(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS
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2026.7.20

是枝裕和監督が企画「ウルトラマンとは何なのか?」 現代の創造者たちが口にする“発明”と神秘的な美しさ

毎週・木曜日の25:30から北海道・札幌のFM NORTH WAVE(JFL系)で放送されている、矢武企画制作・映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!

※この記事では「キャプテン・ポップコーン」7月9日(木)の放送内容をお届けしています。

カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ #115


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このコーナーは、年内の劇場鑑賞·110作品を目指す鰹節ノ富樫政雄商店・ゆーへいさんに、映画館での劇場体験を。そして、クジで引かなければ、観なかったであろう映画を運命的にマッチングするコーナーです!!

映画『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』

1966年の放送当時、最高視聴率42.8%を記録し、社会現象にもなった日本特撮テレビシリーズの金字塔「ウルトラマン」。本作は、映画、特撮、デザイン、ゲームなど各分野を代表するクリエイターが国内外から出演し、「ウルトラマンとは何なのか」という輪郭が浮かび上がっていくドキュメンタリー映画です。

監督は、吉田一貴と『グリーフケアの時代に』(23)などの中村裕。企画は『万引き家族』(18)などの是枝裕和監督。出演は『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)などのギレルモ・デル・トロ監督ら。

ゆーへい:単なる「ウルトラマン」(66)の誕生秘話ではなく、日本や海外のものづくりやクリエイターたちの情熱を描いたドキュメンタリーでした。特に印象に残ったのは、「子ども向けだから」ではなく、「子どもにこそ本物を届ける」という、円谷英二さんをはじめ金城哲夫さんら制作陣の考え方です。戦争を経験した世代だからこそ、未来を生きる子どもたちへ夢や希望を届けたいという思いが、作品全体から強く伝わってきました。子どもの頃はヒーローとして夢中になり、大人になった今は作り手たちの哲学や情熱に心を動かされる作品でした。
 
矢武:改めて観て気づいたのが、ほかのヒーローとの違いでした。「仮面ライダー」や「アイアンマン」は、自らの力や考えで戦うヒーローですが、「ウルトラマン」は人間とウルトラマンが融合して戦います。主人公自身が(単独で)強くなるのではなく、別の存在と力を合わせて戦うという構図が特徴的だと感じました。さらに、怪獣も単なる悪役ではありません。ただ悪さをするためだけに登場する存在ではないところが、「ウルトラマン」ならではの世界観だと感じました。

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ゆーへい:印象的だったのは、是枝裕和監督との対談で「ウルトラマン愛」を語っていた『パシフィック・リム』(13)のギレルモ・デル・トロ監督をはじめ、庵野秀明監督や小島秀夫さんなど、多くのクリエイターが幼少期に観た「ウルトラマン」から大きな影響を受けていたことです。また、日本人が持つ八百万の神のような万物に宿る精神性と、メキシコ出身のデル・トロ監督が語る自然観や宗教観には共通する部分があり、是枝監督との対談はとても興味深い内容でした。先ほど矢武さんも話していましたが、怪獣も単なる悪役ではありません。一体一体に個性や存在する理由があり、善悪だけでは描かない日本らしい世界観こそが、『ウルトラマン』が長年愛され続ける理由なのだと感じました。
矢武:特に「初代ウルトラマン」や「ウルトラセブン」は、デザインの完成度が本当に高いですよね。劇中で庵野秀明監督が「発明」という言葉を使っていましたが、まさにその通りだと思いました。今では「ウルトラマン」という存在が当たり前になっていますが、当時は誰も見たことのないヒーローだったわけです。その衝撃は相当大きかったはずです。僕は「平成特撮ヒーロー第1期」世代ですが、「ウルトラマンティガ」や「仮面ライダークウガ」をはじめ、その後の作品が今も愛され続けているのは、初代「ウルトラマン」に衝撃を受けたクリエイターたちが、その精神を受け継いできたからなのだと改めて感じました。また、本作で是枝裕和監督が起用されたのは、円谷プロ側からオファーしたそうです。そのため、どちらかというとライト層向けに作られたドキュメンタリーという印象で、“ウルトラファン”にとっては、既に知っているエピソードも多いかもしれません。

