2025.1.29

ムファサ役・尾上右近さん、タカ役・松田元太さん『ライオン・キング:ムファサ』インタビュー!

先月公開された、ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆“の物語『ライオン・キング:ムファサ』。オープニング3日間で興行収入3億7,545万円、251,122人を動員し、(※PLF先行上映含む)週末興行収入で洋画NO.1 の大ヒットスタートを記録!
今回は、物語の主人公・ムファサを演じる尾上右近さんと、ムファサの兄弟であるタカ(のちのスカー)を演じる松田元太さんにUHBアナウンサーの柴田平美がインタビュー。イベントで初めて顔を合わせたにも関わらず、すでにとても仲の良いお二人にお話を伺いました。
 

歌舞伎俳優・尾上右近さん、Travis Japan・松田元太さんインタビュー


(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

―――右近さん、実際にご自身が吹き替えをした映画をご覧になった感想と、歌のシーンがとっても印象的でしたが、どのように作り上げていったのかを教えてください。
 
右近:
物語を純粋に楽しみながら、試写を観させてもらいました。映画のメッセージから受ける切なさや苦しい気持ち、運命が色々な方に向かっても寄り添う気持ちを持っていたいと自分の実生活の中でも改めて思い直すようなきっかけになる作品だというのが大きな感想としてあります。自分が作品に寄り添えているかどうかというのはやはりわからなくて、大丈夫かなと未だに思っていますが、でも、自分なりにこだわって精一杯やらせてもらいました。僕の声は割と落ち着きがある方だと思っているので、タカとの対照的な部分はすごくいい感じに伝わるのではないかなと思っています。
 
歌に関しては、私が歌舞伎の清元という音楽の家系でもあるので、いわゆるポップスではないですが歌うことは日常的にもやっていて、歌舞伎の台詞も歌みたいに喋るようなものもありますし、音程をつけることは普段からやっていることではあります。その中でも、ムファサらしく役として歌うこと、シーンの心情の中で歌うということ。歌の中でも感情が変化することもありますし、そのことを強く意識しながら準備して、集中して臨みました。
 
 
 
―――松田さんは、映画の吹き替えは初めてかと思いますが、実際にタカを演じられていかがでしたか。
 
松田:
元々、『ライオン・キング』という作品自体が大好きだったので、この世界に自分が入れるという嬉しさがありました。観させていただいたときに、「すげえ!ディズニーだ!」と感動しましたし、ストーリー自体も、ディズニー史上最も温かくて切ない、本当にそれがギュっと詰まった最高の作品だということを改めて感じたので、とにかくたくさんの方々に見てほしいなという思いでいっぱいです。
 
―――私も実際に試写会で観させてもらったのですが、タカからスカーに変わっていく、変化の過程の声の表現がすごいと思いました。実際やってみて難しかったところや、やってみたら意外とここ得意だったと感じる瞬間があれば教えてほしいです。
 
松田:
明るくてかわいらしいタカの時代と、だんだんスカーになっていく過程というのは、やはり1番大事にしました。その中でもムファサとの会話のシーンなどで、スカーになるきっかけがタカの中ではたくさんあったので、そこをしっかり自分でも落とし込んでタカに寄り添って。今1番誰よりも、タカ、スカーを愛している自信があるので、その繊細な部分を大事に声に乗せられたらいいなと思いながら演じていました。渡辺謙さんが演じられたキロスと、ムファサとタカの3頭のライオンが集まる瞬間はもちろん簡単ではないのですが、タカがムファサにぶつける言葉など、タカに寄り添ってきたからこそワーッとあふれる思いをそのままぶつけられたのは自分としても良かった部分でしたね。
 

(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.


(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

―――感情が乗ったシーンということですね。
この『ライオン・キング:ムファサ』は、兄弟の絆が描かれていますが、お二人がもし誰かと兄弟になれるとしたら、誰と兄弟になりたいですか?
 
右近:
もちろん!(肩を組んで)
ゲンゲン!当たり前じゃないですか!(笑)
松田:兄貴です!
 
