(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

2025.6.13

ありのままでいられるって、きっとそれだけで奇跡だ。『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が教えてくれる絆

6月13日(金)公開の『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は、自分らしく生きることの大切さをそっと教えてくれる作品です。20代から30代の葛藤を重ね合わせつつ、ジェヒとフンスという2人の若者が紡ぎ出す日常は、切なくも優しい物語。監督は、韓国映画界で高い評価を受けてきたイ・オニ。主演のキム・ゴウン(ジェヒ)、ノ・サンヒョン(フンス)の瑞々しい演技が、作品全体に温かなリアリティを与えています。

学歴至上主義や同調圧力といった現実社会の影がちらつきながらも、互いの存在が静かな光となって心を照らします。性別を超えた“名前のない絆”を感じさせる本作の扉を、ぜひそっと開いてみてください。

“普通”に馴染めない2人が紡ぐ名前のない絆


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

日本と同様に同調圧力がある韓国社会の中でも、自分の感覚を大切にまっすぐ生きるジェヒ(キム・ゴウン)の姿はまぶしいほどに輝いていました。思ったことはきちんと伝え、恋にも全力で向き合う彼女の真っ直ぐさは、まさに今の若者が求める“自分らしさ”の体現と言えます。

そして、一見静かでクールなフンス(ノ・サンヒョン)も、ジェヒと過ごす何気ない日常の中では自然な笑顔を見せ、その素顔の柔らかさは観る者の心までほぐしてくれます。

 
2人の関係は、恋愛でも友情でもない、枠にはまる言葉では説明しきれない、でも確かにそこにある“名前のつかない絆”。ルームシェアをする彼らが毎日を心から楽しんでいる様子は、見ていると思わず笑顔になります。お酒を飲み、食事をし、一緒に過ごすただの日常ですが、二人の関係性が一日一日を特別なものにしてくれているように感じるほど、ずっと観ていたくなるシーンです。互いのありのままを受け入れ合うからこそ生まれる、眩いほどの安心感に満ちた2人の時間は、性別やセクシュアリティを超えて、人として通じ合っています。LGBTQへの関心が高まり多様性の時代と言われる今こそ、ジェヒとフンスのような新しい関係が私たちに多くの示唆を与えてくれることでしょう。
 

(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

韓国のLGBTQについて考える。偏見や差別の中にある静かな痛み


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

本作が描くのは、ただの友情でも恋愛でもない“名前のない絆”の尊さと、そこに潜む見えない痛みです。フンスの母親が性的マイノリティを“治すべきもの”として祈る姿と、それを見つめるフンスの遠いまなざしには、根強い偏見の影が映し出されます。

ジェヒが大声で抗議する様子やフンスが身を挺して恋人を守ろうとするシーンでは「なぜ自分らしさを隠さねばならないのか?」という問いが胸に迫ります。繊細なテーマを扱いながらも、熱量ある瞬間と静かな余白を行き来する演出が、観客にも静かな解放感をもたらしてくれる作品になっています。
日本でもLGBTQの理解度が高まりつつありますが、2023年Pew Research Center調査結果では、韓国全体で41%が同性婚に賛成、56%が反対。一方18~34歳では賛成が61%と若年層で高い結果になっています。いまだ慎重な声も多く、フンスの母が受け入れられない現実、フンスの心の揺れにもリンクする、リアルな社会の空気感が伝わってきます。

(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

そっと置かれた問いかけが心に残る


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

“普通”とは何か、そしてそれを誰が決めるのか?
私自身も、常識という名の檻に囚われがちだった日々にハッとさせられ、ありのままの自分を肯定する勇気をもらいました。

大切な人と自然に笑い合えること。その時間を守れる世の中であってほしいと願いたくなる映画です。劇場を出た後には、きっとあなたも自分を肯定できるはず。“ありのまま”の輝きが、あなたの世界をそっと照らしてくれますよ。

舞台挨拶付きプレミア上映会にはサプライズで上白石萌音が登場!

