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_口に関するアンケート

(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_「だぁれかさんとアソぼ?」

(C)2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会

『だぁれかさんとアソぼ?』

Jホラー界の巨匠・清水崇監督の最新作。なんと2026年7月は、先に紹介した『口に関するアンケート』に続き、清水監督作が2本も劇場公開される異例の“ホラーお祭り月”!その双璧をなす本作は、学校を舞台にした完全オリジナルの学園ホラーです。

若者の間で密かに流行る、絶対にやってはいけない“遊び”。それは「学校の、誰もいない階段の13段目で、カセットテープに日付と名前を吹き込むと、その人が死ぬ」というもの。 軽い好奇心から実行した学生たちの日常は少しずつ歪み始め、やがて校内で不可解な事件が発生します。事態を重く見た学校に招聘された心理カウンセラーの平瀬小春(鎮西寿々歌)は、生徒たちのカウンセリングを進めるなかで、年の離れた妹・菜々美(星乃あんな)もその呪いの遊びに関わっていたことを知るのですが……。
本作の最大の魅力は、誰もが通ったことのある「学校の階段」や「放課後の教室」という、身近な日常を瞬時に恐怖の舞台へと変えてしまう清水監督の手腕です。昔から語られてきた学校の怪談や都市伝説を思わせる設定が、観客の記憶の奥にある“身近な怖さ”を呼び起こします。

キャスト陣には、映画単独初主演にしてホラー初挑戦となるFRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌を抜擢。普段の底抜けに明るいアイドルのオーラを封印し、怪異と妹の危機に怯え、震える心理カウンセラー役をシリアスに熱演しています。

さらに、星乃あんなや大西利空といったフレッシュな若手実力派から、不穏な空気を引き締める名優・染谷将太まで豪華な顔ぶれが集結。若者たちのリアルな会話劇と、逃げ場のない学園ホラーの湿度が見事に融合した、この夏絶対にハズせない1本です。

■北海道の上映劇場
札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、TOHOシネマズ すすきの、江別、小樽、旭川、苫小牧、北見、釧路

■公開日
2026年7月24日(金)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_「だぁれかさんとアソぼ?」

(C)2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会

全編犬視点!新感覚ホラーを体験したい人に 『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

(C) 2025 Whats Wrong With Your Dog, LLC. All Rights Reserved.

『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

飼い主・トッドと暮らすレトリバー犬のインディは、トッドの体調が悪化していることに気付きます。退院後、2人は祖父が謎の死を遂げた空き家へ移り住みますが、インディだけは家の中に潜む異変を敏感に察知。何かの物音を聞き、家の隅から影が漂ってくるのを感じるインディ。邪悪な存在がトッドの容態を悪化させ、インディは不気味な何かから必死にトッドを守ろうと奮闘します。

すべてが犬・インディの視点で描かれる本作。最愛の飼い主を守るため、言葉を持たない一匹の犬が見えない恐怖へ立ち向かっていく、新感覚のホラーです。

 
犬だけが怪異を知っているという斬新な設定を、犬の視点だけで描き切ったアイデアが本作最大の魅力です。

誰もいない場所を見つめたり、突然吠えたり、家に入るのを嫌がったり――犬を飼ったことがある人なら思い当たる行動が、そのまま恐怖へとつながっていきます。人間には見えない存在をインディだけが察知しているからこそ、観客も「何がいるのか分からない」という不安を共有することになります。

主演を務めるレトリバー犬・インディの自然な演技も大きな見どころ。SXSWで最優秀犬演技賞を受賞したほか、アストラ映画賞では動物俳優として初めて演技賞を受賞する快挙を達成しました。愛する飼い主を守ろうと必死に奮闘する姿は、ホラーでありながら胸を打つドラマとしても強い印象を残します。

■北海道の上映劇場
江別、旭川、釧路

■公開日
2026年7月10日(金)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

(C) 2025 Whats Wrong With Your Dog, LLC. All Rights Reserved.