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ゆーへい:先ほど矢武さんも話していましたが、「ウルトラマン」はデザインにも強いこだわりがあります。鼻や耳をリアルに造形するのではなく、一本の鼻筋だけで神像や仏像のような神秘的な美しさを表現しているそうです。さらに、「アルカイック・スマイル」と呼ばれる、わずかに微笑んでいるように見える表情についての話も印象的でした。「ウルトラマン」は特撮作品という枠を超え、日本だけでなく世界中のクリエイターに影響を与え続ける原点なのだと改めて感じるドキュメンタリーでした。

 
矢武:円谷英二さんの功績や、「ウルトラマン」シリーズの歴史を振り返るだけの作品ではないところが本作の魅力です。それと、ちょっと面白い話なんですが、円谷英二さんは1901年生まれで、実はウォルト・ディズニーも1901年生まれ。同じ年に生まれた2人が、それぞれ世界的なエンターテインメントを生み出したというのは、不思議な縁を感じます。

映画『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』(G)は、TOHO シネマズ すすきので絶賛公開中です!

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映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」

映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」は、北海道外にお住まいの方、もしくは聴き逃した方でも、インターネットで聴けるradikoで一定期間は聴取することが可能です。また番組の一部を「ポッドキャストもキャプテン・ポップコーン」で毎週木曜日の26時から配信中。
この記事では7月9日(木)に放送した番組内容をお届けしています。進行台本と放送内容を基に記事を作成しています。そのため、実際の放送内容とは違う表現・補足(話し言葉と書き言葉等)並びに、放送ではカットされた内容を含む場合がございます。 また、公開される映画館名や作品情報、イベントは上記日程の放送または収録時点のものになりますのでご留意ください。

【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画

カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ #115


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このコーナーは、年内の劇場鑑賞·110作品を目指す鰹節ノ富樫政雄商店・ゆーへいさんに、映画館での劇場体験を。そして、クジで引かなければ、観なかったであろう映画を運命的にマッチングするコーナーです!!

映画『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』

1966年の放送当時、最高視聴率42.8%を記録し、社会現象にもなった日本特撮テレビシリーズの金字塔「ウルトラマン」。本作は、映画、特撮、デザイン、ゲームなど各分野を代表するクリエイターが国内外から出演し、「ウルトラマンとは何なのか」という輪郭が浮かび上がっていくドキュメンタリー映画です。

監督は、吉田一貴と『グリーフケアの時代に』(23)などの中村裕。企画は『万引き家族』(18)などの是枝裕和監督。出演は『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)などのギレルモ・デル・トロ監督ら。

ゆーへい:単なる「ウルトラマン」(66)の誕生秘話ではなく、日本や海外のものづくりやクリエイターたちの情熱を描いたドキュメンタリーでした。特に印象に残ったのは、「子ども向けだから」ではなく、「子どもにこそ本物を届ける」という、円谷英二さんをはじめ金城哲夫さんら制作陣の考え方です。戦争を経験した世代だからこそ、未来を生きる子どもたちへ夢や希望を届けたいという思いが、作品全体から強く伝わってきました。子どもの頃はヒーローとして夢中になり、大人になった今は作り手たちの哲学や情熱に心を動かされる作品でした。
 

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矢武:改めて観て気づいたのが、ほかのヒーローとの違いでした。「仮面ライダー」や「アイアンマン」は、自らの力や考えで戦うヒーローですが、「ウルトラマン」は人間とウルトラマンが融合して戦います。主人公自身が(単独で)強くなるのではなく、別の存在と力を合わせて戦うという構図が特徴的だと感じました。さらに、怪獣も単なる悪役ではありません。ただ悪さをするためだけに登場する存在ではないところが、「ウルトラマン」ならではの世界観だと感じました。