本作の公開を記念し、6月5日(木)にTOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN7で舞台挨拶付きプレミア上映会が行われました。上映会当日の会場は、期待に胸を膨らませた観客で満席!キム・ゴウン(ジェヒ役)、ノ・サンヒョン(フンス役)、イ・オニ監督のほか、スペシャルMCに上白石萌音が登場しました。

上白石からは「本作にはお2人のお芝居を超えたリアルな感情が映っていたような気がしました」と感想が寄せられ、本作に込めた思いや魅力をキャスト・監督が教えてくれました。
ゴウンは「ラストシーンを観ていただければ、この映画を観て良かったと思ってもらえるはず」と話し、ノ・サンヒョンも「ジェヒと喧嘩する場面が印象的。二人の関係性を上手く表していると思うから」と語りました。イ・オニ監督からは「私の20代は失敗を恐れながら過ごしていたので、本作を通じて当時心残りだった20代をもう1度取り戻そうとするような気持ちで映画を作りました」と本作に込めた熱いメッセージが届けられました。

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の基本情報


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

■監督:イ・オニ

■原作:パク・サンヨン

■脚本:キム・ナドゥル

■キャスト
ク・ジェヒ:キム・ゴウン
チャン・フンス:ノ・サンヒョン
スホ:チョン・フィ
ジソク:オ・ドンミン
フンスの母:チャン・へジン
ミンジュン:イ・サンイ
ジュンス:クァク・ドンヨン

■公式サイト:https://loveinthebigcity.jp/

“普通”に馴染めない2人が紡ぐ名前のない絆


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

日本と同様に同調圧力がある韓国社会の中でも、自分の感覚を大切にまっすぐ生きるジェヒ(キム・ゴウン)の姿はまぶしいほどに輝いていました。思ったことはきちんと伝え、恋にも全力で向き合う彼女の真っ直ぐさは、まさに今の若者が求める“自分らしさ”の体現と言えます。

そして、一見静かでクールなフンス(ノ・サンヒョン)も、ジェヒと過ごす何気ない日常の中では自然な笑顔を見せ、その素顔の柔らかさは観る者の心までほぐしてくれます。

 

(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

2人の関係は、恋愛でも友情でもない、枠にはまる言葉では説明しきれない、でも確かにそこにある“名前のつかない絆”。ルームシェアをする彼らが毎日を心から楽しんでいる様子は、見ていると思わず笑顔になります。お酒を飲み、食事をし、一緒に過ごすただの日常ですが、二人の関係性が一日一日を特別なものにしてくれているように感じるほど、ずっと観ていたくなるシーンです。互いのありのままを受け入れ合うからこそ生まれる、眩いほどの安心感に満ちた2人の時間は、性別やセクシュアリティを超えて、人として通じ合っています。LGBTQへの関心が高まり多様性の時代と言われる今こそ、ジェヒとフンスのような新しい関係が私たちに多くの示唆を与えてくれることでしょう。
 

韓国のLGBTQについて考える。偏見や差別の中にある静かな痛み


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

本作が描くのは、ただの友情でも恋愛でもない“名前のない絆”の尊さと、そこに潜む見えない痛みです。フンスの母親が性的マイノリティを“治すべきもの”として祈る姿と、それを見つめるフンスの遠いまなざしには、根強い偏見の影が映し出されます。

ジェヒが大声で抗議する様子やフンスが身を挺して恋人を守ろうとするシーンでは「なぜ自分らしさを隠さねばならないのか?」という問いが胸に迫ります。繊細なテーマを扱いながらも、熱量ある瞬間と静かな余白を行き来する演出が、観客にも静かな解放感をもたらしてくれる作品になっています。

(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

日本でもLGBTQの理解度が高まりつつありますが、2023年Pew Research Center調査結果では、韓国全体で41%が同性婚に賛成、56%が反対。一方18~34歳では賛成が61%と若年層で高い結果になっています。いまだ慎重な声も多く、フンスの母が受け入れられない現実、フンスの心の揺れにもリンクする、リアルな社会の空気感が伝わってきます。

そっと置かれた問いかけが心に残る


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

“普通”とは何か、そしてそれを誰が決めるのか?
私自身も、常識という名の檻に囚われがちだった日々にハッとさせられ、ありのままの自分を肯定する勇気をもらいました。

大切な人と自然に笑い合えること。その時間を守れる世の中であってほしいと願いたくなる映画です。劇場を出た後には、きっとあなたも自分を肯定できるはず。“ありのまま”の輝きが、あなたの世界をそっと照らしてくれますよ。

舞台挨拶付きプレミア上映会にはサプライズで上白石萌音が登場!