―――早い!(笑)
 
右近:
そりゃそうです。こんなに縁を感じることはないですし、この作品を通じて、本当に慕ってくれているのもわかるし、僕自身も…って見過ぎ見過ぎ!(笑)
(ジーっと見つめて話を聞く松田さん)
俺みたいになってるじゃん!顔を見て人の話を聞く。

松田:いいことですよね。(笑)

右近:いいことだと思うんだけど、やっぱりずっと見られると結構すごいパワーがあるね!俺がやっていることなんだと今すごく思って。(笑)気付かせてくれてありがとう。

松田:いやいや、大好きなんで。

右近:そう、だから、何でしたっけ(笑)
こんなに絆を感じることないですよ。でも、実はプライベートでまだ1回も会ってないんですよ。

松田:食事に行きたいです。

右近:行きたいね。
 
―――…と、永遠とプライベートの食事にいつ行くかという話で盛り上がる仲の良いお二人でした。(笑)
 

ナルミのススメ。~『ライオン・キング:ムファサ』~

アニメ、映画、ミュージカルと様々な方法で、30年以上愛され続けているエンターテインメント『ライオン・キング』。その最新作は、ムファサが王になるまで、ムファサと兄弟であったタカがスカーになってしまった理由が明らかになる、ライオン・キングが誕生する前の物語です。30年の時を経て謎が明らかになるので、ディズニーファンは必見の作品かと思います。個人的に、マンドリルのラフィキのエピソードが興味深く、ムファサやタカとの関係、どうしてあの枝の杖を持っているのかなど、ファンにはたまらない情報が盛り込まれているところも注目ポイントです。もし、まだライオン・キングを観たことがないという人がいたら、それはそれで何だかとても羨ましい気がします。この『ライオン・キング:ムファサ』から観ると前作の捉え方がまた違うものになるだろうし、ある意味、時系列を追って観ることが出来る。すでに前作を観た私たちには体験できない感覚が待っているはず。前作を観てから新作を観るも良し、新作を観てまた前作を戻るも良し。再び、あの『ライオン・キング』の世界に浸るきっかけとなる映画です。そして、とにかく毛並みも美しく、可愛らしい動物たちの姿に癒されてください。

作品情報


(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

監督:バリー・ジェンキンス (『ムーンライト』)
 
声の出演:アーロン・ピエール (ムファサ)、ケルヴィン・ハリソン・Jr (タカ)、ティファニー・ブーン (サラビ)、ドナルド・グローヴァー (シンバ)、マッツ・ミケルセン (キロス)、ブルー・アイビー・カーター (キアラ)、ビヨンセ・ノウルズ=カーター (ナラ)
 
日本版吹替:尾上右近 (ムファサ)、 松田元太 (タカ)、 MARIA-E (サラビ)、 吉原光夫 (マセゴ)、和音美桜 (アフィア)、悠木碧 (アクア)、LiLiCo (賢いキリン)、渡辺謙 (キロス)
 
音楽:リン=マニュエル・ミランダ (『ミラベルと魔法だらけの家』)

歌舞伎俳優・尾上右近さん、Travis Japan・松田元太さんインタビュー


(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

―――右近さん、実際にご自身が吹き替えをした映画をご覧になった感想と、歌のシーンがとっても印象的でしたが、どのように作り上げていったのかを教えてください。
 
右近:
物語を純粋に楽しみながら、試写を観させてもらいました。映画のメッセージから受ける切なさや苦しい気持ち、運命が色々な方に向かっても寄り添う気持ちを持っていたいと自分の実生活の中でも改めて思い直すようなきっかけになる作品だというのが大きな感想としてあります。自分が作品に寄り添えているかどうかというのはやはりわからなくて、大丈夫かなと未だに思っていますが、でも、自分なりにこだわって精一杯やらせてもらいました。僕の声は割と落ち着きがある方だと思っているので、タカとの対照的な部分はすごくいい感じに伝わるのではないかなと思っています。
 
歌に関しては、私が歌舞伎の清元という音楽の家系でもあるので、いわゆるポップスではないですが歌うことは日常的にもやっていて、歌舞伎の台詞も歌みたいに喋るようなものもありますし、音程をつけることは普段からやっていることではあります。その中でも、ムファサらしく役として歌うこと、シーンの心情の中で歌うということ。歌の中でも感情が変化することもありますし、そのことを強く意識しながら準備して、集中して臨みました。
 
 
 

(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

―――松田さんは、映画の吹き替えは初めてかと思いますが、実際にタカを演じられていかがでしたか。
 
松田:
元々、『ライオン・キング』という作品自体が大好きだったので、この世界に自分が入れるという嬉しさがありました。観させていただいたときに、「すげえ!ディズニーだ!」と感動しましたし、ストーリー自体も、ディズニー史上最も温かくて切ない、本当にそれがギュっと詰まった最高の作品だということを改めて感じたので、とにかくたくさんの方々に見てほしいなという思いでいっぱいです。
 
―――私も実際に試写会で観させてもらったのですが、タカからスカーに変わっていく、変化の過程の声の表現がすごいと思いました。実際やってみて難しかったところや、やってみたら意外とここ得意だったと感じる瞬間があれば教えてほしいです。
 
