(c) 2024 Asmik Ace, Inc.
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2024.10.11

堂本剛が映画単独主演を務める、奇想天外なストーリー「まる」試写会レビュー

堂本剛が27年ぶりに映画単独主演、荻上直子が監督・脚本を手掛けた本作。荻上監督が堂本剛本人をイメージして脚本を練り上げた映画「まる」は、〇(まる)にとらわれ浸食されていく主人公の不思議な人生を描いた作品です。今回は、試写会に参加したSASARU movie編集部が映画の魅力をレビューします。

〇にとらわれ浸食されていく映画「まる」の気になるストーリー


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美大卒だがアートで生計を立てられず、安アパートに住み、特別な野心もなく淡々と日々を過ごす沢田(堂本剛)。人気現代美術家のアシスタントをしながらも独立する気配も気力さえも失っていたある日、通勤途中で事故に遭い腕の怪我が原因で職を失ってしまいます。部屋に戻ると床にいた1匹の蟻に導かれて〇(まる)を描くのですが、その〇がSNSで拡散され謎のアーティスト「さわだ」として有名人に。誰もが知る存在になった「さわだ」は次第に〇にとらわれ始めていきます。
 

堂本剛が27年ぶりに映画主演!豪華俳優陣との共演も

主人公である沢田を演じるのはKinKi Kidsとしてデビュー以来、絶大な人気を博しソロアーティストとしても活躍している堂本剛。監督からの熱いオファーを受けて実現した本作は、監督とともに堂本剛がディスカッションを重ねた作品です。
過去に演じてきた役柄と異なり、自分がわからなくなる無気力な人物を演じるにあたり「これは芝居人生で一番難しいものになるな」と感じたと語るほどの難役を見事に演じています。

沢田を取り巻く個性豊かなキャラクターを豪華俳優陣が演じていることも見どころにひとつ。隣人の売れない漫画家・横山を綾野剛、同じアトリエで働く現代美術家のアシスタントである矢島を吉岡里帆、人気現代美術家の秋元を吉田鋼太郎、突如現れる謎の人物・先生を柄本明、沢田がよく作品を持ち込む古道具屋の店主を片桐はいり、野心家なギャラリーオーナーを小林聡美が演じています。
 

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「〇」に翻弄された先にあるものは?


(c) 2024 Asmik Ace, Inc.

日銭が欲しい沢田は自分の作品「〇」を古道具屋に預けます。それを見た一人の怪しげな男・土屋(早乙女太一)がアパートを訪れ、古道具屋に置いていった沢田の「〇」を1点100万円で描いて欲しいと依頼し帰って行きます。けれど自分が描いたのはただの「〇」。ただの「〇」にそんな高額を出す理由がさっぱり分かりません。それなのに世間では正体不明のアーティスト、さわだの「〇」がひとり歩きし、通りがかった画廊には自分の「〇」が飾られ、SNSで話題になり高額で売買されている事実に戸惑います。
「さわだ」が自分だということが次第に周囲に知られ、他人の視線やスマホのカメラ、記者の質問から逃げるように過ごすことに...。

受動的で流されやすい沢田は常に自分の世界にいて、他者とのコミュニケーション能力も決して高くはありません。だからと言って、自分を持っていないわけでもなく、脳内を独白する場面や見当違いなようでありながら本質をついているような部分もあります。
「〇」にとらわれ、自分が分からなくなってしまった沢田が行きつく先は?
面白さとブラック要素、独特な空気感を感じる作品をぜひ劇場で味わってみてください!