本作の公開を記念し、6月5日(木)にTOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN7で舞台挨拶付きプレミア上映会が行われました。上映会当日の会場は、期待に胸を膨らませた観客で満席!キム・ゴウン(ジェヒ役)、ノ・サンヒョン(フンス役)、イ・オニ監督のほか、スペシャルMCに上白石萌音が登場しました。

上白石からは「本作にはお2人のお芝居を超えたリアルな感情が映っていたような気がしました」と感想が寄せられ、本作に込めた思いや魅力をキャスト・監督が教えてくれました。
ゴウンは「ラストシーンを観ていただければ、この映画を観て良かったと思ってもらえるはず」と話し、ノ・サンヒョンも「ジェヒと喧嘩する場面が印象的。二人の関係性を上手く表していると思うから」と語りました。イ・オニ監督からは「私の20代は失敗を恐れながら過ごしていたので、本作を通じて当時心残りだった20代をもう1度取り戻そうとするような気持ちで映画を作りました」と本作に込めた熱いメッセージが届けられました。

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の基本情報


(C)2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

■監督:イ・オニ

■原作:パク・サンヨン

■脚本:キム・ナドゥル

■キャスト
ク・ジェヒ:キム・ゴウン
チャン・フンス:ノ・サンヒョン
スホ:チョン・フィ
ジソク:オ・ドンミン
フンスの母:チャン・へジン
ミンジュン:イ・サンイ
ジュンス:クァク・ドンヨン

■公式サイト:https://loveinthebigcity.jp/

早川真澄

ライター・編集者

北海道の情報誌の編集者として勤務し映画や観光、人材など地域密着の幅広いジャンルの制作を手掛ける。現在は編集プロダクションを運営し雑誌、webなど媒体を問わず企画制作を行っています。

eventイベント・キャンペーン

point注目映画一覧(外部サイト)

The Odyssey

オデュッセイア

2026-09-11

トロイア戦争の終結後、イタケーの伝説的な王オデュッセウスは、故郷への長く危険に満ちた帰還の旅に出る。その航海の途上、彼は神々の気まぐれや神話の怪物たち、そして自身の知略と人間性の双方を極限まで試す過酷な試練に立ち向かうことを余儀なくされる――。

Backrooms

バックルームズ

2026-09-04

舞台は、都市伝説とされていた空間“Backrooms”。「ある日突然 “現実世界の裏側”へ墜ちてしまったら…?」どこまでも続く黄色い壁紙の部屋、終わりのない廊下。不自然な間取りと、意味を失い床に埋まった設置物。 わずかに現実からズレている――そんな出口のない“リミナルスペース”で、観客は“最高密度の不安と恐怖”を体験する。

The Dog Stars

ラスト・サバイバー

2026-08-28

謎のパンデミックにより人口の大半が失われ、生き残った者たちが奪い合いを繰り広げる荒廃した世界。パイロットのヒッグは、元軍人のバングリーと共同戦線を張ることで日々を生き延びていた。心の拠り所は、愛犬ジャスパーの存在と亡き妻の記憶だけ。そんなある日、彼のもとに無線を通じて謎の声が届く。世界の終わりになお希望が残されているかもしれないと考えたヒッグは、その声に導かれるように、未知の空へと飛び立つ決意を固める。だがその先に広がっていたのは、凶暴な動物や容赦ない襲撃者がはびこる、殺すか殺されるかの過酷な現実だった。

The Drama

ドラマなふたり

2026-08-21

ボストンのカフェで運命的な出会いを果たしたチャーリーとエマは、この上なく幸せな日々を送っていた。結婚式まであと7日と迫った夜、付添人の親友夫婦と4人での食事中、これまでにやらかした最悪の行いを告白することに。軽い気持ちで始めたゲームだったが、エマの【最悪の秘密】に全員がドン引き。チャーリーはエマには想像を絶する別の顔があるのではないかと恐れを抱く。幸せの絶頂は一転、疑心暗鬼のどん底へと墜落するが、結婚式の準備を止める術はなく、遂に当日を迎えるー。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉

2026-08-28

『叛逆の物語』の事件を経て、世界は表向き均衡を取り戻したかに見えた。しかし、その平和はあまりにも脆い。ワルプルギスの夜にまつわる新たな脅威が姿を現し始めたとき、暁美ほむらは自らが下した選択の代償と向き合うことになる——まどかを守るために、自分はどこまで踏み込む覚悟があるのか。