2026年7月3日(金)公開の映画『口に関するアンケート』は、背筋による同名ホラー小説を、清水崇監督が実写映画化した作品です。心霊スポットでの肝試しをきっかけに、仲間の失踪という異変に巻き込まれていく大学生たち。彼らを襲う怪異の正体を追ううちに、感情に任せて発した言葉が、思いもよらない形で彼らを追い詰めていきます。主演の板垣李光人が見せる、じりじりと追い詰められていく焦燥感と恐怖の表情も印象的。やがて物語は、目を背けたくなるような真実へと静かに近づいていきます。
鑑賞後に残るのは、怒りや悪意のままに口にしてしまった言葉の重さです。その場の感情で吐き出したひと言は、発した瞬間に消えるわけではない。なかったことにはできない。その取り返しのつかなさが、じわじわと背筋を冷たくしていきます。
怪異よりも怖いのは、自分が口にした言葉かもしれない
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
登場人物の感情に寄り添うというより、観客に「口にした言葉は、本当にその場で消えるのか」と問いかけてくる作品です。だからこそ本作の怖さは、怪異の存在そのものよりも、「言ってしまったあと」に残る取り返しのつかなさにあります。そんな不穏な想像が、スクリーンの中の出来事をいつの間にか他人事ではなくしていくのです。
口元のアップと“音の近さ”が、恐怖を増幅させる
また、追い詰められていく過程で、板垣李光人が見せる表情の揺れも印象に残ります。恐怖に大きく取り乱すというより、理解が追いつかないまま不安が染み込んでいくような見せ方が、本作の怖さとよく合っています。
大きな音で驚かせる怖さとは少し違います。近すぎる声と口元、そこから何かが漏れ出してしまうような不快な予感。Jホラーらしい湿度のある演出が、本作の不穏さをさらに強めています。
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
大学、図書室、道路。日常に忍び込むJホラーの湿度
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
心霊スポットのような非日常の空間だけでなく、誰もが利用する図書室のような場所にまで、不穏な気配は入り込んでいきます。視界の端に何かが映り込むような違和感、静かな空間にふと生まれる異物感。大きな出来事が起きる前から、観ているこちらの防衛本能をじりじりと刺激してくるのです。
鑑賞後、普段から通る道や、静かな部屋の空気が少し違って感じられるかもしれません。日常の中にあるはずの安心が、じわじわと削られていく。その感覚こそ、本作ならではの怖さです。
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
『口に関するアンケート』というタイトルが問いかけるもの
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
口にする。口をつぐむ。口裏を合わせる。口から出たひと言が、何かを動かし、傷つけ、あるいは自分自身を追い詰めていく。そう考えると、このタイトルは観客に向けられた問いにも思えてきます。
本作の恐ろしさは、劇場を出てからその問いがふっと戻ってくるところにもあります。その場の感情で吐き出した言葉は、簡単にはなかったことにできない。そんな“言霊”のような感覚が、ホラーとして静かに効いてきます。
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
観終わったあと、少しだけ発言に気をつけたくなるホラー
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
映画『口に関するアンケート』基本情報
■出演:
板垣李光人
綱啓永 吉川愛 MOMONA(ME:I) 森愁斗(BUDDiiS) 西山智樹(TAGRIGHT)
柄本時生 / 中村獅童
■原作:背筋『口に関するアンケート』(ポプラ社刊)
■監督:清水崇
■脚本:山浦雅大
■音楽:大間々昂
■インスパイアソング:オレンジスパイニクラブ「口」 (WARNER MUSIC JAPAN)
■配給:松竹
■公式サイト:http://kuchi-movie.jp
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
怪異よりも怖いのは、自分が口にした言葉かもしれない
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
登場人物の感情に寄り添うというより、観客に「口にした言葉は、本当にその場で消えるのか」と問いかけてくる作品です。だからこそ本作の怖さは、怪異の存在そのものよりも、「言ってしまったあと」に残る取り返しのつかなさにあります。そんな不穏な想像が、スクリーンの中の出来事をいつの間にか他人事ではなくしていくのです。
口元のアップと“音の近さ”が、恐怖を増幅させる
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
また、追い詰められていく過程で、板垣李光人が見せる表情の揺れも印象に残ります。恐怖に大きく取り乱すというより、理解が追いつかないまま不安が染み込んでいくような見せ方が、本作の怖さとよく合っています。
大きな音で驚かせる怖さとは少し違います。近すぎる声と口元、そこから何かが漏れ出してしまうような不快な予感。Jホラーらしい湿度のある演出が、本作の不穏さをさらに強めています。
大学、図書室、道路。日常に忍び込むJホラーの湿度
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
心霊スポットのような非日常の空間だけでなく、誰もが利用する図書室のような場所にまで、不穏な気配は入り込んでいきます。視界の端に何かが映り込むような違和感、静かな空間にふと生まれる異物感。大きな出来事が起きる前から、観ているこちらの防衛本能をじりじりと刺激してくるのです。
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
鑑賞後、普段から通る道や、静かな部屋の空気が少し違って感じられるかもしれません。日常の中にあるはずの安心が、じわじわと削られていく。その感覚こそ、本作ならではの怖さです。
『口に関するアンケート』というタイトルが問いかけるもの
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
口にする。口をつぐむ。口裏を合わせる。口から出たひと言が、何かを動かし、傷つけ、あるいは自分自身を追い詰めていく。そう考えると、このタイトルは観客に向けられた問いにも思えてきます。
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
本作の恐ろしさは、劇場を出てからその問いがふっと戻ってくるところにもあります。その場の感情で吐き出した言葉は、簡単にはなかったことにできない。そんな“言霊”のような感覚が、ホラーとして静かに効いてきます。
観終わったあと、少しだけ発言に気をつけたくなるホラー
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
映画『口に関するアンケート』基本情報
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
■出演:
板垣李光人
綱啓永 吉川愛 MOMONA(ME:I) 森愁斗(BUDDiiS) 西山智樹(TAGRIGHT)
柄本時生 / 中村獅童
■原作:背筋『口に関するアンケート』(ポプラ社刊)
■監督:清水崇
■脚本:山浦雅大
■音楽:大間々昂
■インスパイアソング:オレンジスパイニクラブ「口」 (WARNER MUSIC JAPAN)
■配給:松竹
■公式サイト:http://kuchi-movie.jp
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