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ゆーへい:印象的だったのは、是枝裕和監督との対談で「ウルトラマン愛」を語っていた『パシフィック・リム』(13)のギレルモ・デル・トロ監督をはじめ、庵野秀明監督や小島秀夫さんなど、多くのクリエイターが幼少期に観た「ウルトラマン」から大きな影響を受けていたことです。また、日本人が持つ八百万の神のような万物に宿る精神性と、メキシコ出身のデル・トロ監督が語る自然観や宗教観には共通する部分があり、是枝監督との対談はとても興味深い内容でした。先ほど矢武さんも話していましたが、怪獣も単なる悪役ではありません。一体一体に個性や存在する理由があり、善悪だけでは描かない日本らしい世界観こそが、『ウルトラマン』が長年愛され続ける理由なのだと感じました。

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矢武:特に「初代ウルトラマン」や「ウルトラセブン」は、デザインの完成度が本当に高いですよね。劇中で庵野秀明監督が「発明」という言葉を使っていましたが、まさにその通りだと思いました。今では「ウルトラマン」という存在が当たり前になっていますが、当時は誰も見たことのないヒーローだったわけです。その衝撃は相当大きかったはずです。僕は「平成特撮ヒーロー第1期」世代ですが、「ウルトラマンティガ」や「仮面ライダークウガ」をはじめ、その後の作品が今も愛され続けているのは、初代「ウルトラマン」に衝撃を受けたクリエイターたちが、その精神を受け継いできたからなのだと改めて感じました。また、本作で是枝裕和監督が起用されたのは、円谷プロ側からオファーしたそうです。そのため、どちらかというとライト層向けに作られたドキュメンタリーという印象で、“ウルトラファン”にとっては、既に知っているエピソードも多いかもしれません。

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ゆーへい:先ほど矢武さんも話していましたが、「ウルトラマン」はデザインにも強いこだわりがあります。鼻や耳をリアルに造形するのではなく、一本の鼻筋だけで神像や仏像のような神秘的な美しさを表現しているそうです。さらに、「アルカイック・スマイル」と呼ばれる、わずかに微笑んでいるように見える表情についての話も印象的でした。「ウルトラマン」は特撮作品という枠を超え、日本だけでなく世界中のクリエイターに影響を与え続ける原点なのだと改めて感じるドキュメンタリーでした。

 

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矢武:円谷英二さんの功績や、「ウルトラマン」シリーズの歴史を振り返るだけの作品ではないところが本作の魅力です。それと、ちょっと面白い話なんですが、円谷英二さんは1901年生まれで、実はウォルト・ディズニーも1901年生まれ。同じ年に生まれた2人が、それぞれ世界的なエンターテインメントを生み出したというのは、不思議な縁を感じます。

映画『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』(G)は、TOHO シネマズ すすきので絶賛公開中です!

映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」

映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」は、北海道外にお住まいの方、もしくは聴き逃した方でも、インターネットで聴けるradikoで一定期間は聴取することが可能です。また番組の一部を「ポッドキャストもキャプテン・ポップコーン」で毎週木曜日の26時から配信中。
この記事では7月9日(木)に放送した番組内容をお届けしています。進行台本と放送内容を基に記事を作成しています。そのため、実際の放送内容とは違う表現・補足(話し言葉と書き言葉等)並びに、放送ではカットされた内容を含む場合がございます。 また、公開される映画館名や作品情報、イベントは上記日程の放送または収録時点のものになりますのでご留意ください。

【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画

キャプテン・ポップコーン

映画専門ラジオ番組

キャプテン・ポップコーンは、エフエムノースウェーブで毎週木曜日深夜1時半から放送するラジオ番組です。北海道・札幌で映画のお仕事に従事する「まちのえいが屋さん・矢武企画」が気になった映画の情報、映画に関係したまちの情報、そして、映画がもっと近くなるようなお話をお届けします。映画がはじける、映画で踊る夜、きょうも映画と、コミュニケーションしていきましょう!

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