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2026.5.28

わかりやすいが一番! 1作目を観たときの興奮が再び、なのでは?! 新しいスター・ウォーズ映画の始まり

エピソード(以下「EP」表記)9にあたる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)から7年、スター・ウォーズが再び映画館に帰ってきた!
ちなみに筆者も、この7年間は、シリーズつまりこの世界線の新作を、まったく履修しておらず、個人的にも正真正銘の”7年ぶりのSTAR WARS”でした。そして、宣伝が進み、映画館でダイナミックな予告編が流れるようになったときから何ともいえない高揚感を覚え始めます。では、何がそんなに楽しかったのか、4つのテーマに分けて、キャプテン・ポップコーンこと矢武兄輔がレビューします。なお、公開5日目にこの記事を書いています。現時点でIMAX®2D字幕、IMAX®3D字幕、2D吹替、SCREEN X2D字幕の計4回観て思ったことを綴ります。
 
(text|矢武兄輔[キャプテン・ポップコーン])

原点回帰!


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さて、スター・ウォーズといえば、ダース・ベーダーとルーク・スカイウォーカーの親子の話(EP4〜6)を中心に、その”前日譚(EP1〜3)”と後日談(EP7〜9)を分け、約40年かけて劇場公開されてきました。要は大宇宙で繰り広げられるスカイウォーカー家が引き起こした銀河の崩壊と、血筋を越えた絆によって秩序を取り戻すお話。
 
今回の『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグ』は孤独な賞金稼ぎとフォースを秘めた孤児が依頼主からのミッションを解決する物語。次から次へと来るピンチをユニークかつスタイリッシュなバトルで回避していくSFアドベンチャーアクションになっています。いままでのような巨大な宇宙の話ではなく、さらにはドロドロな血筋の話や帝国軍と反乱同盟軍の小難しい思想や政治的立ち位置、専門用語なども無く、リアルで共感できる世界観を気軽に映画館でワクワクするような作品へ出来上がっています、本当に。
 
 
一部、お子様向けと評される声もありますが、シリーズ初期から「子どもが楽しめる映画」とすることをジョージ・ルーカスさんは心がけていたはずですから、「子ども、大人、みんなが楽しめる」・・・昨今の大衆向け娯楽映画が少し忘れていた、映画を楽しむための大切な骨子が本作には大きく貢献していたと思います。
 
そして先行上映を見終わったとき「これは新しいスター・ウォーズの映画だ、むしろ新しいSF映画なんだな」と思いました。
みんなが好きだったスター・ウォーズが帰ってきた、と同時にシリーズへ久々に帰ってきた方にとって”事前知識”を必要としないストーリーで観やすいだろうな。さらには、初めてスター・ウォーズにふれた方は、もしかしたら1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(78)を当時観た方々と似た興奮があるのではないか、「原点回帰、単純明快、冒険活劇!」と思ったのです。

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単純明快、冒険活劇!


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冒頭からスタイリッシュかつハードめなアクションシーンで始まります。内容は単純明快で、マンダロリアンの敵である帝国軍の残党兵をバタバタを倒していくのです。そんな肉体をつかったアクションの見せ場から、まだまだ赤ちゃんのグローグが時折見せる愛おしい動作、そしてファンタジックな世界への誘い。そんな132分間、「見せ場!見せ場!」の繰り返しで失速も飽きもしない構成なのです。そう、本編が2時間強なのもプラスな要素です。やっぱり、何も考えずに単純明快な冒険活劇を大きなスクリーンで観たい。そう感じている方も多いのではないでしょうか?
 
大作映画なのでラージフォーマットも選択のひとつです。広大なスケールを魅せてくれるIMAX(R)画角やアトラクション要素満載な4D、AT-ATの足を交わし、一緒に操縦するような臨場感が味わえるSCREEN X、影や闇で暗躍することが多いから”本物の黒”が視えるDolby Cinema(R)。スケールを体感するか、ストーリーを読み解くか、さまざまな体験もオススメです。
 
長い歴史あるシリーズから、誰もが楽しめる大衆娯楽映画へのリスタート、スター・ウォーズの新時代のはじまりになる瞬間が、この『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』なのかもしれません。
 

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それでもスター・ウォーズ!