手に汗握るアクションを観たい人に

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『ザ・レイジ』

(C)2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. And Beijing Tmeng Pictures Co., Ltd.All Rig

『ザ・レイジ』

謎の組織によって妻と娘を奪われたバイ・アンは、事件の真相と家族の仇を追い求めます。

巨大企業による麻薬の横流しを追う中で、狂気の麻薬王や腐敗した軍警察、大企業のオーナーの一人娘を巡る予期せぬ試練など、次々と巨大な敵が立ちはだかります。復讐に燃えるバイ・アンは、生身ひとつで数々の敵に立ち向かいながら、隠された真実へと迫っていきます。
『マッハ!!!!!!!!!!』シリーズで世界中のアクションファンを魅了したトニー・ジャーが、本領発揮ともいえる超絶アクションを披露します。

武器に頼らず、生身で敵をなぎ倒していく迫力満点の格闘シーンは見応え十分。敵を相手に繰り広げるスピード感あふれるバトルに加え、『イップ・マン外伝 マスターZ』のシン・ユーとの対決も大きな見どころです。復讐劇とハードなアクションが融合した、息つく暇もない1本となっています。

■北海道の上映劇場
ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、旭川

■公開日
2026年7月10日(金)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『ザ・レイジ』

(C)2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. And Beijing Tmeng Pictures Co., Ltd.All Rig

静かな余韻に浸りたい人に 『きれっぱしの愛』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『きれっぱしの愛』

(C)STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VAST, ARTE FRANCE CINEMA

『きれっぱしの愛』

第78回カンヌ国際映画祭への正式出品、さらには第98回アカデミー賞®アイスランド代表作にも選出され、世界中の映画ファンを魅了している注目作。映画館で静かな余韻に浸りたい人にいち押しの、ビターでスウィートな家族劇です。

北欧・アイスランドの田舎町。芸術家のアンナは、しっかり者の長女イダ、わんぱくな双子のグリムールとソルギス、そして愛犬パンダと暮らしながら、芸術家としての道を模索していました。そこへ、今や“もう夫婦ではなくなった”はずの元夫マグヌスが、何かと理由をつけては家を訪れ、食卓を囲み、ピクニックにまで付いてくる始末。気がつけば、まるで“まだ家族”であるかのような奇妙で穏やかな日常が再び始まりますが――。
本作の監督を務めるのは、『ゴッドランド/GODLAND』(22)で世界的な評価を得たアイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソン。大きな事件が起きるわけではないのに不思議と目が離せない理由は、移りゆく四季とともに、ときにユーモラスに、ときにシュールに切り取られる「日常のスケッチ」の圧倒的な心地よさにあります。

見どころのひとつは、アンナの子どもたちと愛犬を、監督の3人の実子と愛犬パンダがそのまま演じている点です。作り込まれていないナチュラルでエネルギッシュな表情や空気感が、ドキュメンタリーのような独特のリアリティを作品に与えています。特に、カンヌ国際映画祭で「パルム・ドッグ賞」を受賞した愛犬パンダの愛らしい名演は見逃せません。

アイスランドの美しい自然を背景に、変わりゆく関係性の中で「失われてもなお残る愛の行方」を丁寧に描いた本作。観終わったあと、自分の家族や大切な人との時間を少し愛おしく思えるような、極上の余韻を残してくれる1本です。

■北海道の上映劇場
シアターキノ、苫小牧
※苫小牧のみ上映は8月15日(金)~

■公開日
2026年7月3日(金)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『きれっぱしの愛』

(C)STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VAST, ARTE FRANCE CINEMA

番外編:映画館で舞台芸術を楽しみたい人に METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera

METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

1957年のメキシコ。「死者の日」を迎えたある日、画家ディエゴ・リベラは、3年前に亡くなった妻フリーダ・カーロとの再会を切望していました。一方、冥界で過ごしていたフリーダは、死者の番人ラ・カトリーナの導きによって、24時間限定で現世へ戻ることになります。ただし、生者にふれてはならないという厳しいルール付き。
久しぶりの再会を果たした2人は、共に過ごした日々を振り返りながら、愛と別れ、そして人生の終わりと向き合っていきます。
 
