(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.
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2025.7.25

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』はレトロと未来が交差する、MCU新章のはじまり

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、マーベルの原点的チームを現代に蘇らせつつ、MCU新時代の幕開けにふさわしいスケールと深みを兼ね備えた新章です。60年代のレトロな空気と、未来的な映像美。そのギャップが心地よく溶け合い、スクリーンには“過去が夢見た未来”が広がります。

しかもこの4人は、次回作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にも登場予定。この映画が、ただのリブートではなく“MCU全体のカギ”になっていることは間違いありません。だからこそ、いま観るべき──それが『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』です。

60年代レトロ×テクノロジーの融合に驚かされる


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

本作の試写会を観終えてまず印象に残ったことは、1960年代の空気感と最先端テクノロジーとのギャップが見事に調和していた点です。クラシックなインテリア、当時を象徴する衣装と現代の映像技術とを融合することで、まるで「過去が夢見た未来」を覗き見るような体験ができました。

このレトロと未来の絶妙なバランスは単なるスタイルにとどまらず、作品全体のテーマやキャラクターたちの性格とも強く結びついており、MCU作品としては新鮮な世界観が提示されています。
 

圧巻の迫力とIMAX推奨のスケール感

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、視覚的にもMCUの新たな境地に達しています。特にギャラクタス登場シーンの宇宙的スケールと圧倒的な絶望感は、息を呑む迫力でした。さらに、白銀のボードに乗って脅威的なスピードで宇宙を駆け回るシルバーサーファーの描写は、まさにスクリーンでこそ体感すべき映像。その疾走感は、美しいながら恐ろしさすら感じさせます。

IMAX上映を前提に設計された映像は、奥行きや構図、音響との連動性において格別。VFXと物理的演出の融合により、まさに“体感するSF”と呼べるレベルの没入感が味わえますよ。

(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

キャスト全員に焦点が当たる丁寧な描写


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

本作では、リード、スー、ジョニー、ベンの4人それぞれにしっかりと背景とドラマが与えられており、単なる能力者としてではなく「人間」として描かれています。

これまでの『ファンタスティック・フォー』作品でおなじみだった「事故による能力獲得=オリジンストーリー」は、あえて描かれていません。その代わりに、すでに能力を得た“成熟したチーム”として物語が始まることで、各キャラクターの個性や関係性に深く切り込む余地が生まれています。

特に今回は、リードを中心に、それぞれが自らの経験や視点を持ち寄ってチームとしての課題に立ち向かっており、単なる能力バトルにとどまらない、知的で戦略的なバトルが繰り広げられます。科学的な立ち位置にあるのは主にリードですが、他のメンバーもそれぞれの強みを活かして貢献する構成になっており、チームのダイナミズムに新たな説得力を与えています。

キャラクターの絆が際立つ“家族の物語”

特に心を揺さぶられたのは、ある危機的状況でメンバーたちが「小さな命」を守ろうと全力を尽くす場面です。4人の能力を超えた行動には、単なるチームという枠を超えた「家族」としての強い絆が感じられ、思わず胸が熱くなりました。

この“守ること”に対する真剣さと無償の愛は、観客に深い感動を与えるものであり、作品のヒューマンドラマとしての側面を強く印象づけます。力だけではなく、優しさや責任感がヒーローを形作る──そんなメッセージが、伝わってきました。

(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

“演劇的準備”が生んだ自然な人間ドラマ


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

彼らの間にある家族のような絆は、劇中の描写だけではなく、制作過程そのものにも表れています。キャストたちは本格的な撮影前に3週間にわたってリハーサルを重ね、全シーンの読み合わせや感情の流れの確認を通して、まるで本物の家族のような関係性を築いたと語っています。

この“演劇的”とも言えるワークショップ型の準備期間があったことで、演技の自然さやキャラクター同士の距離感がスクリーン上にそのまま現れており、ヒューマンドラマとしてのリアリティを支えています。

懐かしさと革新が共存する、新時代のマーベル体験

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、マーベルの持つ壮大なスケール感を維持しながらも、人間味や温かみといったヒューマンな要素を見事に融合させた1作です。

レトロな美学、圧巻の映像体験、そしてキャストたちの本物の関係性に裏打ちされた人物描写──そのすべてがこれまでのMCUにはなかった新たな入口を生み出しています。

シリーズの予備知識がなくても十分に楽しめる構成になっているので、これからマーベル作品に触れてみたいという方にも強くおすすめできる作品です。

(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の基本情報

ファンタスティック4レビュー_ポスター画像

(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

■公開日
2025年7月25日(金)

■監督
マット・シャクマン(『ワンダヴィジョン』)