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どんなに記憶が薄れた休眠層の筆者でもスター・ウォーズ要素に気づき、ワクワクした箇所はあります。
 
まずは予告編でも確認できますが、AT-ATという敵の帝国軍御用達の全地形対応装甲歩行兵器の登場です。冒頭に登場し、ダイナミックなアクションを魅せてくれ、”佳麗”に爆散します。このシーンだけでも映画館で何度も観たいと思わせてくれます。そして、あの犯罪王ジャバ・ザ・ハットの息子が大活躍する件です。肥満体型のハット族らしからぬ、筋肉質な肉体を持っているロッタ・ザ・ハット。彼がマンダロリアンの前に立ちはだかる場所も驚きです、よーく観てください。こういう従来のファンを楽しませてくれる細かい要素はありますが、本作で”いいな”と思うのは、シリーズのアイコンのようなキャラクター、アイテムが基本的に出てこないところなんですね。そこが、新しいスター・ウォーズとしての矜持を感じます。
 
そして、撮影技術。
愛くるしいグローグとメカニック技師のアンゼラン人は、最新のCGやアニメーションではなく、実はパペットです。古典的な質感と革新的なテクノロジーを駆使し、そこに実際にいる相棒を演じています。このような新旧の撮影技法が最新技術や環境で合わさったとき、新鮮な映画に出会えた気持ちなります。そこも、大事な映画館体験になり、本作の大きな魅力のひとつになっているでしょう。

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愛らしき小さき者たち


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15年以降に公開された新作映画では、キャラクター作品であるがゆえの宿命か、あざと可愛いキャラクターたちが新登場し、グッズ化されてきました。
しかし、本作で活躍する可愛いヤツらはひと味違います。近所で散歩しているワンコを見たとき、「あ、かわいい!」と自然に感情が出てきますよね、それです!
例えば、グローグは言語を話せません。何かあるときは、表情や行動で意思疎通を図ります。ときにはマンダロリアンたちを小さな拳で連打するなど、そのやり方が可愛いのです。なぜ可愛いのか・・・。ひとつは前述どおり、パペット効果、”そこにいる親しみ”なのかもしれません。そして、何度も、観ていて気付いたのですが、グローグをはじめアンゼラン人も、愛らしき小さき者たちの視点のカットがあるんですね。これまでは、登場人物や観客目線で小さき者たちを俯瞰して見ていることが多かった気がしますが。一方、本作では、彼らの目線やサイズ感で物事が進むことがあります。作品全体にとって、“大きな”ことではないかもしれないですが、この演出、構成がすごく印象に残ったんですね。
そういうところが、本作のファンタジー要素であり、優しさであり、ジョン・ファヴロー監督の「子どものときの記憶・感性」なのかもしれませんね。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の基本情報

■公開日
2026年5月22日(金)

■監督
ジョン・ファヴロー

■キャスト
ペドロ・パスカル (マンダロリアン)、シガーニー・ウィーバー (ウォード大佐)

■公式サイト
https://starwars.disney.co.jp/movie/mandalorian-grogu

原点回帰!


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さて、スター・ウォーズといえば、ダース・ベーダーとルーク・スカイウォーカーの親子の話(EP4〜6)を中心に、その”前日譚(EP1〜3)”と後日談(EP7〜9)を分け、約40年かけて劇場公開されてきました。要は大宇宙で繰り広げられるスカイウォーカー家が引き起こした銀河の崩壊と、血筋を越えた絆によって秩序を取り戻すお話。
 
今回の『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグ』は孤独な賞金稼ぎとフォースを秘めた孤児が依頼主からのミッションを解決する物語。次から次へと来るピンチをユニークかつスタイリッシュなバトルで回避していくSFアドベンチャーアクションになっています。いままでのような巨大な宇宙の話ではなく、さらにはドロドロな血筋の話や帝国軍と反乱同盟軍の小難しい思想や政治的立ち位置、専門用語なども無く、リアルで共感できる世界観を気軽に映画館でワクワクするような作品へ出来上がっています、本当に。
 
 

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一部、お子様向けと評される声もありますが、シリーズ初期から「子どもが楽しめる映画」とすることをジョージ・ルーカスさんは心がけていたはずですから、「子ども、大人、みんなが楽しめる」・・・昨今の大衆向け娯楽映画が少し忘れていた、映画を楽しむための大切な骨子が本作には大きく貢献していたと思います。
 
そして先行上映を見終わったとき「これは新しいスター・ウォーズの映画だ、むしろ新しいSF映画なんだな」と思いました。
みんなが好きだったスター・ウォーズが帰ってきた、と同時にシリーズへ久々に帰ってきた方にとって”事前知識”を必要としないストーリーで観やすいだろうな。さらには、初めてスター・ウォーズにふれた方は、もしかしたら1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(78)を当時観た方々と似た興奮があるのではないか、「原点回帰、単純明快、冒険活劇!」と思ったのです。

単純明快、冒険活劇!


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冒頭からスタイリッシュかつハードめなアクションシーンで始まります。内容は単純明快で、マンダロリアンの敵である帝国軍の残党兵をバタバタを倒していくのです。そんな肉体をつかったアクションの見せ場から、まだまだ赤ちゃんのグローグが時折見せる愛おしい動作、そしてファンタジックな世界への誘い。そんな132分間、「見せ場!見せ場!」の繰り返しで失速も飽きもしない構成なのです。そう、本編が2時間強なのもプラスな要素です。やっぱり、何も考えずに単純明快な冒険活劇を大きなスクリーンで観たい。そう感じている方も多いのではないでしょうか?
 