実在した画家フリーダ・カーロとディエゴ・リベラを主人公に、死者と生者の再会を描く幻想的なオペラです。

MET初演となる本作では、世界的歌手のイザベル・レナードとカルロス・アルバレスが主演。リオデジャネイロ五輪開会式を手がけたデボラ・コルカーの演出による色彩豊かな舞台美術とともに、愛と別れを描く感動的な物語が展開します。

映画とは異なる舞台芸術ならではの魅力を、大スクリーンと迫力ある音響で体験できるのもMETライブビューイングならでは。普段オペラにふれる機会が少ない人にもおすすめの作品です。

■北海道の上映劇場
札幌シネマフロンティア

■公開日
2026年7月10日(金)~16日(木)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera

ひんやり怖い映画を観たい人に 清水崇監督が描く恐怖『口に関するアンケート』『だぁれかさんとアソぼ?』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_口に関するアンケート

(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会

『口に関するアンケート』

背筋による同名ホラー小説を、『呪怨』シリーズの清水崇監督が板垣李光人主演で実写映画化。日常に潜む言葉の恐怖を描く、この夏大注目のJホラーです。

心霊スポットでの肝試しをきっかけに、仲間の失踪という異変に巻き込まれていく大学生たち。怪異の正体を追ううちに、彼らの周囲では説明のつかない出来事が次々と発生します。やがて物語は、人間の何気ない言葉や感情の闇にまで踏み込みながら、思いもよらない真実へと近づいていきます。
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_口に関するアンケート

(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会

本作の本当の恐怖は、わかりやすい怪異のインパクトだけではありません。観客の胸に突き刺さるのは、「口にした言葉」が持つ重さです。 怒りや悪意のままに発したひと言は、本当にその場で消えてしまうのか――。作品が投げかけるその問いが、登場人物だけでなく観ている私たちの日常をもじわじわと侵食し、いつの間にか他人事ではなくなっていきます。さらに、劇中で執拗に映し出される「口元のアップ」や、声になる直前の息遣いまで届くような「距離の近い音響演出」が、Jホラー特有の不穏な湿度を倍増させています。大きな音で驚かせるのではなく、日常の安心が削られていくような静かな恐怖と、劇場を出てからも「自分の言葉」を意識してしまうような独特の後味をぜひ体感してください。

■北海道の上映劇場
札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、TOHOシネマズ すすきの、江別、小樽、旭川、苫小牧、北見 、釧路

■公開日
2026年7月3日(金)
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_「だぁれかさんとアソぼ?」

(C)2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会

『だぁれかさんとアソぼ?』

Jホラー界の巨匠・清水崇監督の最新作。なんと2026年7月は、先に紹介した『口に関するアンケート』に続き、清水監督作が2本も劇場公開される異例の“ホラーお祭り月”!その双璧をなす本作は、学校を舞台にした完全オリジナルの学園ホラーです。

若者の間で密かに流行る、絶対にやってはいけない“遊び”。それは「学校の、誰もいない階段の13段目で、カセットテープに日付と名前を吹き込むと、その人が死ぬ」というもの。 軽い好奇心から実行した学生たちの日常は少しずつ歪み始め、やがて校内で不可解な事件が発生します。事態を重く見た学校に招聘された心理カウンセラーの平瀬小春(鎮西寿々歌)は、生徒たちのカウンセリングを進めるなかで、年の離れた妹・菜々美(星乃あんな)もその呪いの遊びに関わっていたことを知るのですが……。
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_「だぁれかさんとアソぼ?」

(C)2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会

本作の最大の魅力は、誰もが通ったことのある「学校の階段」や「放課後の教室」という、身近な日常を瞬時に恐怖の舞台へと変えてしまう清水監督の手腕です。昔から語られてきた学校の怪談や都市伝説を思わせる設定が、観客の記憶の奥にある“身近な怖さ”を呼び起こします。