 

「まる」の作品情報

作品名:まる

出演:堂本剛
綾野剛 吉岡里帆、森崎ウィン、戸塚純貴、おいでやす小田、濱田マリ、柄本明、早乙女太一、片桐はいり、吉田鋼 太郎、小林 聡美

監督・脚本:荻上直子『かもめ食堂』『 彼らが本気で編むときは、 』

音楽:. ENDRECHERI./堂本剛

配給:アスミック・エース

制作プロダクション:アスミック・エース ジョーカーフィルムズ

公式サイト:https://maru.asmik-ace.co.jp/

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〇にとらわれ浸食されていく映画「まる」の気になるストーリー


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美大卒だがアートで生計を立てられず、安アパートに住み、特別な野心もなく淡々と日々を過ごす沢田(堂本剛)。人気現代美術家のアシスタントをしながらも独立する気配も気力さえも失っていたある日、通勤途中で事故に遭い腕の怪我が原因で職を失ってしまいます。部屋に戻ると床にいた1匹の蟻に導かれて〇(まる)を描くのですが、その〇がSNSで拡散され謎のアーティスト「さわだ」として有名人に。誰もが知る存在になった「さわだ」は次第に〇にとらわれ始めていきます。
 

堂本剛が27年ぶりに映画主演!豪華俳優陣との共演も


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主人公である沢田を演じるのはKinKi Kidsとしてデビュー以来、絶大な人気を博しソロアーティストとしても活躍している堂本剛。監督からの熱いオファーを受けて実現した本作は、監督とともに堂本剛がディスカッションを重ねた作品です。
過去に演じてきた役柄と異なり、自分がわからなくなる無気力な人物を演じるにあたり「これは芝居人生で一番難しいものになるな」と感じたと語るほどの難役を見事に演じています。

沢田を取り巻く個性豊かなキャラクターを豪華俳優陣が演じていることも見どころにひとつ。隣人の売れない漫画家・横山を綾野剛、同じアトリエで働く現代美術家のアシスタントである矢島を吉岡里帆、人気現代美術家の秋元を吉田鋼太郎、突如現れる謎の人物・先生を柄本明、沢田がよく作品を持ち込む古道具屋の店主を片桐はいり、野心家なギャラリーオーナーを小林聡美が演じています。
 

「〇」に翻弄された先にあるものは?


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日銭が欲しい沢田は自分の作品「〇」を古道具屋に預けます。それを見た一人の怪しげな男・土屋(早乙女太一)がアパートを訪れ、古道具屋に置いていった沢田の「〇」を1点100万円で描いて欲しいと依頼し帰って行きます。けれど自分が描いたのはただの「〇」。ただの「〇」にそんな高額を出す理由がさっぱり分かりません。それなのに世間では正体不明のアーティスト、さわだの「〇」がひとり歩きし、通りがかった画廊には自分の「〇」が飾られ、SNSで話題になり高額で売買されている事実に戸惑います。
「さわだ」が自分だということが次第に周囲に知られ、他人の視線やスマホのカメラ、記者の質問から逃げるように過ごすことに...。

受動的で流されやすい沢田は常に自分の世界にいて、他者とのコミュニケーション能力も決して高くはありません。だからと言って、自分を持っていないわけでもなく、脳内を独白する場面や見当違いなようでありながら本質をついているような部分もあります。
「〇」にとらわれ、自分が分からなくなってしまった沢田が行きつく先は?
面白さとブラック要素、独特な空気感を感じる作品をぜひ劇場で味わってみてください!


 

「まる」の作品情報


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作品名:まる

出演:堂本剛
綾野剛 吉岡里帆、森崎ウィン、戸塚純貴、おいでやす小田、濱田マリ、柄本明、早乙女太一、片桐はいり、吉田鋼 太郎、小林 聡美

監督・脚本:荻上直子『かもめ食堂』『 彼らが本気で編むときは、 』

音楽:. ENDRECHERI./堂本剛

配給:アスミック・エース

制作プロダクション:アスミック・エース ジョーカーフィルムズ

公式サイト:https://maru.asmik-ace.co.jp/

休日のスケジュールが決まっていない方、何を見ようか迷っている方など"ライトな映画ファン"に対して、映画館に出かけて、映画を楽しむことをおすすめします。SASARU movie編集部では、話題性の高い最新映画を中心にその情報や魅力を継続的に発信していきます。

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