■キャスト
ペドロ・パスカル(『マンダロリアン』、『キングスマン:ゴールデン・サークル』)
ヴァネッサ・カービー(「ミッション:インポッシブル」シリーズ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)
ジョセフ・クイン(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』、『グラディエーターII英雄を呼ぶ声』)
エボン・モス=バクラック(『パニッシャー』、『一流シェフのファミリーレストラン』)

■公式サイト
https://marvel.disney.co.jp/movie/fantastic4

60年代レトロ×テクノロジーの融合に驚かされる


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

本作の試写会を観終えてまず印象に残ったことは、1960年代の空気感と最先端テクノロジーとのギャップが見事に調和していた点です。クラシックなインテリア、当時を象徴する衣装と現代の映像技術とを融合することで、まるで「過去が夢見た未来」を覗き見るような体験ができました。

このレトロと未来の絶妙なバランスは単なるスタイルにとどまらず、作品全体のテーマやキャラクターたちの性格とも強く結びついており、MCU作品としては新鮮な世界観が提示されています。
 

圧巻の迫力とIMAX推奨のスケール感


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、視覚的にもMCUの新たな境地に達しています。特にギャラクタス登場シーンの宇宙的スケールと圧倒的な絶望感は、息を呑む迫力でした。さらに、白銀のボードに乗って脅威的なスピードで宇宙を駆け回るシルバーサーファーの描写は、まさにスクリーンでこそ体感すべき映像。その疾走感は、美しいながら恐ろしさすら感じさせます。

IMAX上映を前提に設計された映像は、奥行きや構図、音響との連動性において格別。VFXと物理的演出の融合により、まさに“体感するSF”と呼べるレベルの没入感が味わえますよ。

キャスト全員に焦点が当たる丁寧な描写


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

本作では、リード、スー、ジョニー、ベンの4人それぞれにしっかりと背景とドラマが与えられており、単なる能力者としてではなく「人間」として描かれています。

これまでの『ファンタスティック・フォー』作品でおなじみだった「事故による能力獲得=オリジンストーリー」は、あえて描かれていません。その代わりに、すでに能力を得た“成熟したチーム”として物語が始まることで、各キャラクターの個性や関係性に深く切り込む余地が生まれています。

特に今回は、リードを中心に、それぞれが自らの経験や視点を持ち寄ってチームとしての課題に立ち向かっており、単なる能力バトルにとどまらない、知的で戦略的なバトルが繰り広げられます。科学的な立ち位置にあるのは主にリードですが、他のメンバーもそれぞれの強みを活かして貢献する構成になっており、チームのダイナミズムに新たな説得力を与えています。

キャラクターの絆が際立つ“家族の物語”


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

特に心を揺さぶられたのは、ある危機的状況でメンバーたちが「小さな命」を守ろうと全力を尽くす場面です。4人の能力を超えた行動には、単なるチームという枠を超えた「家族」としての強い絆が感じられ、思わず胸が熱くなりました。

この“守ること”に対する真剣さと無償の愛は、観客に深い感動を与えるものであり、作品のヒューマンドラマとしての側面を強く印象づけます。力だけではなく、優しさや責任感がヒーローを形作る──そんなメッセージが、伝わってきました。

“演劇的準備”が生んだ自然な人間ドラマ


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

彼らの間にある家族のような絆は、劇中の描写だけではなく、制作過程そのものにも表れています。キャストたちは本格的な撮影前に3週間にわたってリハーサルを重ね、全シーンの読み合わせや感情の流れの確認を通して、まるで本物の家族のような関係性を築いたと語っています。

この“演劇的”とも言えるワークショップ型の準備期間があったことで、演技の自然さやキャラクター同士の距離感がスクリーン上にそのまま現れており、ヒューマンドラマとしてのリアリティを支えています。

懐かしさと革新が共存する、新時代のマーベル体験


(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、マーベルの持つ壮大なスケール感を維持しながらも、人間味や温かみといったヒューマンな要素を見事に融合させた1作です。

レトロな美学、圧巻の映像体験、そしてキャストたちの本物の関係性に裏打ちされた人物描写──そのすべてがこれまでのMCUにはなかった新たな入口を生み出しています。

シリーズの予備知識がなくても十分に楽しめる構成になっているので、これからマーベル作品に触れてみたいという方にも強くおすすめできる作品です。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の基本情報

ファンタスティック4レビュー_ポスター画像

(c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

■公開日
2025年7月25日(金)

■監督
マット・シャクマン(『ワンダヴィジョン』)

■キャスト
ペドロ・パスカル(『マンダロリアン』、『キングスマン:ゴールデン・サークル』)
ヴァネッサ・カービー(「ミッション:インポッシブル」シリーズ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)
ジョセフ・クイン(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』、『グラディエーターII英雄を呼ぶ声』)
エボン・モス=バクラック(『パニッシャー』、『一流シェフのファミリーレストラン』)

■公式サイト
https://marvel.disney.co.jp/movie/fantastic4

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劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

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