キャスト陣には、映画単独初主演にしてホラー初挑戦となるFRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌を抜擢。普段の底抜けに明るいアイドルのオーラを封印し、怪異と妹の危機に怯え、震える心理カウンセラー役をシリアスに熱演しています。

さらに、星乃あんなや大西利空といったフレッシュな若手実力派から、不穏な空気を引き締める名優・染谷将太まで豪華な顔ぶれが集結。若者たちのリアルな会話劇と、逃げ場のない学園ホラーの湿度が見事に融合した、この夏絶対にハズせない1本です。

■北海道の上映劇場
札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、TOHOシネマズ すすきの、江別、小樽、旭川、苫小牧、北見、釧路

■公開日
2026年7月24日(金)

全編犬視点!新感覚ホラーを体験したい人に 『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

(C) 2025 Whats Wrong With Your Dog, LLC. All Rights Reserved.

『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

飼い主・トッドと暮らすレトリバー犬のインディは、トッドの体調が悪化していることに気付きます。退院後、2人は祖父が謎の死を遂げた空き家へ移り住みますが、インディだけは家の中に潜む異変を敏感に察知。何かの物音を聞き、家の隅から影が漂ってくるのを感じるインディ。邪悪な存在がトッドの容態を悪化させ、インディは不気味な何かから必死にトッドを守ろうと奮闘します。

すべてが犬・インディの視点で描かれる本作。最愛の飼い主を守るため、言葉を持たない一匹の犬が見えない恐怖へ立ち向かっていく、新感覚のホラーです。

 
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

(C) 2025 Whats Wrong With Your Dog, LLC. All Rights Reserved.

犬だけが怪異を知っているという斬新な設定を、犬の視点だけで描き切ったアイデアが本作最大の魅力です。

誰もいない場所を見つめたり、突然吠えたり、家に入るのを嫌がったり――犬を飼ったことがある人なら思い当たる行動が、そのまま恐怖へとつながっていきます。人間には見えない存在をインディだけが察知しているからこそ、観客も「何がいるのか分からない」という不安を共有することになります。

主演を務めるレトリバー犬・インディの自然な演技も大きな見どころ。SXSWで最優秀犬演技賞を受賞したほか、アストラ映画賞では動物俳優として初めて演技賞を受賞する快挙を達成しました。愛する飼い主を守ろうと必死に奮闘する姿は、ホラーでありながら胸を打つドラマとしても強い印象を残します。

■北海道の上映劇場
江別、旭川、釧路

■公開日
2026年7月10日(金)

手に汗握るアクションを観たい人に

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『ザ・レイジ』

(C)2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. And Beijing Tmeng Pictures Co., Ltd.All Rig

『ザ・レイジ』

謎の組織によって妻と娘を奪われたバイ・アンは、事件の真相と家族の仇を追い求めます。

巨大企業による麻薬の横流しを追う中で、狂気の麻薬王や腐敗した軍警察、大企業のオーナーの一人娘を巡る予期せぬ試練など、次々と巨大な敵が立ちはだかります。復讐に燃えるバイ・アンは、生身ひとつで数々の敵に立ち向かいながら、隠された真実へと迫っていきます。
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『ザ・レイジ』

(C)2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. And Beijing Tmeng Pictures Co., Ltd.All Rig

『マッハ!!!!!!!!!!』シリーズで世界中のアクションファンを魅了したトニー・ジャーが、本領発揮ともいえる超絶アクションを披露します。

武器に頼らず、生身で敵をなぎ倒していく迫力満点の格闘シーンは見応え十分。敵を相手に繰り広げるスピード感あふれるバトルに加え、『イップ・マン外伝 マスターZ』のシン・ユーとの対決も大きな見どころです。復讐劇とハードなアクションが融合した、息つく暇もない1本となっています。

■北海道の上映劇場
ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、旭川

■公開日
2026年7月10日(金)

静かな余韻に浸りたい人に 『きれっぱしの愛』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『きれっぱしの愛』