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大作映画なのでラージフォーマットも選択のひとつです。広大なスケールを魅せてくれるIMAX(R)画角やアトラクション要素満載な4D、AT-ATの足を交わし、一緒に操縦するような臨場感が味わえるSCREEN X、影や闇で暗躍することが多いから”本物の黒”が視えるDolby Cinema(R)。スケールを体感するか、ストーリーを読み解くか、さまざまな体験もオススメです。
 
長い歴史あるシリーズから、誰もが楽しめる大衆娯楽映画へのリスタート、スター・ウォーズの新時代のはじまりになる瞬間が、この『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』なのかもしれません。
 

それでもスター・ウォーズ!


(C)2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

どんなに記憶が薄れた休眠層の筆者でもスター・ウォーズ要素に気づき、ワクワクした箇所はあります。
 
まずは予告編でも確認できますが、AT-ATという敵の帝国軍御用達の全地形対応装甲歩行兵器の登場です。冒頭に登場し、ダイナミックなアクションを魅せてくれ、”佳麗”に爆散します。このシーンだけでも映画館で何度も観たいと思わせてくれます。そして、あの犯罪王ジャバ・ザ・ハットの息子が大活躍する件です。肥満体型のハット族らしからぬ、筋肉質な肉体を持っているロッタ・ザ・ハット。彼がマンダロリアンの前に立ちはだかる場所も驚きです、よーく観てください。こういう従来のファンを楽しませてくれる細かい要素はありますが、本作で”いいな”と思うのは、シリーズのアイコンのようなキャラクター、アイテムが基本的に出てこないところなんですね。そこが、新しいスター・ウォーズとしての矜持を感じます。
 

(C)2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

そして、撮影技術。
愛くるしいグローグとメカニック技師のアンゼラン人は、最新のCGやアニメーションではなく、実はパペットです。古典的な質感と革新的なテクノロジーを駆使し、そこに実際にいる相棒を演じています。このような新旧の撮影技法が最新技術や環境で合わさったとき、新鮮な映画に出会えた気持ちなります。そこも、大事な映画館体験になり、本作の大きな魅力のひとつになっているでしょう。

愛らしき小さき者たち


(C)2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

15年以降に公開された新作映画では、キャラクター作品であるがゆえの宿命か、あざと可愛いキャラクターたちが新登場し、グッズ化されてきました。
しかし、本作で活躍する可愛いヤツらはひと味違います。近所で散歩しているワンコを見たとき、「あ、かわいい!」と自然に感情が出てきますよね、それです!
例えば、グローグは言語を話せません。何かあるときは、表情や行動で意思疎通を図ります。ときにはマンダロリアンたちを小さな拳で連打するなど、そのやり方が可愛いのです。なぜ可愛いのか・・・。ひとつは前述どおり、パペット効果、”そこにいる親しみ”なのかもしれません。そして、何度も、観ていて気付いたのですが、グローグをはじめアンゼラン人も、愛らしき小さき者たちの視点のカットがあるんですね。これまでは、登場人物や観客目線で小さき者たちを俯瞰して見ていることが多かった気がしますが。一方、本作では、彼らの目線やサイズ感で物事が進むことがあります。作品全体にとって、“大きな”ことではないかもしれないですが、この演出、構成がすごく印象に残ったんですね。
そういうところが、本作のファンタジー要素であり、優しさであり、ジョン・ファヴロー監督の「子どものときの記憶・感性」なのかもしれませんね。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の基本情報

■公開日
2026年5月22日(金)

■監督
ジョン・ファヴロー

■キャスト
ペドロ・パスカル (マンダロリアン)、シガーニー・ウィーバー (ウォード大佐)

■公式サイト
https://starwars.disney.co.jp/movie/mandalorian-grogu

矢武兄輔

まちのえいが屋さん/キャプテン・ポップコーン

20歳の1月。札幌映画サークルに入会直後、さぬき映画祭への参加で『踊る大捜査線』の製作陣や深田晃司監督と出逢い、映画界の現実や地方から発信するエンタメの可能性を知る。そこから「映画館へ行く人を増やす」という目標を持ち、カネゴンを呼んでみたり、学生向け媒体をつくったり、休学して東京国際映画祭で勤務、映画館へ就職→退職→「矢武企画」を起業からの今は某局でラジオDJ。 すべては『踊る』の完結が始まりだった。そして、踊るプロジェクト再始動と共に…! ということで、皆さんにとって映画がもっと近くなれますように。

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