松田:
明るくてかわいらしいタカの時代と、だんだんスカーになっていく過程というのは、やはり1番大事にしました。その中でもムファサとの会話のシーンなどで、スカーになるきっかけがタカの中ではたくさんあったので、そこをしっかり自分でも落とし込んでタカに寄り添って。今1番誰よりも、タカ、スカーを愛している自信があるので、その繊細な部分を大事に声に乗せられたらいいなと思いながら演じていました。渡辺謙さんが演じられたキロスと、ムファサとタカの3頭のライオンが集まる瞬間はもちろん簡単ではないのですが、タカがムファサにぶつける言葉など、タカに寄り添ってきたからこそワーッとあふれる思いをそのままぶつけられたのは自分としても良かった部分でしたね。
 

(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

―――感情が乗ったシーンということですね。
この『ライオン・キング:ムファサ』は、兄弟の絆が描かれていますが、お二人がもし誰かと兄弟になれるとしたら、誰と兄弟になりたいですか?
 
右近:
もちろん!(肩を組んで)
ゲンゲン!当たり前じゃないですか!(笑)
松田:兄貴です!
 
―――早い!(笑)
 
右近:
そりゃそうです。こんなに縁を感じることはないですし、この作品を通じて、本当に慕ってくれているのもわかるし、僕自身も…って見過ぎ見過ぎ!(笑)
(ジーっと見つめて話を聞く松田さん)
俺みたいになってるじゃん!顔を見て人の話を聞く。

松田:いいことですよね。(笑)

右近:いいことだと思うんだけど、やっぱりずっと見られると結構すごいパワーがあるね!俺がやっていることなんだと今すごく思って。(笑)気付かせてくれてありがとう。

松田:いやいや、大好きなんで。

右近:そう、だから、何でしたっけ(笑)
こんなに絆を感じることないですよ。でも、実はプライベートでまだ1回も会ってないんですよ。

松田:食事に行きたいです。

右近:行きたいね。
 
―――…と、永遠とプライベートの食事にいつ行くかという話で盛り上がる仲の良いお二人でした。(笑)
 

ナルミのススメ。~『ライオン・キング:ムファサ』~

アニメ、映画、ミュージカルと様々な方法で、30年以上愛され続けているエンターテインメント『ライオン・キング』。その最新作は、ムファサが王になるまで、ムファサと兄弟であったタカがスカーになってしまった理由が明らかになる、ライオン・キングが誕生する前の物語です。30年の時を経て謎が明らかになるので、ディズニーファンは必見の作品かと思います。個人的に、マンドリルのラフィキのエピソードが興味深く、ムファサやタカとの関係、どうしてあの枝の杖を持っているのかなど、ファンにはたまらない情報が盛り込まれているところも注目ポイントです。もし、まだライオン・キングを観たことがないという人がいたら、それはそれで何だかとても羨ましい気がします。この『ライオン・キング:ムファサ』から観ると前作の捉え方がまた違うものになるだろうし、ある意味、時系列を追って観ることが出来る。すでに前作を観た私たちには体験できない感覚が待っているはず。前作を観てから新作を観るも良し、新作を観てまた前作を戻るも良し。再び、あの『ライオン・キング』の世界に浸るきっかけとなる映画です。そして、とにかく毛並みも美しく、可愛らしい動物たちの姿に癒されてください。

作品情報


(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

監督:バリー・ジェンキンス (『ムーンライト』)
 
声の出演:アーロン・ピエール (ムファサ)、ケルヴィン・ハリソン・Jr (タカ)、ティファニー・ブーン (サラビ)、ドナルド・グローヴァー (シンバ)、マッツ・ミケルセン (キロス)、ブルー・アイビー・カーター (キアラ)、ビヨンセ・ノウルズ=カーター (ナラ)
 
日本版吹替:尾上右近 (ムファサ)、 松田元太 (タカ)、 MARIA-E (サラビ)、 吉原光夫 (マセゴ)、和音美桜 (アフィア)、悠木碧 (アクア)、LiLiCo (賢いキリン)、渡辺謙 (キロス)
 
音楽:リン=マニュエル・ミランダ (『ミラベルと魔法だらけの家』)

柴田平美

映画ライター

映画ライター。ねむろ観光大使。UHBの情報番組「いっとこ!」の映画コーナーで俳優や監督のインタビューを6年間担当し、およそ100作品近く携わってきました。私が初めて観た映画は『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(2001)。故郷・根室に映画館がなかったため、観たい映画があると隣町の釧路まで行って観ていました。映画館では、一番後ろの真ん中で、ひとりで観るのが好き。ジャンルは、ラブ・ファンタジー・アクションを中心に、話題作をチェックしています。皆さんの心に残る映画を見つけるきっかけとなれますように。

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