(C)STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VAST, ARTE FRANCE CINEMA

『きれっぱしの愛』

第78回カンヌ国際映画祭への正式出品、さらには第98回アカデミー賞®アイスランド代表作にも選出され、世界中の映画ファンを魅了している注目作。映画館で静かな余韻に浸りたい人にいち押しの、ビターでスウィートな家族劇です。

北欧・アイスランドの田舎町。芸術家のアンナは、しっかり者の長女イダ、わんぱくな双子のグリムールとソルギス、そして愛犬パンダと暮らしながら、芸術家としての道を模索していました。そこへ、今や“もう夫婦ではなくなった”はずの元夫マグヌスが、何かと理由をつけては家を訪れ、食卓を囲み、ピクニックにまで付いてくる始末。気がつけば、まるで“まだ家族”であるかのような奇妙で穏やかな日常が再び始まりますが――。
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_『きれっぱしの愛』

(C)STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VAST, ARTE FRANCE CINEMA

本作の監督を務めるのは、『ゴッドランド/GODLAND』(22)で世界的な評価を得たアイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソン。大きな事件が起きるわけではないのに不思議と目が離せない理由は、移りゆく四季とともに、ときにユーモラスに、ときにシュールに切り取られる「日常のスケッチ」の圧倒的な心地よさにあります。

見どころのひとつは、アンナの子どもたちと愛犬を、監督の3人の実子と愛犬パンダがそのまま演じている点です。作り込まれていないナチュラルでエネルギッシュな表情や空気感が、ドキュメンタリーのような独特のリアリティを作品に与えています。特に、カンヌ国際映画祭で「パルム・ドッグ賞」を受賞した愛犬パンダの愛らしい名演は見逃せません。

アイスランドの美しい自然を背景に、変わりゆく関係性の中で「失われてもなお残る愛の行方」を丁寧に描いた本作。観終わったあと、自分の家族や大切な人との時間を少し愛おしく思えるような、極上の余韻を残してくれる1本です。

■北海道の上映劇場
シアターキノ、苫小牧
※苫小牧のみ上映は8月15日(金)~

■公開日
2026年7月3日(金)

番外編:映画館で舞台芸術を楽しみたい人に METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

2026年7月公開のおすすめ映画・後編_METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera

METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

1957年のメキシコ。「死者の日」を迎えたある日、画家ディエゴ・リベラは、3年前に亡くなった妻フリーダ・カーロとの再会を切望していました。一方、冥界で過ごしていたフリーダは、死者の番人ラ・カトリーナの導きによって、24時間限定で現世へ戻ることになります。ただし、生者にふれてはならないという厳しいルール付き。
久しぶりの再会を果たした2人は、共に過ごした日々を振り返りながら、愛と別れ、そして人生の終わりと向き合っていきます。
 
2026年7月公開のおすすめ映画・後編_METライブビューイング『フリーダとディエゴ 最後の夢』

(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera

実在した画家フリーダ・カーロとディエゴ・リベラを主人公に、死者と生者の再会を描く幻想的なオペラです。

MET初演となる本作では、世界的歌手のイザベル・レナードとカルロス・アルバレスが主演。リオデジャネイロ五輪開会式を手がけたデボラ・コルカーの演出による色彩豊かな舞台美術とともに、愛と別れを描く感動的な物語が展開します。

映画とは異なる舞台芸術ならではの魅力を、大スクリーンと迫力ある音響で体験できるのもMETライブビューイングならでは。普段オペラにふれる機会が少ない人にもおすすめの作品です。

■北海道の上映劇場
札幌シネマフロンティア

■公開日
2026年7月10日(金)~16日(木)

休日のスケジュールが決まっていない方、何を見ようか迷っている方など"ライトな映画ファン"に対して、映画館に出かけて、映画を楽しむことをおすすめします。SASARU movie編集部では、話題性の高い最新映画を中心にその情報や魅力を継続的に発信していきます。

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